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第3回コミュニケーション勉強会 レポート

2011年11月5日(土)、第3回コミュニケーション勉強会が東京都豊島区で行われた。これまでは基本的なコーチングスキルに関して参加者と学びあってきたが、第3回目からは「コミュニケーション勉強会」と改名し、コーチングに限らず、職場や生活の場で活用できる様々なコミュニケーションスキルやノウハウを紹介していくこととなった。今回の参加者は14名。そのうちNICeユーザー以外の参加者は4名で、学びながら交流も深めた。



■テーマ
「意見の対立は怖くない!対立解消図を活用したコミュニケーション」


今回のテーマは「意見の対立は怖くない!対立解消図を活用したコミュニケーション」。意見が対立した時、人は自分の方が正しい、相手は間違っているという視点に立つことが多い。その感情をあらわにする人もいれば、人間関係を崩したくないばかりに、自分の意見を控える人もいる。いずれにしても、心の底から納得できる「解」が導き出されていないと、意見が採用されなかった人の意欲がそがれるなどの結果が起きる。だからこそ、人は「対立」を恐れるのかもしれない。
勉強会では、「意見の対立とは、同じ目標を、別の方法で達成しようとしているひとつの視点」であると捉えた。「対立解消図」というシンプルな図を活用して、お互いの「取りたい行動」ではなく、その裏にある「要望」を共に満たす、よりよい解答を導き出す方法を学んだ。


▲講師 Y2研究所代表 吉田裕美子氏

■オープニング

勉強会はまず、「ファジーアンサーで人間分布図をつくろう!」というゲームでスタート。質問に対して、Yes、Noだけでなく、一直線上で大体このあたり……というファジーな位置に立つことで、自分の答えを表すもの。参加者の立ち位置が分布図となって、答えの傾向を見ることができるゲームだ。体を動かし、声も発することで、体と気持ちの準備を整えたところで本番に移った。





■みんなで一緒に対立解消図を使ってみよう

まずは講師の吉田氏が予め準備した架空のストーリーに基づき、ファシリテーションしながら、対立解消図の活用方法を紹介。対立する行動、その裏にある要望、そして共通する目標を導き出し、対立がどのような構造で成り立っているかを視覚的に把握する方法を学んだ。

   
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次に、その解決策を導き出すために、図の中の対立・要望・目標をそれぞれの角度から検討・質問し、思い込みは無いのか、よりよい解答は無いのか、を確認していった。全員で考え抜き、当初答えなど無いかと思われた部分に意外な発想が出てきた。

 


■グループで対立解消図を使ってみよう

次に、別のストーリーを題材に、各グループで対立解消図を使用してみた。対立の構造が論理的に正しくつながっているかを、「声に出して読んでみる」という最も簡単で最もパワフルな方法で確認した。グループ内で議論が行き詰ったときは、「声に出して読む」ことを思い出すようにしてもらった。

  


■グループごとの発表
最後に、グループごとに作成した対立解消図とその解決方法を発表し合った。「多くの視点に触れることができた」「こんなに考えたのは初めて」「声に出すと論理的かどうかが分かる、という点が興味深い」などの声が聞かれた。

   

■主宰者からの一言
「最初から非常に熱い、積極的なディスカッションとなり、参加者の皆さんが、日ごろ様々な角度から物事を考えていらっしゃることが伝わってきました。面白い点としては、例題として用意したストーリーとは関係のないお仕事をされている人の方が、目のつけ所が新しく、ユニークな発想が出てきたことです。私達は皆、同じ環境に長く居ると、徐々に視野が狭くなってしまったり、思い込みが強くなったりすることの表れかもしれません。
対立解消図は、誰もがシンプルかつパワフルな問いかけをできるフレームワークとなっているため、グループワークの時点で、受講者の皆さんも使えるようになっていました。視点が固まりがちな状況に新たな風穴を開けるためにも、日々活用していただけたらと思います。次回のコミュニケーション勉強会は、2月25日の予定です」

取材・文/吉田裕美子氏、金井聖子氏
撮影/岡部 恵
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