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pickup!NICeな仲間の日記から
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人たちが集う NICe の SNS の中から、毎月選ばれる「月間最優秀日記」を紹介しています。起業家や経営者、支援者、起業副業準備中の人たちの実体験や発想、日常のひとこまから、学びと刺激をもらえます。
pickup! NICe日記 第19回 飯田真一さんの『憧れだった特急わかしお』



全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合うNICeのSNSの中から、
ご本人の承諾を得て、投稿したNICe日記を転載。
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戦争で夫を亡くした祖母は国鉄にずっと勤めていて、
退職した後ずっと住んでいた勝浦の興津で
海水浴客を相手に民宿を開業した。

その祖母の娘である母は夏になって
子供たちが夏休みに入って少し経つと
(不満タラタラながら)さも当たり前のように
その民宿の手伝いに駆り出されていて、
お盆を過ぎて海水浴場に土用波が立つ頃まで勝浦に滞在していた。

夏休みに入った子供たちにはまず最初に子供会のキャンプがあったので、
キャンプから帰ってきて少ししてから祖母と母のいる勝浦に行き、
海水浴と磯遊びを満喫して、お盆の送り火を済ませてから千葉に帰り
夏休みの宿題は8月31日にあわててやっていた。

勝浦に行く時は父の車か外房線の各駅停車だったのだけど、
やはり同じ時期、横浜の従妹も同じように勝浦に来ていた。
従妹の父(母の弟)も国鉄に勤めていて、
従妹たちは勝浦に来る時は東京駅から特急を使っていた。
特急に乗れることがとてもうらやましくて何度か母に
乗せてくれってお願いしたんだけど、その願いは100%却下だった。
最寄り駅は特急の停車駅じゃないし、
何より特急料金が高いからだめって言われ続けていた。

その後、車の免許を取ってから勝浦への移動手段は車になり
外房線の下りに乗ることもなくなり、
祖母も夫の足跡をたどる旅がもう終るというところで大往生をとげたので
勝浦に行くのも墓参りで両親を連れていく時くらいになってしまった。

5月から新しく始めた仕事で、
この仕事をするときは基本的に電車やバスで行くようにしてるのだけど、
明日それで勝浦に行くことになった。
ちょうどいい時間に到着するのが特急なんだよね。

茂原の駅辺りが高架になっていたり色々変化はあるのだろうけど、
明日は40年越しのしょうもない願いが叶う日なのでした。

※2014年7月9日投稿
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 千葉県市原市/NICe正会員・飯田真一(いいだ・しんいち)さん
 社会保険労務士いいだ事務所 代表
 NICe会員情報はこちら
 http://www.nice.or.jp/category/category/members/members-kanto/page/3

●NICeのSNSの中に投稿されている、フレンドからの紹介文
「初めてリアルで会ったのは2011年7月14日、
 千葉大で開催された「NICe&千葉大学 コラボレーション勉強会」
 http://www.nice.or.jp/archives/2763 でした。
 それ以降も、東京、千葉、名古屋、福島で、勉強会やセミナー、
 オフイベントでも、学びをくれるNICeな仲間です。
 温かくて、仲間想いで、優しくて、何かと頼りになるしんちゃんが、
 社労士だと知ったのはずいぶん経ってから(笑)ですが、
 心の熱さと信頼できる人柄に、なるほど天職!と納得でした。
 言葉数は少なめですが、ぼそっと面白いこともよく言うので、
 聞き逃さないでくださいね♪」


 
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