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pickup!NICeな仲間の日記から
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人たちが集う NICe の SNS の中から、毎月選ばれる「月間最優秀日記」を紹介しています。起業家や経営者、支援者、起業副業準備中の人たちの実体験や発想、日常のひとこまから、学びと刺激をもらえます。
pickup! NICe日記 第8回 佐藤浩崇さんの『個人事業の醍醐味』



全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合うNICeのSNSの中から、
ご本人の承諾を得て、投稿したNICe日記を転載。
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法人にした方がよいでしょうか・・・?

よく聞かれます。

法人にするメリットも少なくありませんし、
税金の事だけを考えても、法人にして、役員報酬という形で収入を得た方が、
税金は少なくなることが多い。

それは分っているけど、私は、
個人事業のダイナミズムも捨てたものじゃない・・・と思っている。

というのも、税金の計算上、個人事業の場合、給料という概念はありません。
収入から経費を差し引いたもの、そのすべてに所得税が課税されます。

一方、法人の場合、
法人として、益金から損金を差し引いた「所得」に対して法人税が課税されます。
そして、社長である事業主は、会社から役員報酬をを受けますが、
その報酬は、会社の儲けが多かったからといって、
事業年度の途中で増やすということは原則的にできません。

事業年度の初めに、決めた報酬額以上の支給を受けることはできないのです。

だから、いくら会社の業績が良くても、その利益は、会社に帰属します。
出資を通じて、間接的に会社を支配しているのは、社長(事業主)だとしても、
個人名義で余剰金を貯金することもできませんし、
そのお金を個人的な費消に充てることもできません。

個人事業では、稼いだものは、すべて事業主個人のもの。
それをどう使おうが、誰にも文句を言われる筋合いのないモノ。

頑張れば、頑張った分、すべて自分のものになる。
決まったものを決まった額だけもらう、サラリーマンと大きく違うところでもある。

自分のものになるのだから、頑張り甲斐もある。
それが個人事業の醍醐味だと思っている。

うちも法人にしようと思えば、条件はそろっているので、できるのだけど、
この醍醐味を失うことの寂しさを考えると、
やっぱり個人事業の方がいいや!と思えるのです。


※2013年5月28日投稿
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 東京都日野市/NICe正会員・佐藤浩崇 (さとう・ひろたか)さん
 佐藤浩崇税理士事務所
 NICe会員情報はこちら
 http://www.nice.or.jp/category/members/members-tokyo/page/4

●NICeのSNSの中に投稿されている、フレンドからの紹介文
「NICeを通じてお人柄に惹かれ、いつかじっくりお話をうかがいたいと
ずーーっと思っていたおひとりです。
その念願がかない、取材という形で、独立までのこと、現在のこと、
そして、お仕事への想いをうかがわせていただきました。
http://entre.yahoo.co.jp/casebook/0164/index.html
その信念に、温かさに、情熱に、ますます惹かれました。
世の中の税理士さんのお手本ともいえる『砂糖さん』と、
皆さん、ぜひつながってください」

 
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