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NICe関西@滋賀 番外編 湖族船競争レポート


2011年8月7日(土)、「NICe関西@滋賀」の番外編として、NICeの有志がチームを組んで湖族船競争に出場した。湖族船競争とは、今年で28回目の開催となる「堅田湖族まつり」のイベントのひとつであり、往復500mを1チーム15名でボートを漕いで競うもの。堅田地区は琵琶湖西岸に位置し、平安時代から湖上交通・物流の要衝として栄えてきた歴史あるエリア。そんな由緒ある祭りの競技に参加したNICe有志は、地元滋賀県を中心に、埼玉県、神奈川県、福井県、京都府、大阪府から集った15名。またファミリーでの応援に加え、競技後のバーベキューには愛知県からもNICeメンバーが駆けつけ、賑やかな夏の1日を大いに満喫した。


■前夜合宿・深夜のトレーニング

競技前日の8月6日、大津市で開催された「第7回NICe関西@滋賀 頭脳交換会」(レポートはこちら)を終えた出場メンバー達は、温泉で汗を流した後、番外編の実行委員長であり合宿地として社屋を提供してくれた井居義晴氏の会社、株式会社ACCURATEへ移動。そこで、福井県と埼玉県から駆けつけたNICeなメンバーと合流したのだが、すでに時刻は深夜1時近く。

  

当初の予定ではこの合宿で、「優勝するにはどのように漕げば良いかレクチャー&イメトレをする!」予定だった。しかし、すでに深夜。このまま宴会になるのかと思いきや、作戦会議がスタート! ボート競技はもちろん未経験、パドルを握るのは青春時代の公園デート以来というメンバーがほとんどだが、「出場するからにはトップを目指さずしてどうする!」と熱い熱い。

まずは、明日(すでに当日だけれど)のスケジュールと、NICeチームが出場する一般の部の参加チーム情報が説明された。各自治会対抗の部・一般の部・中学生の部があり、NICeチームが参戦する一般の部は6チームが出場する。3チームずつの予選を行ない、予選2位内で決勝に進出できる。1レースは往復で500mだ。さて、決戦当日のスケジュールは以下の通り。

6:15 起床/全員でラジオ体操&準備運動(バーベキューの準備もしておく)
7:30 会場入り(場所取り)
8:00 本部に登録受付け
登録後 湖族船に乗船して練習走行(1チーム約5分)
8:30 開会式に参加
8:50 湖族船競争開始
昼  祝杯&バーベキュー

予定はカンペキ! このチーム初練習となる5分で、どれだけの効果をあげられるかが大きなポイントだ。短い練習時間を有効に生かすためにも、スムーズな乗船を心がけようと、ますは配列を決めた。次に、出場歴18年の井居氏と、福井県から参加した瀧波氏の両氏からレクチャーを受け、パドルの扱い方、水の捉え方を教わった。

 

 

 

   
▲決めた配列の順番に並び、みんなでエアーパドルを漕ぎ始めるうち、腕の振りも大きくなっていく。そのうち社長室では何だからと、社内の廊下へ出て本格的な練習がスタートしてしまった。チームワークの要となる、太鼓役の山中氏のかけ声にあわせ、エアーパドルを必死に漕ぎながら「NICe!NICe!」と息を合わせるメンバー達。深夜2時、合宿所はますますヒートアップしていくのであった

 
▲出場まであと6時間。トレーニングを終え、NICeな仲間からメンバー全員に差し入れでいただいたサングラスとお揃いの帽子でますますて結束力が高まったところで記念撮影


■いざ出陣! 「俺たち、つながっているよなーっ」

いよいよ当日の朝。6時前にはほとんどのメンバーがすでに起きており(あるいは徹夜)、ラジオ体操こそすっ飛ばしたが、NICeな薬剤師から差し入れいただいたドリンク剤を服用し、『Rollin' Days』をBGMに気合いを入れて、7時に合宿所を出発! 会場となる「なぎさ公園」へ行く途中、朝食を摂るために寄ったコメダ珈琲店で大阪から参加の坂元ファミリーも合流。これで出場するNICeメンバー全員が勢揃い。みんなで栄養ドリンクを一気飲みし、いざ決戦の地へ。



▼8時38分、気温はすでに30度を超えていたと思われる。真夏の日差しの中、初めての練習タイムがスタート。指導員の指示に従い、ライフジャケットを着込んで、昨夜決めた配列順に乗船。パドルを握った手を、水につかるぐらいの位置まで下げ、水を押して引く。前夜のイメトレの成果か、“水をつかむ”のがなかなか上出来の様子だ。あっという間に5分が経過し、練習タイムが終了した
 

 


 
▲陣地に戻ると、昨夜のイメトレと実践との違いをさっそく話し合い始め、改善点を挙げていった。そして30分後、開会式に参加し、一般の部の予選抽選も行われた。その結果、全6チーム出場で3チームずつの予選1組目に決定。ライバルは、スターバックスチームと、優勝請負人と称される“なぎさ”と同組に……。「予選2位まで入れば、決勝進出だ!」と気を取り直し、本番まで待機

  



  

▼10時30分、いよいよ初陣。湖上のスタート地点に3チームが並び、スタートの合図で船長がブイを湖面に投げ入れた。出だしは順調。「NICe!NICe!」のリズミカルなかけ声もパドルを動かす腕も息が合い、“水をつかんでいる”


  

▼だが、片道250mは想像以上に長かった。折り返しブイを回り復路を進むほかチームが視界に入ると、「NICe!NICe!」のかけ声もどこか小さくなりかけていく。船長の位置から見える仲間の表情はつらそうだった。頑張れ! 


▼その時、永山氏が叫んだ。「俺たち、つながってるよなぁ!」と。「おーーっ!」と応える仲間たち。そこからまた、「NICe!NICe!」のかけ声に力がよみがえり、ゴールを目指して一丸となって進んで行く。汗か水しぶきか涙か、ぐしゃぐしゃになりながらも、みんな笑っていた。ゴールを切った瞬間、の最高の笑顔たるや!
 

 





ゴールから船着き場へとボートを向かわせる間、並行する予選2位通過のスターバックスチームを讃えて、「スタバ!スタバ!」とエールを送るNICeチーム。疲労困憊にもかかわらず、どこまでもNICe。

 


陸に戻ると、会場の解説員がマイクで声をかけてくれた。

「NICeチーム、お疲れさまでした! 琵琶湖は、初めてという人は?」
は〜〜い!! 手を挙げる私たち。
「ボートこぐのが、初めての人は?」
は〜〜い!! ほぼ全員が元気よく挙手。

場内は、温かな笑いと労いの拍手に包まれた。


▲タイムは5分23秒。惜しくも予選敗退だったが、初参戦にも関わらず、全21チーム中で19位は上出来。なにより、チームワークの良さ、意気込み、真剣さ、楽しんで挑む姿は超NICe! しかも、すでに来年へ向けNICeチームは始動している。2012年8月5日、第29回堅田湖族まつり・湖族船競漕でリベンジを果たすべく、NICe内のコミュニティでは出場メンバーの参加申し込みが始まっているのだ

▼“合宿所”に戻り、バーベキュータイム!敦賀から瀧波氏のファミリーが、また愛知県からも菅沼氏が一家で加わり、出場メンバーを讃えた








■NICe関西@滋賀 番外編実行委員長・舵手 井居義晴氏 から一言
「1年ぶりの滋賀でのNICe勉強会&番外編に、多くのメンバーが、一同に集まり前日から合宿をし、湖族船競争に参加しました。

リアルで会うのは初めての方もいましたが、NICeの不思議なところで、以前から知っていた気持ちになるんですね。メンバーと夜遅くまで宴会&イメトレをして寝不足のせいかもしれないですが、湖族船競争では実力が発揮できず、一般の部では惜しくも最下位。ですが、ディスイズ つながり力を目一杯感じることができ、参加して本当に良かったと思います。仲間と力をひとつにして、つながりと絆を強化できたことに心より感謝します。

お疲れバーベキューも盛り上がりが絶好調で、これぞ“つながり力”を肌で感じ、鳥肌ものでした! 最高の仲間とこの夏、最高の思い出になりました。またみんなで、盛り上がれる番外編を企画して楽しみましょう。そして、ぜひ来年リベンジしましょうね!!!」


出場メンバー
舵手/井居義晴氏
漕ぎ手6列目左/住田正則氏
漕ぎ手6列目右/横見全宣氏
漕ぎ手5列目左/松田尚三氏
漕ぎ手5列目右/瀧波裕幸氏
漕ぎ手4列目左/山浦一輝紀氏
漕ぎ手4列目右/市川幸弘氏
漕ぎ手3列目左/永山仁氏
漕ぎ手3列目右/石井英次氏
漕ぎ手2列目左/尊田一義氏
漕ぎ手2列目右/北出佳和氏
漕ぎ手1列目左/中村恵子氏
漕ぎ手1列目右/坂元ますみ氏
太鼓/山中智香氏
船長/岡部恵

取材・文、撮影/岡部 恵



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