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地域NICe勉強会

NICe関西 第3回 勉強会@新大阪 レポート



2011年2月26日(土)、NICe関西(みんなで関西を元気にするコミュニティ、略して「みんかん」)主催の第3回勉強会(頭脳交換会)が開催された。参加者は地元大阪府を中心に、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、和歌山県、ニュージーランドから総勢32名が参加。冒頭にNICe理事・永山仁氏から開会のあいさつがあり、スケジュールと頭脳交換会の仕組みを説明。そして、NICeのリアルイベントに初参加した5名のメンバーによる自己紹介を経て勉強会がスタートした。



ワンストップの店舗サポートを展開したい!

差別化を図るには?

利用促進のためには何が必要?



▲プレゼンテーターを務めたアーチネット合同会社 代表・中嶋俊夫氏


■プレゼンテーション

〜連携(つながり)の力で、あなたの店舗を応援いたします〜
店舗サポート」 について


プレゼンテーター
アーチネット合同会社 代表・中嶋俊夫氏

プレゼンターの中嶋氏は、プレゼンテーマである「店舗サポート」というビジネスプラン策定に至った経緯から説明した。現在は、携帯電話取次、携帯電話のWeb作成・管理、販売促進などの事業を展開しているが、かつて露店販売を経験。その時に新装開店を支援するサービスがあればと痛感し、その思いから新規事業として「店舗サポート」の準備を2010年11月にスタートさせた。

この「店舗サポート」とは、店舗形態で開業したい個人(オーナー)を対象にした情報提供サービスであり、店舗用物件から、施工全般(デザイナー、内外装施工業者)、人材、チラシ製作会社、販促システム製作会社まで、連携する各業者情報をワンストップで無料紹介し、その紹介料として各業者から平均3%のフィ−を得る仕組みだ。

サービス利用者である個人(オーナー)にとっては、“コンシェルジュ”“開店かけこみ寺”という位置付けで、コンサルティングを提供せず、あくまでも「どういう業者に頼めば良いかわからない」という人向けへの情報提供にとどめる方針。紹介した情報を取捨選択するのは、開業したい個人(オーナー)であり、コンペなどにより選択してもらう。例えば、デザイナー部門では、店舗内外装・看板・メニューなど、それぞれについて「店舗サポート」と連携した何人かをリストアップし、その経歴・制作事例・商材等の情報を示し、選択してもらう。

各業者(不動産業、工務店、店舗デザイナー、看板・チラシ製作会社、販促システム製作会社など)は、中嶋氏とつながりを持ったメンバーをリストアップする計画で、例えば店舗・看板等のデザイン部門については、京都の大学数校と産学連携し、学生の斬新なデザインも提供する予定。また、店舗物件については、大手不動産会社とのつながりのある人や、居抜き物件専門の人を、人材紹介についてはエステを中心に人材紹介を行っている会社の他、何社かと連携する見込み。

事業としての営業活動は2010年11月から始動しており、すでに20~30人程度の会合で2回紹介を行っている。また知人からも、「500坪の事業用土地を探して欲しい」という依頼や、「1日だけ貸してくれる店舗物件がないか」という依頼も受けている。今後のスケジュールとしては、2カ月間の告知期間を経て、今年6月頃には新聞、雑誌に、余裕があればラジオ等での広告出稿をする計画。

中心的利用者として考えているのは、自宅を改造したり、物件を探して、エステサロンや飲食店を新装開店しようとする個人オーナー。また、1日だけの貸店舗情報も提供していく考え。

ただ、店舗デザイナーや不動産業者の中には、すでに同じような事業モデルを持つところがあるのではとも考えており、このビジネス自体、参入障壁が低いとも感じている。今後、どのようなコンセプトで進めていけばいいか。また、コンサルティングせずに情報提供だけの紹介業でビジネスとして成り立つのかどうか、皆さんから意見を聞きたいとして、プレゼンテーションを締めくくった。

■質疑応答
プレゼンの後、質疑応答を行った。

Q1 料金体系は?
A1 客(開業したい個人・オーナー)にペイは発生しない。業者から平均3%の紹介手数料を得ていきたい。

Q2 物件の紹介で手数料を得るには宅建業の許可が必要だが?
A2 物件の紹介において手数料は取らず、無料で情報提供を行う。


■頭脳交換会

以上の質疑の後、山中智香氏寺田勝紀氏らから検討テーマについて提案があり、このビジネスをどうやって広げていくかについて頭脳交換会を行っていくこととなった。

  
▲▼5チームに分かれ、それぞれのアイデアを吸着式のホワイトボードに書き込んでいく

  
▲各チームの頭脳交換をまわり、意見を聞く中嶋氏

  
▲活発なアイデアが飛びかい場内は熱気に!▲Ustream配信をする永山仁氏(写真中央)、カメラマンを務めた前田和幸氏(右)

前回の「みん関」の勉強会同様(レポート参照)、4、5名のチームに分かれ、各チームのファシリテーターを内田氏・山中氏・長沼氏、野崎氏、山本氏が務め、約45分間アイデアを出し合った。そして、発表されたのが以下の通り。

■各チームの主なアイデア   ※抜粋、敬称略

内田チーム(小西・笹原・寺田・中村)

・3%をなぜ払うのかというメリットから考え、たとえば100店舗の情報を知っている、情報量が多い、HPには掲載されていない情報を持っているなど、中嶋氏の強みを打ち出す必要があると思う。
・ワンストップよりも得意分野に範囲を絞り、実績を上げつつ人脈を広げるのが良い。範囲を絞る案として、たとえば地域を絞る。その地域の裏情報まで提供できるようになれば、他社との差別化を図れるのではないか。実績を上げるための案として、たとえば先着3名様に格安で徹底サポートサービスを提供するなど。
・1日店舗出店パッケージを開発し、興業主となる。つまり、空き店舗を活用した1日店舗出店希望者を集め、チャレンジショップのような企画を開催する。
・逆の発想として、出店を希望する顧客の側に立って、見積もり交渉の代行を請け負えばどうか。出店費用を安く抑えることができるなど、メリットやウリをアピールする。
・店舗選びのポイントなど施工者を出演させ、わかりやすく示したDVDを作成し、配布する。

山中チーム(住田・尊田・前田(昌)・村田・横見)

・ターゲットを絞ったほうがいいのではないか。
・「お店を出したいが何から手をつけてよいのかわからない」顧客に対して、まずは相談相手に徹する。情報提供だけでなく、コンサル的な要素も取り入れなければ差別化は難しいのでは。
・店舗をやろうという人が好き、この仕事が好き、意欲的な人が好き、という中嶋氏のお人柄を全面にアピールし、「店をやりたいならこの人に聞け!」という信頼感を持たせる。
・収益を上げる前に、人柄を世に知らしめることが大事では。
・間口を広げるため、漠然と店を始めたい人や、何を準備していいのかわからない人向けにセミナーをしてはどうか。

長沼チーム(柴田・羽山・堀尾・前川・松田)

・紹介後の責任所在を明確にすること、紹介できる情報数の豊富さを示す必要がある。
・サービスを受けるものが感じる不安要素を排除する(実績紹介、サービス利用によるメリット、サポート事例など)。
・エステプラン、飲食プラン98,000円~ など、開業希望者に業務内容をわかりやすくパッケージ化しては。
・ターゲット別に分けた販促ツールをつくる。例えばエステならば、エステスクール等で告知できる。
・ターゲット別に対応(担当)者を配置する(エステ開業についての相談相手が中年男性では不安を煽る)。
・サービス内容、サービスを使ったことによる幸せ感、おしゃれ感、人柄を販促ツールでもっとアピール。連絡先も信用尺度になるので携帯電話番号はNG、フリーダイヤル必須では。
・そもそも業者紹介サービスならば、ネットでマッチングさせ、見積もり問い合わせで収益を上げてはどうか。

野崎チーム(井居・小林・坂元・塚原・森川)

どこで収益を生むかについてアイデアを出し合った。
1、仲介料3%という方法もいいが、代金を一括収受し再分配の形をとる。
2、中古備品など、本事業に絡むありとあらゆるコンテンツを拡充する。
3、中嶋さんが得意とする販促は自身でされたほうが利益率がアップする。
4、店舗物件の動線など物件情報を詳しく解説したリサーチ付き不動産情報で付加価値を高める。
5、富裕層向けにセミナーを開催し、お店を出店するという選択肢があるということに気づいてもらう。

山本チーム(市川・榎崎・黒江・鈴木・中島)

・エスコート業は信用を得ることが大切なので、成功事例を示すことが大事。
・取り扱う情報を充実させるため、人脈を広げる。
・中嶋さんはご自身の強みを「誠実さ」とおっしゃったので、キチンとやってくれる、誠実な業者さんとのみお付き合いしているということを全面に打ち出せばよい。そのためにポータルサイトを作成してはいかがか。
・商店街の空き店舗の活性化は地域にも喜ばれ、協力してくれる業者も多いのではないか。1日貸しや、1週間、1カ月単位などを提案し、駐車場も含めた時間貸し情報など、ポータルサイトにどんどん情報を載せていけば、掲載料で安定収入が見込める。
・チラシにわかりやすい料金体系と実績を載せてはどうか。
・ターゲットを広げるより、経験ある業種に特化するのもひとつ。これまでの経験を示し、得意分野を示してはどうか。

   

  
▲各チームのアイデアを発表。熱心にメモを取る参加者も多い


▲皆さんからの多彩なアイデアにお礼を述べる中嶋氏


▲NICe関西で最高の参加者数32名!勉強会後の集合写真も満面の笑顔。
次回3月は和歌山で、4月は大阪で、5月は姫路で!


■懇親会

この日は坂元ますみさんの誕生日。2日前の2月24日誕生日を迎えられた、2010年「第2回 NICe全国定例会 in 琵琶湖」の実行委員長・井居義晴さんと一緒に、誕生ケーキに入刀してもらい、会場の笑いを誘いました。
 


■参加者の一言感想

・NICeは今ものすごく勢いがある。NICeのつながり力をもっていろんな事業を立ち上げて、NICeの良さを広めていきたい。今こそ異業種が結束して、大企業でもできないことをNICeならできるというようにしたい。
・5月28日開催の第9回 NICe全国定例会 in 姫路にみなさんぜひお越しを。
・1月の京都、今回の大阪を通じて、みなさんからたくさんもらった熱気をエネルギーにして3月20日の「みん関@和歌山」でぶつけたい。みなさんのアイデアを楽しみにしています。修学旅行気分でぜひご参加を。
・NICeに来ると新しいことにチャレンジしたくなる。
・みんなすごくエネルギッシュで、いろんな考えがあって、なのに目指しているところが一緒ってところがすごいと思った。参加できてよかった。
・非常に前向きな会合。批判がない、前向きに広げていくスタイルがとても良い。
・ビジネスプラン、いろんな意見が聞けて楽しかった。プロアマ問わずいろんな意見を出せるのがみん関。否定されることを恐れず、迷ったら進めの精神でいきましょう。
・初参加したが、すごい熱気で少し酸欠になった(笑)。大型のプリンターを購入したのでプレゼンし、その活用方法などご意見を頂戴してみたい。
・いろんな意見いただいて大変勉強になりました。広げることを考えていたが、狭めて掘り下げる大切さを学んだ。
・新しい人がたくさん参加してくれたことが嬉しかった。新しい刺激をたくさんもらえた。
・いつも少人数の会に参加していたので、大勢でブレストする難しさを感じたが、楽しかった。
・今日のプレゼンはとても難しかったが自分にもプラスになった。ネットだけでなく、リアルに出会って、その人を理解したら親しみも出てくる。お互い助け合って成長していけたら良いと思う。
・私事ではありますが3月3日、結婚することになりました♪
「みん滋賀コミュ」を立ち上げることにした。市川さんが管理人。花見を兼ねて春にイベントしたい。それを7月のみん関@滋賀につなげたい。
・今回は人数も多く、来るたびに活気づいていて、素晴らしいと感じた。NICeとともに成長していきたい。
・いつも楽しくて、活力を与えてもらっている。すごく励みになっている。
・みんなと話していると自分の考えの中で新しい発想が生まれる。
・いろんな業種の方の多様な意見を吸収していきたい(大学生)。
・ひとり仕事なので、大勢の場に出ることがあまりなかった。勉強の場が増えてありがたい。
・いろんなことを話して、聞いて、お互い切磋琢磨していきたい。それがNICeだと思っている。

・みんな普段はそれぞれの場所でそれぞれ違うことをやっているんだけど、結局みんな目指すところはひとつなのだと感じた。結局人間がやるべきこと使命というのはひとつだという大切なことに気付いた。姫路実行委員長はすごく大役で、責任を感じるが、姫路は支え合う土地柄。仲間がたくさんいるので不安はない。使命をいただいた以上は成功させたい。姫路城改修中、定例会では間近に見れるチャンス。ぜひ観光がてらご参加ください。(5月28日に開催予定の「第9回 NICe全国定例会 in 姫路」の実行委員長・前田昌宏さん

■プレゼンテーター 中嶋俊夫氏の感想と今後の抱負

「今回のプレゼンに際し、守備範囲の広さ・紹介手数料を軸にしたビジネスモデル等に対し、自身の中で十分消化しきれない不安を抱えていました。しかし、具体的かつ細かく噛み砕き、すぐにでも実践可能なアドバイスを多数いただき、不安が払しょくできるとともに、具体的な行動プランも湧いてきました。また当日の懇親会では、早速具体的なオファーを何件かいただき、大変ありがたく思っています。誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします」


■ファシリテーターを務めた永山 仁氏から一言
「今回は姫路や海外など、多方面から初参加の方がたくさん参加してくださり、みん関(現NICe関西)過去最多の32名となりました。しかも、USTREAM参加者も把握している限り11名と過去最多となり、リアル・バーチャル両面で嬉しい限りです。初参加された方々が続々と次の勉強会に参加表明してくださっています。地道な活動が共感を呼び、NICeの活動が着実に広がっている事を素直に喜んでいます。進行がスムーズでなかったり、段取り不足があったり、何かと迷惑をかけていますが、参加者の温かい協力のおかげで大変有意義な時間を過ごすことができました。これからも初心を忘れず、参加者全員にとって実り多き会であるために努力したいと思います」

撮影/中島昭二氏
ustream配信撮影/前田和幸氏


取材・文/内田雅康氏長沼実侑紀氏中村恵子氏永山 仁氏岡部 恵


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