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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」50「たとえ海馬が不調でも……」




「おっ、この話はコラムの格好のネタだ」。
と、欣喜雀躍したものの、
翌日には、どんな話だったかまったく思い出せない事が最近多い。
……と、前回のコラムに書いた。

老化が原因と思って話を進めたが、よく考えたら、それだけではない。

面白い話を耳にする機会が訪れるのは、えてして酒席である。
しかも、アルコールが進むほど、すごい話に行き当たる確率が高まる。
ゆえに、思い出せない……。

ところで、飲むと思い出せないという現象は、何ゆえか?

前提として、記憶は短期記憶、中期記憶、長期記憶に分かれ、
「この話は面白い」なんて思った場合は、海馬に中期保存され、
さらに、「これは重要な話だ」と思ったら、
今度は海馬から側頭葉に記憶情報が移動し、長期保存されることになる。

こういったプロセスは、お酒を飲んでいても発生しているはず。
なのに、記憶は飛ぶ。調べてみたら、こういうことだそうだ。

『アルコールが脳に入ると、海馬で記憶伝達を行うグルタミン酸を受け取る
NMDAレセプターの働きが鈍くなる。そうなると、短期記憶はできても、
そこで得た情報を中期記憶として脳に定着させることができなくなる』。

何となくだけど、わかったような気はする(笑)。
つまり、そもそも保存していない記憶など、思い出しようがないって話だ。

ただ、面白いことに、
「感動した」とか「ワクワクした」とかいう感情は翌日も残っている。
結局のところ、人間は気持ちの生き物だと、つくづく思う次第である。

だから、具体的なやりとりは思い出せなくてもいいと考えることにした。
「何か素敵な話を聞いたなあ」という記憶を残してくれる仲間がいることが、
人生の豊かさの源泉だと思うから。


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第50号(2014/4/14発行)より一部抜粋して掲載しました。
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