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NICeプロデュース ふくしま“食”プロジェクト マコモ田 視察報告


 

2014年10月9・10日の2日間、「NICeプロデュース ふくしま“食”プロジェクト」の生産現場視察のため、福島県いわき市を訪問した。このプロジェクトは、組織や担当地域枠の異なりを越えて、連携による新たな6次化商品開発を目指した活動だ。NICe増田紀彦代表理事が2014年6月から、福島県農林水産部が実施する「福島県6次化事業体サポート事業」のコーディネーター職に就任し、また同部が実施する「福島県地域6次化イノベーター事業」のビジネスプランナーにも就任。同県各地に配置されている支援員らとともに、農水産物生産者のもとへ頻繁に赴き、福島県内の農林水産事業者が手がける6次化事業と、県内の農林水産業復興に取り組んでいる。その取り組みを通じて出合った農作物や加工品と、これまでNICeの活動や交流を通じて育んできた資源を組み合わせ、つながり力の連携により新製品をつくり出そうという取り組みが、この「NICeプロデュース ふくしま“食”プロジェクト」。同年9月、第1回会議が開催されている(第1回会議報告 http://www.nice.or.jp/archives/24457)。

今回はそのプロジェクトメンバーであり、プロジェクトのメイン商品:シフォンケーキの原材料のひとつである、マコモを生産している「彩花園」http://saikaeniwaki.sakura.ne.jp/index.html 代表・遠藤菊男氏のマコモ田へ、NICe増田紀彦代表理事、小林京子理事、福島県中小企業団体中央会 6次化事業体サポート事業6次化支援員のいわきエリア担当・荒川周介氏らで訪問した。

マコモとは、日本では古来から自生しているイネ科の植物で、遠藤氏は現在、この生産に掛けているマコモ農家だ。マコモの若葉粉末(人参の3倍のβカロチン、葉緑素クロロフィルを多く含む))を応用した6次化商品にも取り組み、同市・鈴木製麺株式会社http://www.suzukiseimen.co.jp/kaisya.htm と連携し、福島県6次化商品「彩麺(いろどりめん)」を商品化している。これは、マコモの若葉を粉末にしたものを練り込んだそうめんで、爽やかな緑色と、たたみのような癒しの香りがすると評判だ。

だがマコモの注目すべき点は若葉の部分だけではない。マコモはとても不思議な植物で、自然界にある食用黒穂菌(くろぼきん)というのがつくと、茎の部分から新しい茎が肥大し、それが食用マコモタケとなる性質を持っている。このマコモタケは主に中華料理の食材としてよく使われているという。その収穫時期は短く希少で、ちょうど10月の今頃というわけでお邪魔した。

人の背丈を超えるほどのマコモの葉に隠れるように、太さ直径4、5センチ、高さ20センチくらいのマコモタケがにょきにょきっと出ている! 鎌でざっくりと切り取ったマコモタケを、そのまま生で食してみると、まるでタケノコのようなしゃりしゃりとした食感で、甘みは果物のナシのようだった。

一行はマコモ田見学の後、彩花園の事務所にお邪魔し、遠藤氏の奥さま・娘さんらが調理したマコモタケのサラダ、マコモタケの天ぷら、炊き込み御飯、肉巻きなど、マコモタケ尽くしの料理をいただいた。その後、ほかにどのようなメニューや用途があるのか。連携の可能性、BtoBの販路などについて話し合った。

続いて、一行は同市の沿岸部へ移動。前述の鈴木製麺さんを訪問し、代表取締役の鈴木千里氏と会合。8月31日に神奈川県相模原市で開催された「NICe協力 第1回 流しそうめん世界大会」(開催報告はこちらhttp://www.nice.or.jp/archives/24036)でのPR活動の報告を行い、その後、鈴木製麺さんの商品パッケージについてアイデアを出し合った。




次回は、10月28日、福島県須賀川市のパン工房MANA代表 料理研究家・柳沼美千子氏(NICe会員情報はこちら)宅にて、「福島県6次化事業 NICeプロデュース・プロジェクト 第2回会議」。


番外編:
いわき市四倉町の農家・根本効さん。
2014年9月に岩手県大槌町で開催された「女性のための起業セミナー」の後、石巻市内の飲食店で偶然お目にかかったのが根本効さん。その時のご縁から、増田代表・荒川氏とともに根本さん宅へもお邪魔させていただき再会した
 


取材・文・撮影/岡部 恵


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