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異業種×異地域で、新規事業を創造しよう! NICe頭脳交換会 in 柏崎(体験付き)Part2レポート








2015年5月23日(土)24日(日)、新潟県柏崎市にて2日間に渡り、「異業種×異地域で、新規事業を創造しよう! NICe頭脳交換会 」が開催された。頭脳交換会とは、プレゼンターが自身の事業プランや課題を発表し、それをもとに参加者全員が「自分だったら」という当事者意識で建設的なアイデアを出し合い、ブラッシュアップや問題解決を図るもの。同時に、互いの経営資源を生かし合い、やがては参加者同士が連携して、新規事業を生み出そうというNICe流の勉強会のこと。今回は、初開催地となる柏崎市で、しかも2日間連続で実施した。新潟県内各地をはじめ、秋田県、福島県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、富山県から, Part1には28名が、Part2には18名が参加した。

2日間連続開催のプログラムのうち、Part2をこちらにレポート。
前半のPart1、第1部“つながり力”の第一歩「つながりワークショップ」、第2部・増田紀彦代表理事 講演 「異業種×異地域で、新規事業を創造しよう!」、第3部 異業種×異地域で参加者全員の知恵と頭脳をかけあわせる「NICe頭脳交換会」、第4部 事業・活動PRタイムの模様は、こちらPart1レポートをご覧ください。


Part2 

『ばらんすもう(R)』体験付き NICe頭脳交換会 in 柏崎



2015年5月24日(日)は、Part2『ばらんすもう(R)』体験付きのNICe頭脳交換会。『ばらんすもう(R)』とは、NICe頭脳交換会 in 柏崎の実行委員長でもある白川正志さんが開発したレクリエーションツール「ばらんすてっぷ」を使って、3人1組のチームを組み、手押し相撲の対戦をするバランス運動あそびのこと。白川さんは精密機器メーカーの3代目であると同時に、自身が開催した様々な“笑える運動あそび“”のツールを活用し、ジュニアとシニアの「運動あそび塾・しらさん家(ち)」http://www.warakashi.net/も運営している。

▼柏崎市の中心街にある「運動あそび塾・しらさん家(ち)」。
閉館された元映画館を活用し、地域活性化にも貢献している



Part2の舞台は、その「運動あそび塾・しらさん家(ち)」だ。
約112㎡ の広い空間に、クッション性があるマットが敷き詰められている。この日は、柏崎市レクリエーション協会のみなさんと、NICeメンバー計18名が集い、さっそく靴を脱いで遊びスペースへ。普段ここでは、幼児・小学生・中高年・高齢者向けの運動遊び教室が開催されている。工夫を凝らしたトレーニング方法とオリジナルツールで、“楽しいコト”により運動神経を向上させるさまざまなコースを提供しているほか、屋外での自然体験チャレンジコース、地域や施設へ笑いと健康を届けるお達者出前コースなども実施している。

さらに白川さんは2014年12月22日、地域イベント、企業・団体の組織の活性化を図る「ばらんすもう(R)」大会の企画・運営・指導を目指し、「ばらんすもう協会」を設立。
HP: http://www.balance-sumo.org/
今回は、その「ばらんすもう(R)」を体験し、普及のための知恵を出し合う頭脳交換会を行った。

まずは実行委員長であり、「運動あそび塾・しらさん家(ち)」代表であり、コーディネーショントレーニングブロンズコーチ、“笑える運動あそび”の伝道師・白川氏の指導のもと、アイスブレイクを兼ねたレクリエーションから。



「レク導入でよくやるものですが、グッパーから。
 片腕を前に延ばして手のひらはパー。もう片方の腕は胸にあててグーです。
 発声練習を兼ねて、少しずつ早くしていきます」

「えい!えい!」
「次は手を逆にします。延ばしたほうがグーです」
「えい!あれ? もうダメ〜!!(笑)」



続いて、ジャンケンでペア決め、2人1組になって、タイとタコを行った。
右手を差し出し合い、白川さんが、「タタタタタイ、タイ」と言ったら、
タイ役は握る、タコ役は逃げるというシンプルなレク。

「タタタイ!」
「タタタタタコ!」

「えええっ? あ〜!!(笑)」

「じゃ、次は左手に変えてやってましょう。タ・タ・タイ!」
「タ・タ・タ・イ!」

「ええええっ? あれ〜!!(笑)」



「ここまでは、言われたほうが握る、でしたが、入れ替えます。言われたら逃げる、です」
「ええーー(笑)」

「タタタイ!」「タタコ!」
やるたびに笑い声が起き、大盛り上がりだ。


次に、2人1組で背中合わせに座り、腕を組み、協力して立ち上がる身体コミュニケーション。
「せーの!」と息を合わせてすぐに立ち上がれたペアもあった!



何度やっても立ち上がれない組もあり、お手本に、増田代表と五十嵐さんのペアをみんなでチェック。
「おおおーーーー!」と歓声と拍手が。


次に、気をつけの姿勢で、相手に身体を預ける人間ポール。
正面からと、後ろ向きで挑戦。
「ふ〜っと浮くような感じで気持ちいい!」との声が続々。

 

足を揃えて棒立ちのまま。手を握らず手のひらで手押し相撲。
パンパンと。それだけでも笑い声が起きる。
ペアを代えて、女性同士で、男性同士で。



次は、足を肩幅くらいに開き、膝をゆるめてパワーポジションで手押し相撲。
白川さん「棒立ちでやった時とどう違うか、感じてみてください。力が入り、背筋が伸びたはず」
相手の手のひらをかわし、猫だまし作戦で手押し相撲をするメンバーも(笑)▼



          ●●● ●●● ●●●

いよいよ本番!
柏崎グループとNICeグループでの『ばらんすもう(R)』対戦スタート!






【基本的な仕組みとルール】

『ばらんすもう(R)』は、ばらんすてっぷを使って3人1組で対戦する運動あそび。白川さんは、「みんなでつながる・感じる・愉しむ」をコンセプトに、体幹・インナーマッスルの基礎づくりにも貢献したいと、この「ばらんすてっぷ」を開発した。

ステップの上に足を乗せると、表面に凹凸があり、踏みこむと足裏全体がマッサージされるような気持ち良さ。と同時に、チューブを通じて空気が別のステップへと送り込まれるので、足元がとてもアンバランスになる。踏み込んだ自分もぐらぐらするが、空気を送り込まれた相手もまたぐらぐら。つまり意図的に、対戦相手のステップを変形させることができるという仕組みだ。日常では体験しにくいアンバランスな状況をチームプレイでつくり出し、チームワークを実感しながら、相手も自分たちも思わず笑顔になってしまうのが特徴だ。
※イラスト:ばらんすもう協会HPより

1 ばらんすてっぷを配置


2 空気を入れた複数の袋がチューブでつながっており、対戦する3人1組がそれぞれ図のように立つ


3 中央に立つ二人が手押し相撲をし、相手をばらんすてっぷから落とそうとする。
4  同時に後ろ側に立つ4人が片足でばらんすてっぷを踏み、それぞれ中央の相手のバランスを崩して味方を助ける



ルールはシンプルで、合図とともに手押し相撲をして、ステップから落ちたほうが負け。
柏崎グループとNICeグループが8人対8人で対戦することになり、全員が、中央での手押し相撲と、相手のバランスを崩す左・右を必ず体験することに。誰が最初に対戦するか、順番はどうするか。その作戦もこの遊びの楽しみのひとつだという。

「対戦する、邪魔する係の左右、必ず出番がひとり3回あります。男女対戦は同性同士より、女性が勝ったら得点を多くします。誰と対戦するか、作戦を立ててみてください」と白川さん。


いざ対戦!





中央のステップに乗りバランスを取るだけで精一杯で、手押し相撲に関係なく落ちる人。粘って粘って勝つ人。豪快に転がっていく人、百面相で相手を笑わす作戦をする人など、勝ったほうも負けたほうも見ている人もみんな大笑い。









同点で迎えた決勝戦では、増田代表が「コマネチ!」で笑わせ、
一瞬の間に突き落として勝利! どちらのチームも全員が大笑い。
まさに、「相手も自分たちも思わず笑顔になってしまう」を体験した。




▼休憩時間にも、2人対決や、バランスボールで遊んだり、
ゴムボールで野球をしたりしていたが、その延長で、
柏崎市内チーム対NICeチームのドッチボール大会も行われた








NICe頭脳交換会

テーマ「『ばらんすもう(R)』を今後どう普及させていく?」



ファシリテーター:増田紀彦代表理事

「こんなに遊んだのは何10年ぶりか。楽しい時間をありがとうございました。
実際にこのスタジで、この環境の中で体験してみて、いかがでしたか?」

柏崎市レクリエーション協会のみなさんのほとんどは、子どもたちの対戦をサポートすることはあっても、自分で体験したのは今回が初めて。またNICeの面々も、NICeの集まりや展示会で、ステップに乗る、あるいは対戦を試したことはあっても、ここまで“本気で”対戦したのは初めてだ。



【感想】
・ここで体験するのは初めてです。別の場所で子どもたちと経験していた。
 ご年配の方には少し難しいかなと思ったが、自分は楽しかった。
 負けても楽しいし、笑えます。
・対戦だけでなく、邪魔する役の人が勝手に飛んでいくのも面白い。
・白川さんのオープニングからの導入がうまかったと思う。
 実際にやってみたら、脇の邪魔する役のほうが、踏み込む加減が面白いなと。
 バランスをとろうと立っていること自体が難しくて面白い。
・全員が主役になれるのがいい。
 最低3人いればチーム対抗ができるので、いろんなところでこの楽しさを知ってほしい。

増田代表「勝ち負けもあるけど、負けた時に責任感がないですよね(笑)。
脇の人との関係もあるので、責任も分散されていて楽しい。
間接が固くなったなぁと感じましたか?」

・年齢に関係なく、弱いなぁと思いました(笑)

増田代表「ご年配の方にも勧めたいとのことですが、どうでしょう?
勧めるとしたら、それはなぜでしょう?」

・自分は高齢者の方を相手に月4回程の活動をしているが、80歳以上ではステップに立つだけでも大変かなと。
・転ばないようになるには、バランスを取る。これはバランスを取ろうと頭も使わないと勝てないので、頭も使う点は高齢者に勧められる。

増田代表「転倒しないからだづくりですね。
私たちは普段はバランスを取ろうと頭では考えないですね。無意識でバランスを取っていますが、これは取ろうと考えますね」

・思ったのは、実に中年のみなさんが楽しそうだなと(笑)。子どもに人気なのもよくわかるが、子どもたちはいろんなスポーツがある。お年寄りではなく、意外に中高年へお勧めなのでは?
・中高年は仕事も忙しいし、育児もあるしで、時間がないと言う。そのくらいの年代から身体を動かしたほうがいいと言っても、その時は忙しいからと。自分も今だから言えることだが。





増田代表「老化は始まっているのに、忙しいから、という世代ですよね。
仕事や家庭など、断る理由がいくらでも出てくる。やるとこんなに楽しいのに。
では、その忙しい中高年にどうやらせるか?」

・運動という切り口はあるが、やっている時にあれだけ笑うので、笑いをもたらす効果が大きい。そこをアピールする方向へ持っていくのはどうか。あんなに可笑しいからやってみる、のように。また、ご年配の方なら、対戦ではなく邪魔する役・脇で踏むほうの役だけならできるかもしれない。

増田代表「そうですね。直に対戦する選手役は危ないかもしれませんけれど、踏むほうなら参加できるかもですね。もう少し対象層を考えてみましょう。中高年は忙しく、ストレスも多い。今日、みなさんは随分とストレスを発散できたのではないですか?(笑)」

・とても!!
・時間を忘れました!
・先日、目にしたのですが、ある接骨院が表に「メディカルフィットネス」と看板を揚げていて、これは誰が対象なのだろうと。考えてみると若い女性だなと。なるほどと思った。接骨だけでなく、身体をメンテナンスする場、美容と健康として提供している。中高年は時間がない、との意見があったが、時間がある年代、たとえばお年寄りにも、予防介護という観点で勧めてはどうか。

・テニスのように昔やっていたこと・やったことがあることなら、今もやろうという気にもなる。好きなこと、できること、やったことあること、ならばそう思うが、これは新しいこと。新しいことでも何でもやってみようという人もいるが、やらない人はやらない。それと、自分の地域でやるのは恥ずかしいという人もいると思う。

・昔やったことは親しみがある。新しいものはとっつきにくい。であれば、たとえばコンビニで簡単に血液検査や体力測定ができる感覚で、体力測定はどうか。肌年齢チェックしますよ、みたいな切り口だったら、ここへ来るのでは? 健康チェックを切り口にして呼び込む。ここへ来てみたら、なんか面白そうなものがある、楽しそうだからやってみようかなと。

・予定になかったドッチボールまでやったように(笑)
・そうそう!
・実際に体験してみたら楽しかったが、表の通りからここの入り口を見たら、私個人は入ろうとは思わなかったと思う。さきほどの「メディカルフィットネス」の看板と同様に、30代男性の自分は、ここの対象者ではないと勝手に判断してしまうと思う。

増田代表「みなさんの地元ではどうでしょう。柏崎と似た街が日本中にあると思います。秋田県横手市はどうですか? どのような取り組みをしていますか?」

・誰でもできる「横手ダーツ」http://dropdarts.com/というものがある。ダーツは普通、立ってダーツを投げるが、「横手ダーツ」は下へ落とすのが特徴。なので年代問わずどなたでも、車イスの方でも楽しめる。採点方法もダーツは面白い。最初に持ち点があって、ダーツ得点を引き算していく。ダーツ得点もかけ算する必要があるので、かけ算・引き算しながら、自己申告制で採点していく。自分で計算するので脳も使う。最近の普通のダーツは自動計算が多いが、これは手動で、自分で計算するのでぼけ防止にもなる。ちょうど施設へも普及しているところで、私も経験しているがとても面白い。ばらんすもうの採点にも応用できるのではないか。

増田代表「さきほどは手押し対戦と邪魔する役すべてを、全員がやりましたが、ダーツを落とすだけ、のように、邪魔する役だけ、と敷居を下げていくと参加しやすいかもしれません。それと計算、面白いですね。複雑化させることがヒントになるかもしれませんね」

・邪魔する役だけでも面白い。青竹踏み、健康スリッパのような感覚で気持ちよかった。
・邪魔役だけならやりたい人はいると思う。
・そういう場を知ってもらい、まずは体験してもらう、その情報をどう伝えるか、ですね

増田代表「呼び寄せやすくする。私なら、ベーゴマ大会があると聞いたら行こうと思います。行ってみたら、ドッチボールもある!懐かしい、やりたい!となる。さらにその場にばらんすもうがあれば、面白そうだ、やってみようかと。いきなりではなく、入りやすい順番で行けば、いいかもしれません。気分をくすぐる手です。さて、採点方法、算数の方法ですが、どうすれば計算がより面白くなるでしょう?」

・手押しで勝った得点と、邪魔されて勝った場合と得点を変える
・チーム対抗だけでなく、個人としての得点を設ける
・ステップの空気の量を調整できると聞いたので、何パターンか用意して、選手は自分でセレクションできて、これで勝ったら何点とか。チーム対抗なので、最後は逆転にかけて、空気量の多い・得点が高いステップで挑戦するとか。

増田代表「さきほど、男女対戦で女性が勝つと高得点のように、ほかにもハンデ制ができますね。重量級の場合は、邪魔する役の人もちゃんと踏みこまないとステップが踏めない。体重ハンデは厳しいかな」

・体重は申告しにくい
・最初に足をステップのどこに置いたらベストか、確認した!
・ベストポジションなのか、ちゃんと力が入るか、踏み込めるか、も脳で考えますね
・あんなに大それた転び方を最近していないので(笑)、転ぶ醍醐味も感じた。
 どこまで転んだか、転んだエリアによって点数を加点するのもいいかも
・周囲に白線を敷いておくとか
・ころびっぷりで点数、百面相の顔作戦も点数にするとか
・見ているだけでも楽しいので、まわりの笑いも得点に





増田代表「今まで怪我や事故などはありますか?」
白川さん「ないです。子どもたちは準備体操せずいきなりやってしまいますが怪我はないです。子どもだから多少の無茶をやっても大丈夫ですが、今日はみなさん夢中でしたよね。大人がやるとなると無茶すると怪我の可能性は出てくるかもしれませんね」

・少し懸念に思ったのは、自分だけでバランスをコントロールできない面白さはあるが。ちょと捻挫したりしそう。立って対戦ではなく、座って対戦すれば、怪我する心配も減るのでは、バランスを崩した時に、支える人が床に居るとか

白川さん「以前膝立ちで実施したことがあります。確かに衝撃が違います」

・自分は腰痛持ちなので、やる前はやっちゃったらどうしようという怖さは正直あった。
 だがその分、バランスを取ろうと考えた。脳を使う遊びなのだと実感した。
・オープニングからのレクリエーション・準備体操の順番が良かった
・あんな転ぶつもりなかったのに、という点も面白さだと思う。
・ここにはマットが敷いてあるので、今日も転んでも痛くはなかったが、派手に転んでも大丈夫なように、
 周囲にウレタンやクッションを引き詰めては?
・思う存分ダイビングできるとなると、飛び込みたくなる(笑)
・ローラースケートが流行っていた時はヘルメットをしていた
・大人はそこまで着用するとなると、面倒くさくなりそう。クッションはいいと思う

白川さん「今、コラボの計画をしていて、海岸の砂場でやろうと考えています」
増田代表「それはいいですね。砂場なら自然のクッションになってくれそうですし、盛り上がりそうです。
ところで、みなさんは、怖い、という感覚はありましたか?」

・怖いとは感じなかった。バランスが取れない面白い!と思った。
 個人的に借りられるのならば、立つだけでも、お年寄りに、このフワフワ感を体験してもらいたい。
 快感だと思う。
・いろんな運動器具があるが、こんな感覚はほかにない
・すもう、というと烈しい・荒いイメージだが、立っているのは快感。
・地域のおじいちゃん、おばあちゃんが喜ぶと思う
・過去に会議室で体験したことがあったが、今日のほうが何倍も楽しかった。
 このスタジオの雰囲気も魅力と思う。自分たちもそのつもりの服装で参加したし。
 この雰囲気を持っていけるといい

白川さん「3人で輪になって受け渡す、というところから構想が始まったので、バランスを取りながら、計算するとか、何かするとか、すもうではない使い方、楽しみ方ももあります」

・何が足りないのか考えていたのですが、音楽があればいいなと。利用者の年代に合わせて、昔のディスコ風とか。押すとピヨピヨ鳴るおもちゃのような、踏み込むと効果音的なものがあると楽しくなるのでは? この音を聴くと昔を思い出す、のような。
・ご年配向けには、すもう対戦ではなく、その音楽が鳴り終わるまで立っていられたら何点とか、得点制にしては? さらにレベルを上げて、邪魔しても、音楽の間、立っていられたら高得点とか。
・邪魔する役・補助の人たちも自己申告で、自分が何回踏んだかポイント制にする。アシスト点のように

増田代表「まだまだアイデアがつきませんが、時間です。
今日はみなさん本気でやったから、面白さも怖さもわかり、いろんなアイデアが出ましたね。
白川さん、いかがでしたか?」



「まず、すぐに取り入れられそうだなと思うのは、点数です。計算する場、横手ダーツ方式を組み合わせてみたい。また、怪我の危険性については、これまで子どもたちの怪我がないのは、上手に転ぶという防衛体力的な、とっさの頭で考えていない力もひとつあると思います。こういうのは行政ではできません。現在、通っていただいているコースでも、夢中になって身体を動かすので、当然転ぶ可能性もあります。ですが、バランスを崩したり、よろけたりすることは、能力を維持していく。高めていくうえで、兼ね合いは難しいのですが、楽しみながら結果的に身に付くように、安全性を問われても譲れない部分かと。それを受け入れられる人にだけ提供していきたいと思います。持病がある方は、ここまでならできるかという判断をご本人にゆだねざるを得ない面があるので、ご理解していだたける信頼関係を継続して努めていきます。膝立ち姿勢のばらんすもうも、以前はやっていたことでしたが、忘れていたので新たに気がつけてありがたいです」

増田氏「難易度の低いところから実践して広めていく。急にはできないですから、徐々に見る人、知る人、やる人が増えるといいですね、地方発信のスポーツはありますから、もっともっと話題にしていってほしいです。身体も頭もフルに使って、おつかれさまでした!」



【ばらんすもう協会】
http://www.balance-sumo.org/
【笑足ねっと・運動あそび塾【しらさん家】】
http://www.warakashi.net/







取材・文、撮影/岡部 恵