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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」72「いいものが入っている→悪いものが入っていない」





4月1日から食品の機能性表示制度がスタートする。

ちなみに食品には3つの機能がある。
1番目は生命維持のための栄養機能、2番目は「おいしい」などの感覚機能、
3番目が、体のバランスを整える体調調節機能であるが、
「機能性」と言う場合、この3番目の機能を指している。

現在、3番目の機能を表示できる食品は、
栄養機能食品と特定保健用食品(トクホ)に限られ、
一般の食品がそれを訴えることは各種の法律で禁止されている。

しかし、トクホのハードルは相当に高く、
中小食品メーカーが機能性の高い食品を製造しても、
トクホを取得することは、現実的に言って無理。

「そこを変えないといけない」という高らかな掛け声のもと、
議論が開始された新制度だが、結局、厳しいルールになってしまった。
専門家が集まれば、話はどうしても厳格な方向に行ってしまう。
それにもかかわらず、消費者団体などからは、
「表示はあまり信用できない」と言われる始末で、踏んだり蹴ったりだ。

だが、私はまるで落胆していない。
「〇〇に効果のある、□□を含んでいる」と表示したところで、
本当にそれが、その食品の売り上げに貢献するのだろうか。
多少はするかもしれないが、
その効果がさほど大きいと、私はそもそも思っていないからだ。

むしろ、話は逆ではないだろうか。
農産物を例にすれば、「農薬不使用」「化学肥料不使用」など、
カラダに「良いもの」が入っているという話より先に、
カラダに「悪いもの」が入っていない、という訴求をしている。
食品でいえば、豆腐などの「遺伝子組み替え大豆を使用せず」もそうだ。

これに学べばいい。
「砂糖不使用」「食塩ゼロ」「亜硝酸Na不使用」「トランス脂肪酸含まず」など、
「何が入っていないか」を堂々と訴えるほうが効果大だと思う。

たとえば宮崎県の協力会員、穴井浩児さんのスモークベーコンが人気なのは、
1.ボリュームも肉質もばっちり!(栄養機能OK!)
2.激しくうまい!(感覚機能OK!)
3.そして保存料も着色料も一切使っていない!(体調調節機能OK!)からだ。


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第72号(2015/3/16発行)より一部抜粋して掲載しました。
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