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ウイークエンド交流会 しらかわ“食”ビジネス創造!(NICe協力 )第8回 開催報告






2015年11月6日(金)、産業サポート白河(白河市立図書館内)にて、白河市共催、一般社団法人起業支援ネットワークNICe協力による「ウイークエンド交流会 しらかわ“食”ビジネス創造!」第8回が開催されました。

これは起業家支援・創業支援のための交流会で、7月から12月までほぼ隔週のウイークエンドに全10回シリーズで開催しています。コーディネーターは、福島県6次化イノベーター、福島県6次化事業体コーディネーター、ふくしま6次化創業塾主担任講師などを務め、県内6次化推進役のひとりであるNICe増田紀彦代表理事。毎回それぞれ“食”ビジネスにまつわるテーマを掲げ、“楽しく交流しながら”を大切に、オープニングには自然とリラックスできる楽しいアイスブレイクを、またエンディングにも美味しい試食交流タイムを設けています。聞く一方の勉強会とはひと味もふた味も違う、まさに“楽しく交流しながら学び合える=交流会”です。
第8回目となった11月6日は、北條農園の北條睦子さんををお招きし、増田代表との対談形式によるゲストトークが行われました。

会場は、白河小峰城からJRをはさんだ白河市立図書館1階にある産業サポート白河。初めて参加された方を含め、白河市内、棚倉町、会津若松市、栃木県から、“食”ビジネスに興味がある方、すでに起業されている方、お米や果実、野菜などの生産者さん、6次化商品に取り組んでいる方、いつか起業したいと思っている方など、さまざまな年代・業種のみなさんが集いました。交流会事務局の小室さんのあいさつでスタートです。




▲オープニングは、福島県6次化イノベーターでもあるNICe小林京子理事によるアイスブレイク。前回の交流会で好評だった(10月23日開催 第7回レポートはこちらhttp://www.nice.or.jp/archives/32712)「効果が上がるプレゼンテーション」から、ワークのひとつ、“伝える順番”を実践してみることになりました。その順番とは、1.結論を言う、2.その理由を言う、3.具体例を言う、4.そして最後にまた結論を言う、です。小林理事から出されたお題に沿って、まず最初に、1の結論だけ言う練習をし、次に2グループに分かれ、1〜4をひとずつ伝えるワークが行われました。最初に結論を言葉にする、言い切ることで、その後の理由や具体例が自然と浮かんで言葉になっていくことを体感しました。そしてアイスブレイクの締めくくりに、「果物で一番好きなものは?」を全員で語り合い、本日のメインテーマ・ゲストトーク聞き手の増田代表へバトンタッチ



▲▼ゲストトークに登壇されたのは、ぶどう・桃・梨・キウイ・りんごなどを多様な品種で生産している北條農園の北條睦子さんです。北條農園さんは白河市東地区(旧東村)で110年以上続く果実農家さんで、3代目の園主であり睦子さんのご主人・北條雄三さんは、有機肥料・低農薬で栽培する福島県「エコファーマー認定農業者」でもあります。ご家族で丹誠込めてつくられる美味しい果実をさらに生かして、『ビートルズ』のアルバムジャケットでもおなじみの青リンゴ「グラニースミス」を使用した『しあわせりんごケーキ』、ふじ、ジョナゴールド、シナノゴールドそれぞれの3種のりんごジュース、桃ジュース、りんご飴、もも飴など、様々な6次化商品の開発に取り組んでいるのが睦子さんです。さらに2015年7月18日には、新幹線新白河駅から車で20分ほどの場所(福島県白河市双石下根岸84)に直売所もオープンさせました。またその一方で、睦子さんは結婚前にアメリカ留学で語学を学んだ経験を生かし、現在も農園事務所の一画で、英語教室を主宰する英語の先生でもあります。



そもそもなぜ、福島市生まれで非農家出身の睦子さんが、白河市の果実農家さんへ嫁いだのか。ご主人と出会う以前のアメリカ留学時代の話題から、帰国後のこと、ご主人とのなれそめ、農家のお嫁さんになってからのご苦労や喜び、結婚後に英語教室を始めた動機など、プライベートなお話しや心情もお披露目いただきました。また、現在は50種類以上の品種の果物やお米などを生産していますが、いつから、なぜ多品種へと展開するようになったのか? そのきっかけは? さらに睦子さんが6次化商品の開発に取り組もうと思った理由は? その醍醐味は? ご苦労や喜びは? 今の夢は? 今後の計画は? などなど、睦子さんのこれまでの軌跡や商品展開などの画像を見ながら、増田代表との対談形式で具体的にお話しいただきました




▼ゲストトークの次は、美味しい試食&交流タイムです。今回はもちろん、北條農園さんから、睦子さん手づくりのアップルパイ、しぼりたてのりんごジュースが振る舞われました。また、商品化間近なキクイモの和菓子も、棚倉町の東日本薬草研究所代表・小田八州雄さんが持参し、形状やパッケージなどについて活発な意見交換が繰り広げられました




参加者からは、

「北條さんが嫁がれる前に東村へ訪れた時、すごい山の中に感じました。そこに嫁いで家業を手伝っている北條さん、尊敬しました。今後のご活躍を期待しております。ジュースとパイ、ごちそうさまでした」

「とっても楽しい時間を過ごすことができました。回を重ねるたびに、私も何かできるんじゃないか!何をやろうかと日々考えるようになりました。両親の土地が空いているので何ができるか、本気で考えます」

「北條さん、不思議な人だなと興味を持っていました。チャレンジ精神があって素敵な人だと生き方を聴いて感じました。これからもファンタジーのある果物を作ってください」

「北條さんの人生、素敵です!」

「初めての参加で、自分の意見を話すのは恥ずかしいですが、いろんな方の様々な考えを聴けてとても良かったです」

「フルーツだけでも多種あり、ジャムなどを作るので参考になりました」

「あと2回というのがとても残念ですね。今回も大変良かったです」

「すごく参考になりました。北條さんの話はとても楽しくて凄く良かった。いただいたもの全てがとても美味しかったです。ごちそうさまでした」

「活躍できるポジション、貢献できることを自分で見つけて切り拓いていく。その結果、ひとり何役も仕事をして輝いていらっしゃる北條さんの頑張りに感銘しました。自分も見習いたいです。アップルパイ、とても美味しかったです!」


座学で聞くだけの勉強会とはひと味もふた味も違う、
“楽しく交流しながら学び合える”2時間プログラムの
「ウイークエンド交流会 しらかわ“食”ビジネス創造!」。
10回シリーズも残り開催はあと2回となりました。
次回、第9回は、11月20日(金)18時30分から。
「パッケージデザインとネーミング の極意」
講師は増田代表です。
どうぞお楽しみに!




●参加お申し込みはこちら
一般社団法人産業サポート白河
http://sangyo-support.jp/newsreport.aspx?arg0=1
参加者氏名、住所、連絡先、参加ご希望の日時を明記の上、
FAXまたはお電話、E−Mailでお申込み下さい。参加費は500円です。
TEL:0248−21−7361(担当 小室)
FAX:0248−21−7362
E−Mail:sunport@train.ocn.ne.jp

取材・文、撮影/岡部 恵

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