一般社団法人起業支援ネットワークNICe

ユーザーログイン
最新イベント


お役立ちコラム



Column
NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」105 上から目線で「がんばれ」って言われても……



──▼────────────────────────────────
<最近の応援> 上から目線で「がんばれ」って言われても……
──▼────────────────────────────────


「がんばれ」「がんばれ」「がんばれ」「がんばれ」「がんばれ」「がんばれ」…
…。
8月上旬、山手線車内の広告スペースが、この文字で埋め尽くされていた。

広告主はリオ五輪&パラリンピックの公式スポンサー全企業。
この時期、この広告を選手が目にすることは100%あり得ない。
叱咤激励の嵐にさらされるのは、実際のところ、
満員電車に耐えて朝早くから勤務先へと向かうビジネスマンたちだ。

言わせてもらうが、この人たちはもう十分頑張っている。
なのに、今さら何を「がんばれ」なのか。

もともと思っていたことだが、「がんばれ」という言葉は空虚だ。
およその人は、頑張るべきシーンに自分が立たされていることなど、
他人から言われずともわかるし、大抵の場合、言われる前から頑張っている。

「だが結果が出ていないのなら、やはりもっと頑張るべき」。
そう主張する人もいるだろうが、それは違うと思う。
頑張っているのに結果が出ないのだとすれば、
目標か方法のいずれかに問題があると考えるのが妥当だろう。

あなたは何のために、何を目指して頑張っているのか?
その目標は、あなたにとって本当に適切な目標なのか?
あるいは、
あなたはどのように、どんなやり方で頑張っているのか?
その方法は、あなたにとって本当に適切な方法なのか?

闇雲に「がんばれ」と檄を飛ばす前に、
頑張っても成果に結びつかない真の理由を冷静に探るよう助言する、
ないしは一緒に考えてあげる。
そういう親身な応援が、今のニッポンには不可欠だ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第105号(2016/8/8発行)より一部抜粋して掲載しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 
 前の記事
次の記事 



最新のお知らせ NEWS
2024-03-21 08:02:08NEWS
 本日配信:NICeメルマガvol.206【増田紀彦の視点・第123回 不確実性の時代こそ、LLPの活用を!】

プライバシーポリシー
お問い合わせ