一般社団法人起業支援ネットワークNICe

ユーザーログイン
最新イベント


お役立ちコラム



Column
NICe増田代表理事が送る、新たなビジネスチャンス発見法と実現へのヒント。11日配信のNICeメルマガシリーズコンテンツです。
第70回 「放題」の真髄


・
■□■───────────────■□■

 増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」

    第70回 「放題」の真髄
  
■□■───────────────■□■

あちこちに電話をかけまくる母を見ていた妹が、
「いっそ『かけ放題』にしたら」と提案した。

母はドコモを使っている。
調べると、月額1980円の「かけ放題オプション」と、
1回5分以内の国内通話なら何度かけても無料になる、
月額880円の「5分通話無料オプション」の2通りがあった。

確かに変えたほうが安上がりな気はするが、
プランをいくら眺めていても、
「放題」特有の解放感のようなものが押し寄せてこない。

「食べ放題・飲み放題」に感じる、
「ほんとにいいの? いくら食べても飲んでもいいのね?」という、
あのトキメキが胸に広がらないのだ。

むしろ、変更後、元に戻す時は面倒かもとか、
「5分」のほうだと、時計を気にしながら話さないといけないから、
かえって煩わしいかもとか、懸念が増えるばかりで、
結局、オプションの申込みは見送ることにした。

この一件があって、
顧客が本当に喜ぶ「放題」とは何かを考えるようになった。

結論。「放題ビジネス」とは、人々が感じる様々な制約から、
その人を自由にしてあげるビジネスである。

「食べ放題・飲み放題」の魅力は、
胃袋が裂けるほど食べたり飲んだりできる事実より、
食飲量が増えるほど代金がかさむという常識を覆し、
顧客を「所持金の制約」から解放してあげることにある。

人生には多くの制約がつきまとう。
金額や量、時間や回数や順番はもちろん、
人数の制限や場所の制限もあるし、
自分の立場や職業、所属、性別、年齢、体型などにも縛られている。
また、他人の目とか仕事上の評価とか、
世間の常識とか道徳とか慣習とか、
法律とか条例とか、勤務先の規則とか、不文律とか、
こういったものにも雁字搦めにされている。

だからこそ、一つでも二つでも、
それらの縛りを解いてあげるサービスには人気が集まる。

と、書いたが、すでに「縛りを一つ解く」サービスは数々ある。
なので、競争力の高い「放題ビジネス」を起こすなら、
最低でも二つ、できればそれ以上の縛りを解放したい。

例えば、お菓子や食品などの「詰め放題」に「交換し放題」を足す。
「あ、気付いたらグミばっかりだ。もう一度入れ直してもいい?」
「はい。どうぞ、どうぞ」。これは嬉しい。
失敗しても、何度でもやり直せる安心感には手堅い価値がある。

私の仕事に近いところで例を挙げると、
「学び放題」+「質問し放題」+「相談し放題」のオンライン講座。
動画コンテンツをたくさん用意しておき、
会員はその中から好きな動画を好きなだけ視聴でき、
なおかつ、視聴した動画の講師に質問や相談を何回でもできる仕組みだ。

あるいは高齢者対象なら、「付き添い放題」+「愚痴聞きます放題」、
それに「スマホ教えてもらいたい放題」などの、
「ちょいお助け放題」をセットした「放題パッケージ」が浮かぶ。

こうやって考えているうちに、
NICeが全国各地で開催している頭脳交換会も、
一種の「放題サービス」であることに気付いた。

頭脳交換会は、プレゼンテーターの事業計画や経営の悩みに対し、
出席者が自由に解決アイデアを出していく参加型勉強会だが、
見方を変えれば、「アイデアもらいたい放題」だし、
しかも、出したアイデアは却下されることがないから、
「アイデア採用され放題」でもある。

あらためて考えると、頭脳交換会は、
プレゼンテーターに否定的なコメントを投げたり、
出たアイデアを無視したりということが一切ないから、
出席者は「口を開く不安」に苛まれることがない。
要するに「安心してしゃべりたい放題」。

何より頭脳交換会は、
異業種・異地域・異世代の人とアイデアを重ねることで、
新たな人脈を生み、育む、「つながり放題」の場でもある。

手前味噌も甚だしいとは思うが、
実際、15年以上も続けているのに人気が衰えないのは、
頭脳交換会が、いくつもの「放題」を兼ね備えているからかもしれない。

「放題」という言葉には、自由さや気楽さが滲む。
堅苦しい世の中だからこそ、「放題ビジネス」は伸びるし、広がる。

さあ、新たな「放題ビジネス」で、「儲けたい放題」といきましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.261
(2026.09.11配信)より抜粋して転載しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」は、
毎月11日に配信するNICeメールマガジンでの連載です。
このメールマガジンは、毎月11&21日頃にお送りします(土日祝の場合は翌平日)。
NICeユーザー(SNSに登録)に限らず、どなたでもご購読登録いただけます。

バックナンバー&購読登録はこちら 

NICeユーザー(SNSに登録)へは自動送信しますので、メルマガ登録する必要はありません。NICeのSNSは登録も利用も無料です。

 
 前の記事



最新のお知らせ NEWS
2026-09-25 05:56:19|Mr.NICe
  増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」:第70回 「放題」の真髄

プライバシーポリシー
お問い合わせ