増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」347号 坂崎さんのように楽しもう

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<最近の提案> 坂崎さんのように楽しもう
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中馬庚が「baseball」を「野球」と訳したように、
「音楽」も明治期の知識人が「music」を和訳したのだろうと、
思い込んでいたが、違っていた。
調べると、「音楽」は紀元前から中国で使われていて、
日本でも8世紀の『続日本紀』に登場する古い熟語だった。
もっとも、古代中国の「音楽」は、主に楽器自体を指していたし、
日本では雅楽や仏教関係の演奏に限って使われていて、
現在のような広い意味での音楽を表す言葉ではなかったらしい。
それが今のような意味合いに変わったのは、やはり明治期で、
西洋音楽を学校教育に取り入れるための研究・準備段階で、
学科の名称を「音楽」に決めたことがきっかけだった。
というわけで、「音楽」に「音を楽しむ」という意味は、本来まったくない。
のだが、今となれば、結果的に、素晴らしい熟語だと感心する。
さて、偉大な音楽家は、古今東西、枚挙に暇(いとま)がないが、
「音を楽しむ第一人者」という意味では、
私は、断トツでTHE ALFEEの坂崎幸之助さんを推挙する。
長く、J-POPの第一線に立ち続け、数々のヒットを飛ばしてき彼らだが、
坂崎さんは、THE ALFEEの「まじめ」な活動に限らず、
音を楽しむための様々な活動に余念がない。
彼は寄席にも出演し、例えば、名曲『神田川』をネタにして、
客席の大爆笑をさらっている。
『神田川』は、「貴方はもう忘れたかしら……」と歌い出し、
「ただ貴方のやさしさが怖かった』で歌い終える曲だが、
坂崎さんは、冒頭と最後の歌詞だけをつなげて超短い一曲にまとめている。
♪貴方はもう……怖かった。
大笑い。
ほかにも、NHK『きょうの料理』のテーマソングを早弾きしたり、
ビートルズの『A Hard Day's Night』の、
冒頭の「ジャ~~ン」のコードの解明に心血を注いだり、
♪カタツムリよりスズメのほうがいい そうだ、そりゃそうだ……
などと、『コンドルは飛んで行く』の歌詞を無理やり日本語訳で歌ったり。
要するに、坂崎さんは音楽を神聖なもの扱いせず、自由に戯れている。
この姿勢に私たちも学ぶところ大だ。
人々を喜ばせるアイデアは、そして何より自分を楽しませるアイデアは、
規律や道徳や常識の一線を踏み越えたところに広がっている。
「資金繰りを楽しむ」「在庫管理を楽しむ」「組織再編を楽しむ」、
そんなところから発想を広げていくと、
「経営を楽しむ」ためのアイデアが、わんさか生まれてくるだろう。
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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター
「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第347号(2026/9.7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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