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代表から

増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」30 と、いうことは……



先般、2012年度の『農業白書』が閣議決定された。

内容としては、農林水産業従事者が高齢化している。
耕作放棄地が増えている。食料自給率が40%を切っている。
TPP参加で農林水産物の生産額が3兆円減る……などなど危機感を訴え、
だから農地集約と6次産業化を推進すべきと提起している。

これらは元々言われてきたことで、特段の真新しさはない。
ただ、アベノミクスが農家の所得倍増などを打ち出しているから、
農地集約や6次化に関連した事業予算は今後さらに大きくなるだろう。

ちなみに私は毎年、福島県庁の農林水産部からのオーダーで、
同県内の農家を対象にした6次化創業塾の講師を務めている。
そんな私にとっては、まあ、ありがたい流れではある。

ちなみに6次化とは、1次産業経営者が、
2次産業である加工や、3次産業である販売も一手に担うことだ。
1×2×3=6。1+2+3=6。というわけである。

生産者自らが生産物の付加価値を高め、
それらを直接消費者に提供することで収益力を高めるという発想であり、
それがまた地域資源の活用や地域の雇用も促進する。

と、一見、いいことずくめだが、現実はいろいろ大変だ。
そもそも食品加工の素人が、本当に衛生管理責任を負えるのだろうか。
農水省が後押しをして、農家の食品加工が本格化すると、
その点が必ず問題になってくるはずだ。

ということで今後、厚労省の認証制度である「総合衛生管理製造過程」や
HACCP(ハセップ)に詳しい人の知識が引っ張りだこになるだろう。

そうなると、食品加工場の整備や機器類の導入が推進されるはず。
例えば手指洗浄消毒機や自動水中靴底洗浄機が注目されるようになる。
これらを製造するメーカーは、「6次化農家向け機器」を打ち出して、
6次化を推進する各窓口に話を通しておけばチャンスが広がるだろう。

あくまで、予測のひとつに過ぎないが、
何かのニュースに触れたら、「ということは……」と考えを進めていくと、
一歩先んじてビジネスチャンスをつかむことができると思う。

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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)にお送りしている
【NICe会員限定レター/「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン!】
増田通信・第30号(2013/06/14発行)より、抜粋してお届けしました。
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