一般社団法人起業支援ネットワークNICe

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自動車というものは、つくづく便利だと思う。
とりわけ国土の隅々にまで道路網が張り巡らされているこの国では、
有力この上ない移動手段である。

しかも露も雨も雪もしのげる。狭い部屋などより、よほど快適だし、
最近はコンセントを装備している（できる）から、
車内で湯を沸かしたり、パソコンを使ったりなんてことも可能だ。

ということは、そこそこの容積があるクルマなら、
「走るオフィス」として、十分に機能するんじゃないかと考えた。

そのアイデアを、毎日のようにクルマで長距離移動している、
大阪の正会員の横見全宣さんにぶつけてみた。

「僕もそう思います。なので今度、後部シートに、
折り畳み式のデスクを取り付けるつもりなんです」

我が意を得たり！
そうなれば、もう事務所なんかいらないじゃないか。
「横見君、オフィス、解約しちゃいなよ」と、私は勢いづいた。

「でも、ですねえ……」と横見さん。
えっ、何か、問題あるの？
「クルマだと、郵便物が届かないんですわ～」


なるほど……。ん、待てよ。
「横見君は駐車場を借りているんだよね？」
「ええ」
「だったら、その駐車場宛に郵便物が届けばいいんでしょ？」

というわけで、管理人付きの駐車場なら、
秘書代行サービスを付加させることが可能だ。
できれば、クルマ１台分の駐車スペースをつぶして、
ミーティングルームなどを設置しておくと、なおいい。
法人の本店登記も、その駐車場の住所でできるはずである。

インキュベーション・ルームならぬ、インキュベーション・パーキング。

●家賃10万円＋駐車場料金5万円＝月額15万円
●IP（インキュベーション・パーキング）利用料＝月額9万円

おおよそ、こんな比率の価格戦略でどうだろう？
プロジェクトをつくって、まじで提案営業したい私である。


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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日（７と14で714（ナイス）！）にお送りしている
【NICe会員限定レター／「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン！】
増田通信・第40号（2013/11/14発行）より、抜粋してお届けしました。
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