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代表から

増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」51「しかも、食べられる!」



私は、けっこう「鳴門巻き」を買う。
さすがに涎が垂れるほど美味とは思わないが、
練り物製品群にあって、鳴門は独自の風味を体現しているのである。

ところが最近、鳴門は独立した食品として評価されていないことを知った。
評価が低いどころか、鮨に添える笹の葉と同様、
ラーメンを彩る「つまもの」でしかないと思っている人もいるらしい。

もっとも、いくら私が「独自の味わい」と言い張ったところで、
それがどんな味だったか、思い出せない人も少なくないだろう。
品は良くないが、わかりやすいたとえだと思うので、書く。
「蒲鉾」と「ちくわぶ」を一緒に食べて、口内でミックスしたような味。

普通、練り物は共通して、「魚のすり身」ならではの風味が漂う。
ところが鳴門は、「つなぎ」の比率が他の練り物より高いせいで、
すり身の味わいを容易に認識できないのである。
って、なんかかえってイマイチな食品という印象が強まったか(苦笑)。
実際、そうかもしれない……。なら、私はなぜ鳴門を買うんだ?

考えるまでもなく、簡単なことである。
造形と色彩が美しいから。いわゆるひとつのグッドデザインだから。
そのうえで、食べることもできるからである(笑)。

そこに気付くと、鳴門のつなぎの比率が高い理由がわかってきた。
鳴門の最大の商品価値は、やはり見た目である。
であれば、高価なすり身をふんだんに使ってコストを上げる意味がない。

ということは……! である。鮨に添える笹の葉。
あれも食べられるようにすれば、ちょっとした市場を生み出せそうだ。
元々は殺菌のために鮨に添えたと思うが、今、その役割は求められていない。

本物の笹の葉に似せたプラスチック成形品が出回っているから、
アンチ化石燃料系の潮流をテコにして、
「笹の葉のような美しい食品」を開発できたら、こりゃ面白い。
原料は安価でいい。美しく、かつ、食せればいいのだから。
で、原料は何だ? 緑色で、薄く伸ばせて、表面に硬さが出るものは?
って、海苔じゃん(笑)。いやいや、考えれば何か必ずあるはず。

でもまずは、パセリが食べ物だということを広めるほうが大切か。


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第51号(2014/5/7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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