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岐阜で初開催!NICe東海 第22回 頭脳交換会 開催速報





2014年10月25日(土)、これまで名古屋市中心地で開催されてきたNICe東海 頭脳交換会が、初めて岐阜市で開催され、同市・大垣市をはじめ、愛知県、神奈川県から12名が参加した。頭脳交換会とは、プレゼンターが自身の事業プランや課題を発表し、それをもとに参加者全員が「自分だったら」という当事者意識で建設的なアイデアを出し合い、ブラッシュアップや問題解決を図ると同時に、互いの経営資源を生かし合ってやがては参加者同士が連携して、新規事業を生み出すためのNICe流の勉強会のこと。今回は、起業準備中の帆足勇一郎さん(写真左)が登壇し、「FRP (繊維強化プラスチック)を使って、自分の事業で活かしてみよう!!」がテーマ。NICe東海の副代表・野田哲也さんから(写真右)開会のあいさつがあった後、さっそく初のプレゼンテーションが行われた。



最初に帆足さんから、長年FRPに携わってきた自身のキャリアの自己紹介と、FRPとはどういうものか、身近にある具体例と製造工程、その特徴についてプレゼンテーションが行われた。FRPとは、ガラス繊維、カーボン繊維などの繊維と、樹脂(プラスチック)や添加剤など、異種素材との組み合わせにより、鋼材よりも軽くて強い、金属のように錆びない、木材のように腐らない、通電する、光の透過性があるなど、さまざまな特徴をもつ複合材料のこと。形状も大きさも多種多様に成型でき、飛行機、車、船、タンク、電力ケーブルの保護管、テーマパークのモニュメント、ウオータースライダーなどから、身近なものでは、バスタブ、テニスのラケット、スキーなどのスポーツ用品、ベンチ、インテリア、看板まで、幅広く活用されている。また、時代とFRP業界の動向、今後の市場予測、海外と国産の相違、業界の課題についても帆足さんからわかりやすく説明がなされ、参加者で状況を共有した。

さまざまな製造方法がある中で、企画・設計・型形から成型までFRP製造の全行程に精通している帆足さんは、今後、少量多品目に適しているハンドレイアップ成型法を軸に起業したい考え。そこで、新たな活用法と新市場開拓、参加者各自の事業におけるFRP活用法、さらにコラボレーションの可能性について、BtoC・BtoBの両面から知恵とアイデアを出し合った。








NICe東海の今後の予定
2014年11月29日(土)忘年会 を予定しています。
詳細決まり次第、こちらでお知らせします。
http://www.nice.or.jp/real_schedule



撮影/福住朋宏氏
取材・文、撮影/岡部 恵

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