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NICe×なみへい共同企画 特別晩餐会 「イタリアンde夕月」開催報告


    

2018年5月25日、東京神田で、NICe×なみへい共同企画 特別晩餐会「イタリアンde夕月」が開催された。

夕月は、福島県いわき市で昭和26年に創業した老舗蒲鉾メーカー。関東エリアではかつてテレビCMで流れた「ゆうゆう、ゆうづきかまぼっこー♪」でおなじみだ。創業者である父の背中を見て育ったという、NICe賛助会員 株式会社夕月 http://www.kk-yuzuki.co.jp/ 取締役社長・清水淳子さんは、伝統のこだわり製法と美味しさを継承しつつ、紅白のいわゆる板付き蒲鉾以外の練り物の商品化や、すり身・魚肉を使用した新商品の開発にも注力している。というのも、蒲鉾の需要は年々落ち込み、今やピーク時の半分。小売店での販売面積は、今では年末のみ正月用に拡張するものの、通年では激減している。また若者の蒲鉾離れも顕著だ。清水さんは創業者の娘として、経営者として、打開の道を試行錯誤している。

そんな清水さんの苦悩と頑張りを知るNICeの増田紀彦代表理事が、
「たとえばイタリアンの食材として打ち出せないか? 誰か料理してくれないかな」
と声をかけたのが、なみへい合同会社 http://www.namihei5963.com/ 代表社員であり、同じくNICe賛助会員の川野真理子さんだった。

川野さんは東京・神田で10年来、「東京から故郷(ふるさと)おこし」をコンセプトに、全国うまいもの交流サロン「なみへい」を運営してきた。毎月、市町村単位での地域を限定し、月替わりのメニュー提供と情報配信で地域活性化を推進。これまで北海道から沖縄まで、川野さんが培ってきたつながりやご縁は計り知れない。さらに2018年3月末で飲食店営業を終了し、セカンドステージとして、「特定の地域を1年間」応援する事業をスタート。この5月には、「平成30年いすみ市地域の魅力活用及び情報発信業務受託者」に採択されたばかりだ。

「蒲鉾でイタリアンを」。

増田代表が投げた無理難題だったが、川野さんの脳裏にはチャレンジしてくれそうなシェフがすぐに思い浮かんだ。イタリアンレストラン「ペッシェ・アズーロ」http://www.pesce-azzurro.net/ のオーナーシェフ池田征弘さんだ。

イタリアで修業を積んだ池田シェフは、千葉県茂原市に店舗を構え、いすみ市をはじめ外房の山海の幸をふんだんに活かした料理を提供する人気シェフ。さらに地域内外からの料理教室依頼にも応じ、これまで6000人以上を指導している。また、千葉のローカル線いすみ鉄道の車内で、イタリアンのフルコースを提供する『ランチクルーズトレイン』を実現した有名なアイデアマンでもあり、テレビ朝日『食彩の王国』、TBS『マツコの知らない世界』、雑誌 『Dancyu(ダンチュー)』などでも特集が組まれる気鋭シェフだ。

「面白い!やりましょう」

こうして、福島県の老舗蒲鉾メーカー夕月と、千葉県のイタリアン池田シェフが出合い、NICe×なみへい 共同企画 特別晩餐会「イタリアンde夕月」が実現した。




晩餐会には、夕月のお客さま、なみへい出資者、飲食関係者にとどまらない起業家・経営者など、首都圏を中心に、北海道、山梨県、岡山県から30名が出席。またスタッフとして、「ペッシェ・アズーロ」の池田シェフと佐々木シェフのほか、料理人仲間やいすみ市のボランティアの方々が協力した。また、開催費用を捻出するための情報を提供してくれたのはNICe正会員の谷津正樹さん。まさにNICeつながり力だ。


▲実行委員長を務める増田代表理事からあいさつ。
特別晩餐会に至った経緯と、夕月に限らず蒲鉾メーカーの現状が紹介された


▲イタリアンレストラン「ペッシェ・アズーロ」のオーナーシェフ池田征弘さん


▼特別晩餐会「イタリアンde夕月」 コース料理

蒲鉾のカルパッチョ 野菜と海藻添え


角揚げと初夏野菜のバルサミコソース


蒲鉾の味噌チーズ漬けオリーブオイル風味


蒲鉾とトマトのカプリ風パスタ 


生キクラゲと青いちごのトマトパスタ


黒トリュフとキクラゲの玉子スープ


真鯛の香草オイル焼きペシャメル仕立て蒲鉾ソース


料理撮影:前田政昭 http://masaakimaeda.com/
蒲鉾以外の食材は、池田シェフが厳選した外房の新鮮な山海の幸



▼最後に、夕月 取締役社長・清水淳子さんから、ごあいさつ。
「本日はありがとうございました。いわき市の経営セミナーで、講師をされた増田先生と出会い、NICeと出会い、谷津さんと出会い、なみへいの川野さんと出会い、池田シェフへとつなげていただき、こうして今日のご縁をいただきました。私は子どもの頃からずっと父の背中を見て育ちました。父は毎日毎日、味を追求して、蒲鉾づくりに信念を傾けていました。その思いを、日本の味・夕月を、また取り戻したいのです。原料に、工程に、とことんこだわって、さらに力を注いでいきたいです。このように、こんな素敵なお料理にしていただけて、まさか東京で試食会が叶うなんて、ほんとにほんとに……夢のようです。増田先生、川野さん、池田シェフ、みなさん、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!」



出席者からは
「前菜からびっくり、まさかお味噌とチーズと蒲鉾がこんなに合うとは。もともと美味しい蒲鉾だからこそ、この美味しさが増すのでしょうね」
「蒲鉾の食感とお味が一層深まる! 見た目の美しさと美味しさにとにかく驚きの連続でした。うちでも真似してみます」
「バルサミコにもレモンにもベリーソースにも蒲鉾は何にでも合うのですね! 特にベシャメルソース風には本当に驚きました。夕月さんの蒲鉾は、良質のお魚のすり身そのもの。普段はお正月前にしか買わないけれど、それではもったいないですね。改めてその美味しさと池田シェフのアイデアと技に感服しました」
「こうも華やかに、和から洋へとイメージチェンジできるのかと驚きました。焼いて良し、漬け込んで良し、炒めて良し、ソース状にしても良し。活用レパートリーが広がりますね。素晴らしかったです。最後の清水さんのごあいさつ、思わずもらい泣きしちゃいましたよ。これからももちろん応援します!」
「蒲鉾の食感と美味しさが引き立つコースに、ただただ美味しい!の連続でした。新鮮なお野菜、ゴマ油のごま殻まで、細部の細部までこだわった食材で構成されていて、本当に美味しかったし、目にも舌にも楽しかったです」
「頑張る人たちがつながって実った素晴らしい企画、美味しかったです、蒲鉾がこうも生まれ変わるというか、美味しさの幅が広がってイキイキするのかと驚きました。心にまでごちそうさまでした。ありがとうございました」


▲左から、川野真理子さん、清水淳子さん、池田征弘さん、増田紀彦代表





料理撮影:前田政昭 http://masaakimaeda.com/
取材:岡部 恵

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