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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」226 体操と心操



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<最近の発見>  体操と心操
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オリンピックの体操競技中継の途中、
解説者かアナウンサーか、どちらかが「体を操る」という言葉を使った。

あ、そうか。

物心ついた頃から、体操は「たいそう」であり、
その熟語の意味するところなど、ただの一度も考えたことがなかった。

体操は、単に体を動かすだけの体動(たいどう)ではない。
何らかの目的達成のために、体を正確かつ精密にコントロールすることだ。

もっとも体操にもレベルはある。
柔軟体操やラジオ体操など、いわゆる徒手体操であれば、
私でも体を操ることはできるが(長時間はできないが)、
これが吊り輪とか段違い平行棒とかの、いわゆる器械体操になってくると、
さすがにお手上げだ。

当たり前だが、体を操る能力は、人によって大きく異なる。
ただし、それなりの鍛練により、その差を埋めることも可能である。

そう考えていくうち、「これは心の問題にも通じる」と閃き、
試しに「心操」という文字を検索エンジンに入力してみた。

あった。

が、どうもその説明に合点がいかない。
心操とは、心構えとか心掛けのことだと書いてある。つまらん。浅い。

と、初めは思ったのだが、もしかしたら、浅いのは私のほうかもしれない。
そもそも、「心構え」や「心掛け」という言葉に対しても、
その意味するところを真剣に解釈したことなどなかったからだ。

私も皆さんも、日々、溢れるような言葉に触れて生きている。
それらの一つ一つの意味の深奥など、いちいち覗いてはいられないし、
考えなくても、大概の用件は済ますことができる。

ただし言葉は、
必ずしも用件を聞いたり、伝えたりするためだけにあるものではない。

言葉は、自分を映す鑑だ。
その言葉を読めるか、言えるか、使えるか、理解できるか、
そしてその意味するところを仕事や暮らしに活かしているか、
もっと言えば、人生に活かしているか……。

もうすぐお盆休み。
この機会を利用して、身近な熟語を一つ二つ選び、
なぜ、そういう字を使うのか?
なぜ、そういう字が組み合わされているのか?
などと思いを巡らせてみるのもいいと思う。

必ず、そこから自分を見つめ直す扉が開いていくはずだ。

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第226号(2021/0810発行)より一部抜粋して掲載しました。
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