一般社団法人起業支援ネットワークNICe

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つながり力を強化せよ/僕たちは「谷間」にいる。だからこそ!




大手企業や大手金融機関がたち行かないとなれば、
国のあらゆる省庁が出てきて救済や支援に乗り出す。

エネルギー関連企業が苦しいといえば経済産業省が動き、
中小企業の経営が大変だと言えば、中小企業庁が動く。

そして、労働者の働き口が見つからないといえば、
厚生労働省が何とかしてやろうと予算を使いまくる。


だけど、
零細企業や個人事業主、フリーランサーの苦境に関して、
国はなんにもしてくれない。


「ひとり起業」は、どこの省庁にとっても管轄外だ。

もちろん私は、

経済産業省に対して、
小規模の起業や起業家を応援することで、
将来、その中から新市場を創出したり、
大きな市場シェアを取ったりする企業が出る可能性があるのだから、
何とかこの層を応援してほしいと訴えた。
プランも提出した。


厚生労働省に対しても、
就職を応援するといっても、求人倍率は基本的に平行線だし、
そもそも、既存企業の組織・人事構造が変化しているのだから
労働者を吸収しきる素地がない。
だから、小規模自営も就業の範囲として応援すべきだと主張した。


だが、「管轄外」の壁は思う以上に高かった。

まさに、このNICeに集うような人々は、省庁の管轄の谷間にいるようなものだ。

でも、それならそれでかまわない。

ヘタに助けてもらえば、甘えたり、だらけたり、ずるくなったりするだけだ。

私たちは、自分自身の才覚と努力と責任で、
そして仲間同士による応援と連携と切磋琢磨を武器にして、
生きていけばいいのだ。

自らを信じ、仲間を信じる人間として、堂々と羽ばたいていけばいいのだ。


世間はこう言う。

「たかが小規模の自営業者の集まりのようなNICeが、
日本経済と地域社会の未来を拓くだって? 片腹痛いわ」と。

でも、その批判は間違っている。

一番、覚悟を決めて生きているのは、私たちのような立場の人間だ。
私たちは、自立することと連帯することの価値を、痛いほど知っている。

つまり、つながり力の威力を誰よりも知っている。

やがて、金と利権と面子でつながっている勢力の世界は崩壊していくはずだ。

そのときの日本を支えるのは私たちのような勢力だ。
知恵と志と敬愛でつながる私たちなのだ。

だから、私たちはもっともっと自らを鍛えていかないといけないし、
何としても、この景況に屈せず、生き抜いていかないといけない。

情報を、知恵を、志を、共有・循環して、頑張っていこう!


◆NICeの仲間1111人到達の日に。

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