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地域NICe勉強会

第11回 NICe関西@大阪 頭脳交換会レポート

2011年12月17日(土)、「NICe関西」主催の第11回勉強会(頭脳交換会)が大阪で開催された。2011年のしめくくりとなる頭脳交換会には、大阪府内を中心に、三重県、滋賀県、兵庫県、和歌山県などの東海・関西圏のほか、埼玉県、東京都、神奈川県からと、総勢30名が結集した。ファシリテーターは増田紀彦代表理事が務め、多方向からアイデアがスパークし合う熱い頭脳交換会が繰り広げられた。



■オープニング

山浦一輝紀氏が開会のあいさつをし、
ファシリテーター役の増田紀彦代表理事にバトンタッチ。

 


増田氏は、頭脳交換会の心構えをこう述べた。
「今年最後のNICe関西ですが、全国のNICeでも年内ラストです。知恵をしぼって、脳みそに気持ちのいい汗をかいて、1年を締めくくれる。そういう場に参加できて嬉しく思っています。NICeの頭脳交換会は、みんながひとりのために考える、それだけではなく、異業種の人に対して、『自分の知恵は思いのほか役に立つんだな! こんなアドバイスがきくのか!』という新しい自分の可能性を発見することにもなっていきます。イケているかもしれない自分を見つけ出す、そういう意識でたくさん考えていきましょう」




■頭脳交換会

テーマ「デジタルサイネージ(電子看板)活用法」
プレゼンテーター デジタルサインクリエイト デキシー 代表・中島昭二氏




●プレゼンテーション

中島氏は最初に現在の事業内容の説明からプレゼンテーションを開始した。店舗や企業などの看板広告を制作しており、具体的にはカッティングシートを使ったステッカー、サインのデザイン・加工・施工 、ウィンドウフィルム施工、インクジェットプリント出力、カーラッピングなどを手がけている。デジタルサイネージ(電子看板)は未着手であるが、パソコンが得意であることから、今後展開していきたいと考えている。

続いて、デジタルサイネージ(電子看板)とは何かという説明に入った。スクリーンに、デジタルサイネージ企業が有するショールームを映し出し、どのようなものなのかを解説。デジタルサイネージとは、通信機器を用いてディスプレイやプロジェクタに映像や情報を映し出す広告媒体であり、設置場所はビルの壁面や交通機関のコンコース、店舗など、サイズも大小さまざまなものがある。
また、情報発信の方向性は2通りあり、ひとつはテレビCMやスライドのように一方的に情報を発信する単方向型。もうひとつは、タッチパネルのような双方向型だ。中島氏が展開したいのは、前者の単方向型のタイプで、サイズは入店促進を目的に店舗設置可能な小規模なものだという。



デジタルサイネージの利用メリットは、発信内容の更新がPCやiPad、iPhoneなどで容易にできること。また既存の看板とは異なり、制作時にも内容変更時にもゴミが出ないことなどを挙げた。一方デメリットとして、電源の確保や保安と安全上の観点から、設置場所が限定されること。そして何よりも、表示内容が刻々と変化するため、通行人に内容を把握してもらうことが困難な点だという。主に屋外に設置されるだけに、歩行者に注目されにくい広告媒体を、わざわざ広告費を投じて利用する顧客がいるのかどうか。当然のことながら、その費用対効果の程は営業時のネックになる。中島氏は、実際に街中に設置されているデジタルサイネージの実例を紹介した。続いて、NICeの仲間・北出氏の協力により、チラシをもとに作成した表示見本を上映した。これがもし街中に設置された場合、歩行者はわざわざ立ち止まって見てくれるか? 見たとしても、歩行中だとすれば、フルバージョンではなく、表示途中から見ることになる。それで果たして内容を理解してくれるか? いかにして歩行者を立ち止まらせ、発信側が伝えたい情報をフルに見てもらい、効果を出すかが最大の課題だと中島氏は述べた。

事業構想としては、既製スタンドとディスプレイ、再生装置にはiPadを使用し、これをセットにして、コンテンツを含めたパッケージとして提供したいという。そこで頭脳交換会で意見を求めたいのは、どのようなパッケージがいいか。また、デジタルサイネージそのものの最大の課題である“どうすれば歩行者に立ち止まって見てもらえるか”。コンテンツ以外に含めるものはほかにあるか。この3点について、みなさんからアイデアをいただきたいと訴え、プレゼンを終えた。

●市場について

デジタルサイネージの市場については増田氏から説明。現在1000億円の市場だが、2年前は600億円と言われ、今後4、5年では1兆円市場になるだろうと予測されている。その割合は、設置及び通信が7割、コンテンツが3割。都市部では既にビル壁面に大型のデジタルサイネージが設置されている箇所がここ最近で増えてきている。東京のJR品川駅構内の長いコンコースにデジタルサイネージが設置されており、節電で照明が不足しているため、かえって効果的だという。今後は一定のハード設置が整い、近いうちにはコンテンツや運用方法といった中身の数字が伸びていくだろうと述べた。従来の広告媒体である新聞、テレビ、ラジオ、ネット、建物看板に続き、広告市場に席巻していく存在になるだろう。サイズも大型ディスプレイにとどまらず、小型も可能なので、広告代理店や大企業に限らず、小規模事業者にも市場参入の余地があると語った。


●質疑応答

Q:現在のクライアントの層は?
中島氏:業種はさまざまですが、フィルムやカッティングシートなどの制作注文が多いです。デジタルサイネージで予想されるクライアントは、整骨院、整体院など、新しい分野かと思います。
Q:デジタルサイネージがどのようなものかはわかりましたが、広告を依頼する場合に具体的にどのくらいの費用がかかるのか、ハードにどのようなものが必要か、もう少し説明を。
中島氏:ハードは安く用意できます。スタンド3万円、ディスプレイ8万円、ipad5万円として、合計で15万円あれば可能です。ただし、コンテンツ制作を含めると、Web換算で安くて20、30万円ぐらいかと思います。ここをもっと安くしようと思えばできると思います。効果があれば依頼があるのではと。

増田氏:新しいサービスなのでまだ業界数字はありませんし、営業効果の検討も難しい。逆に、労賃で時間いくらとするか、料金設定も検討事項ですね。効果を出すコンテンツ+提案力、切り替えのタイミングなどの料金設定も今後検討すべき部分ですね。
中島氏:はい。お客さん側はまず「なんぼ?」と言うでしょうから、最初に設定した料金内でどうつくるか、というやり方になると思います。
増田氏:ソフト&ハードのパッケージですね。
中島氏:はい。現在は、メモリカードに画像データを入れて、勝手にスライドショーしてくれるタイプが多いので、そういう層に売り込むことはできるかと。ただ、まだ実績がないので、説得力がありません。知り合いから広げるのか、スライドショーをしているような遊び心わかる層か。またiPadに興味がある人で、「どう使うの?」という方々に、有効な活用法として提案することもできるかと考えています。iPadは若い人だけに限らず、年配の方でも興味がある方は多いので。



Q:ハードの償却期間はどのくらいですか? ハードが高額だと思うので、レンタルをしているところはないのですか?
中島氏:リースはあると思います。昔良くあったLED看板は15年前で200万円でした。リースとなると、私のような個人事業主には難しいと思うので、窓口も必要になると思います。
Q:デジタルサイネージもリースがあれば、お試しで使うというところもでるのでは?
中島氏:それで効果がないとアカン!となりますから、諸刃の剣で、キラーコンテンツが必要になると思います。フォロアーの多い長沼さんのような発信ができたらすごいかなと思います。
増田氏:デモ機の発想ですね。デモ機で契約に結びつけるためのコンテンツと、契約後のコンテンツはまた違うので、戦略を立てる必要がありますね。小型のデモ機は中島さんが持っていればいいですし。



Q:何でも表示できるし、お客さんの誰もがターゲットになると思いますが、こういうところ、という目処はありますか? 頭脳交換するためのとっかかりとして。
中島氏:正直まだです。機械が好きで思いつきレベルですので、アイデアまでは辿り着いていません。今回の頭脳交換会でアイデアが出てきたらと期待しています。
増田氏:規模感はわかりますよね。大型ではない、リースを組むようなところは難しいが、30万円くらいのセットで提供するぐらいの規模だと。100万円を超えるイメージはない。そこを目処とするというのがひとつ。コンセプト次第ではもっと高い設定もありということですね。
中島氏:はい。



Q:デジフォトフレームとはどう違うのか?
中島氏:速度というよりはエフェクトできるところが異なると思います。
増田氏:動画表示は別でしょうが、スライド式では大差はないかもしれませんね。
中島氏:ショールームでは、32インチの縦型ディスプレイでツイッターを流していました。そういうのもありかと。

Q:新しくシステムをつくるのではなく、既存のハードを利用するのですね?
中島氏:はい。
増田氏:さきほどのショールームに展示されているものは高額ですか?
中島氏:意外と安いです。箱の上の一部分がディスプレイで、そのほかは看板になっています。たとえば、日替わりランチの部分はディスプレイで表示し、通常メニューは既存の看板という組み合わせです。23インチディスプレイなら1万5000円です。
増田氏:フレーム全体のサイズは?
中島氏:縦120センチ、幅80センチくらいです。
増田氏:それはいくらですか?
中島氏:ディスプレイ抜きで3〜5万円です。
増田氏:そのくらいが中島さんの取り扱う価格帯、サイズですね。
中島氏:はい。これをいかに立ち止まって見ていただくか。入店率UPなどの効果があるのか。ディスプレイだけでなく、看板との組み合わせが必要かと思います。
増田氏:それだけで立ち止まらせるということがひとつ。もうひとつは、立ち止まらざるを得ないところに導入するということも考えられますね。行列ができる店や退屈な車内とか。JRは導入が早かったですね、今の話の中から、業種で考えるのもありですが、人が見てしまうところ、という視点で考えることもできます。無理に立ち止まらせようというのではなく、立ち止まる必然性があるところもです。



Q:設置場所は基本的に屋内ですね?
中島氏:はい。防水加工にするとそれだけ高額になるので。あるいは、取り扱い方が乱暴だと故障の原因にもなります。
増田氏:今日は屋内に限定して頭脳交換しましょう。

Q:音は出せないのですか?
中島氏:音は出せますが、どんな音でも苦情が出ます。音を出すのは近隣に迷惑になるので、基本的には音はなしとします。
Q:Webとの連携は?
中島氏:送信側はiPadで操作できますが、見る側はあくまでも見るだけです。
増田氏:インタラクティブはしない、音は出さない。そして視覚情報に訴えるもの、つまり音のないテレビCMですね?
中島氏:はい。レイアウトを工夫してスマホ用につくったWebをそのまま見せてもいいかとも思います。しかしそうなると、Web制作会社が出てくれば僕の出る幕はないかもですが。


15分間のグループディスカッションがスタート!












●発表タイム

各チームの自信ぶりをリサーチし、まずは3チームが発表。そのアイデアをもとに、全員でブラッシュアップするスタイルとなった。

・Aチーム/発表者・永山仁氏
通行人の足をいかに止めるかが課題だったが、逆に、動きたくても動けない人に見せるという発想で議論した。行列ができる飲食店に設置させてもらう。その飲食店から広告収入を得るのではなく、ほかの店舗や企業の広告を掲載し、そちらから広告収入を得る。
もう一案。見知らぬ土地にあるスナックビルのような、看板だけがずらりと並んでいるような建物。どの店を選ぶか悩むし、中の様子が分からず怖いことがあるので、『デジタルのぞき窓』のような、店内や接客、料金設定もわかるような表示にする。店のドアを開けずに中の雰囲気がわかると安心して入店できる。



増田氏:人がそもそも集積している場所、そして、看板が集積している場所、というふたつに着目したアイデアでした。行列ができる店というのは、店にとってひとつの資源ということが言えます。平日休日、時間帯でも異なりますから、デジタルサイネージの特徴である画像切り替えも効果的に活用できます。では、ここで、どんな広告が取れるでしょうか?
ランチタイムに行列ができる店で、並ぶ客層は30代、40代前半と想定してみましょう。どんな広告を出すと効果ありそうですか?

・風俗店
・婚活
・QRコードを付けるのもあり
・缶コーヒーなど、特に新製品
・ブレスケア
・頭皮ケア
・男のエステ
・歯医者、眼科
・マッサージ
・セミナーや勉強会の告知
・成功事例のビジネス書



増田氏:では、飲食店のほかに行列ができるところといえば?

・ATM
・病院の待合室

増田氏:ATMで並んでいる人にどんな広告が効きますか?

・借り換え
・旅行
・保険
増田氏:よけいに引き落としたくなりそうですよね(笑)。広告を見た時にすぐにアクションを起こせる環境にいると効果が高まります。ほかに行列ができるところと言えば、スーパーのレジもそう。ディスプレイを設置している店もありますが、内容はあまり面白くない。では、どんな表示が映ったら面白くなりますか?

・売れない漫画家の作品をただで載せてあげるからと描いてもらう
・地域を応援している感を出すのはいい。若い人を応援しているとスーパーのPRになる
・地域の小学生の絵画や作品とか
・保護者が喜んで何度でもレジに並びそう
・並ぶ!!





・Bチーム/発表者・前田昌宏氏
「いらっしゃいませ」と言われたら出て行きにくい店、お酒を出す店や飲食店、喫茶店など、外からデジタルサイネージでどんな店かわかるといい。また入場料を先払いする施設、劇場や映画館などにも設置する。上映予告などを流せばコンテンツ制作費はかからない。
・歩行者の足をいかに立ち止まらせるか、だが、大阪は歩行速度が世界一速いと言われているので、最後まで見させるのは非現実的と思う。その考えから、歩行者ではなく、停止した状態の人を対象にした広告展開を考えた。
・もうひとつ、飛行機の座席指定のように、今3人並んで座れるのかどうか、ぱっと見てわかる機能があれば便利だと思う。



増田氏:店内や施設内がどうなっているのか、外から知りたい場所って、どんなところでしょうか? 入りにくい店とか、どういうところでしょう。

・居酒屋でチェーン店はイメージが湧くが、個人店に入りたい。けれど見当がつかない。
・中をちら見したいし、客層も見たい
・2階や地下の店。

増田氏:イタリアンのお店やカフェなどの中にははチョークアートなどで好感の持てる看板を出すところがありますが、デジタルとの合わせ技もありですね。悪立地のお店という意見が出ました。上下だけでなく、わかりにくい店、ほかにありますか?

・不気味なところ。歯医者さん。どんな医者か受付けか、院内の雰囲気がわかれば少しは安心する。
・整体とか鍼灸とか、中が見えなくて、ごっつい人が出て来たら嫌だなと。
・どんな治療か、器具とかも確認したい

中島氏:お客も店を選べるし、店もお客を選べるし、トラブルが減らせますね。
・観光地の近辺情報は地元の人しか知らない。せっかくだから知りたいし、そういう店に行きたい。






・Cチーム/発表者・黒江政博氏

・飲食店など、そこへ行くと決めて行く場合もそうだが、その店から移動する次情報があるといい。
・動けない場所に設置する方向で考えた
喫煙室/タバコのCM
美容室、3時間/ファッションや美容系関連の広告
理髪店/カツラの広告など



増田氏:拘束時間、場所で仕掛けが変えられますね。動けない場所、ほかにどんなところがあるでしょう?

・トイレの個室
・交通機関
・エレベーター
・ロビー
・公園/こども遊んでいる時間帯、離れられない
・ファミレス/食事中に席を離れられない
・結婚式、待ち合わせ場所
・スポーツジムの固定機器、人ごとに入力したらそれぞれに合うCM
・刑務所/善人に改善する内容、再犯率測定できるかも
・葬式の始まるまでの時間

・どんな故人だったかを表示する
・遺影がサイネージ、デジタル“サイ遺影ジ”

・どんな知り合いが集まっているのか、また故人の生い立ちとか
・弔電も流れるようにする、全部読んでもらえないし
・タイムラインで送信できるとか。電報よりいいかも
・ツイッターで弔電。iPadを置いておくとか


・Dチーム/発表者・内田雅康氏
・美容室、病院の待ち合い
・歩行者の足を止めさせるには、子どもを惹き付ければいい。嫌でも親も止まる。なので子ども視点と、親視点でディスプレイの位置を変える。
・お店に寄せられたお客さんの声や投稿を流す。更新もしやすく、自分の意見があればそれを撮りにリピートする。
・QRコードやクイズ形式などを組み合わせて割引サービスを付け、リピートを促す。
・看板にセンサーを取り付けて、認識して、男女別の広告を表示することもできそう。

・センサーでおすすめ商品を見せる自販機は既にある



増田氏:子ども向けのように、見る位置を変えて足を止めるという案、ほかにどんなものがあるでしょう?

・猫とかペット目線
・お年寄り目線
増田氏:天井を見る場所とは?

・入院中
・歯医者さん
・痛みを和らげるような映像にする

・Eチーム/発表者・羽山真司氏畠山尚志氏
・お店の雰囲気に合わせたもので、障子を明けると、表示するとか、箱は昔のクラシカルなTVとか。最先端な技術だけれどその店に合わせたものだといい。
・お店で、唐揚げを選んだら次はコレおすすめ、みたいな。
・朝は朝向けの広告、昼はランチの店情報など、時間帯に合わせて表示し、空いている時間帯は、地域のニュースや一般のニュースなど、ラジオ感覚で情報を流す。この時間帯にここを通るといつも占いが見られるなど、コンテンツとセットにする。
・チラシとセットにして、割引制で、もう一度戻ってくるような組み合わせも。



増田氏:和と言えば何でしょう? 何か仕込めそうなものほかにありますか?

・お寺
・外人の観光客向けに、和装レンタルの店とか。

増田氏:和だとしたら、どんな箱、入れ物がいいでしょう?

・昭和30年代的なテレビ
・絵馬
・おみくじ デジタルサイオミクージ
・観光地で顔を出して写真撮るやつ。下の衣装もいろいろ選べるのは。

・おすすめしたい服に変わる
・デジタル着せ替え

・仏壇
増田氏:朝チーンとやると、『頑張れよ』と顔写真の表示も出て来る。切り替え式で先祖代々出てきてくれる。ひとり暮らしのお年寄りが最も長い時間過ごすのが仏壇の前だといいます。座っている時間帯が長いので、仏壇に緊急時のボタンを付けるとか。
・企業広告も入れられる、3回忌法要はこちらでという情報が流れる。


・Eチーム/発表者・井居義晴氏
・結婚式場、お葬式、野球場、役所、映画館
・琵琶湖のまわり手をつなぐイベントがあって、25万人集まったけれど、もっと早くから告知すればなと。そういう地域のイベント周辺に。



増田氏:役所はどうでしょう?

・役場の書類待つところにモニター設置しているところある
増田氏:電源があるところで、拘束されて待つ場所で、たびたび番号を見るところ。結構ありますね?

・病院
・NICeのイベントを表示して、関連広告も載せる
・関連イベントとの組み合わせもできます
・入場して出て行くまでにiPadを貸し出して、関連情報や広告を流す

増田氏:ではここからフリーで、これまでの意見を聞いてこんなのどう?という相乗り歓迎です

・故人に限らず、アルバムを電子化して表示するようにするとか
・特定のディスプレイじゃなく、家庭のテレビでも見られるようにする
・おしゃれすぎるので、仏壇に合うようなカバーとか、iPad用仏壇フレームとか
・今この場が既に拘束されていて、みんなの目線が増田さんに集中しているので、増田さんの後ろも設置場所(笑)。



・個室だけでなく、トイレの小も時間かかるので目の前にあるといい
・携帯着信で必ず相手の名前が出るので、企業CMと組み合わせばそのソフトを開発し、それを使って着信する人は使用料金が安くなるなど、そういうソフト開発できればと。


増田氏:「必ず見る」はキーワードですね。人は無意識に必ず同じアクションする、想定可能なアクションがあります。そこを見逃さずチャンスと捉える発想はいいですね

・渋滞にハマってて、何もすることないので、前の車の広告見ていた。
・カッティングシートは読み飽きるので、表示が変わったらいいかも。



中島氏:思いつかなかった視点からのアイデアが出て来て、やって良かったと思います。そのお店に出資してもらうのではなく、広告媒体にする。表示が変わりますよ、ではなくこの時間帯で固定の情報やコンテンツを流すのもありかと思いました。ほかにも、デジタル顔出し看板、着せ替え、モニターに映る情報を撮りに来るというのも面白いなぁと思いました。



初めて参加した人の感想





・役者をやっているので、こういう場に参加することはなく
 ドキドキして来たが、楽しかった。
・普段あまり人と話す仕事ではないので、たくさんの意見を言えて聞けて楽しかった
・みなさんのアイデアに圧倒されました
・活気がありました



▲年内ラストの集まりに活気ある意見交換できて良かったです!
デキシーさんと仲間たちに拍手!と全員を讃えた


■プレゼンテーターを務めた中島昭二氏の感想と今後の抱負

「今回プレゼンテーターをさせていただくことになった時、今自分がやっている仕事を知ってもらうか、自分がやりたいと思っていることをお話した方がいいのか迷いましたが、せっかくの頭脳交換会なので、やりたいことの方を選ばせていただきました。
やりたい、と言っても明確なアイデアと呼べるようなものはなく、ただの思いつきレベルのものばかり。そんな感じでしたので、参加された方もアドバイスのしようがないのではないか。が、増田さんの引き出し力のおかげもあり、数々のアイデアをいただくことができました。
ハード面ではほぼ仕様が固まりましたので、いただいたアイデアを参考にしつつ、商品として形にしたいと思います」


■ファシリテーターを務めた増田紀彦代表理事から一言

「NICeの頭脳交換会は、プレゼンテーターの課題に対して参加者がアイデアを発信するだけではなく、アイデアに相乗りして新たなアイデアへと高め、課題解決に近づくことにより、プレゼンテーターも参加者も脳にいい汗をたくさんかくことができる勉強会です。今回は中島さんの課題に対し、まずはホワイトボードミーティング形式のグループディスカッションで、思い切り発想を拡散してもらいました。そして、全チームにまんべんなく発表してもらうのではなく、“アイデアの統合”を目指し、1チームごとの発表の中からキーワードを拾い上げ、さらにそのアイデアを強化できるものはないかと、投げかけを繰り返しました。

  情報と情報が飛び交う中で、どの情報ならば課題解決に近く、
  アイデアの相乗りができるか。
  それを瞬間的に取捨選択し、キーワードを参加者に投げかけ、
  新たなアイデアを考えてもらう。

――このプロセスが頭脳交換会で、ファシリテーターを務める者に求められるところです。
プレゼンテーターが真に求めている課題解決は何かを常に念頭に置き、アイデアを見極め、さらに補強していけるようなポイントを絞っていくことが大切です。それらが合致すれば、参加者も言うだけ・聞くだけではなく、常に次の相乗りアイデアを考え続けることになり、プレゼンテーターもまた、課題解決への光が具体的に見えて来る。
今回はプレゼンテーターの中島さんも、参加者のみなさんも意欲が高く、全員で脳にいい汗をかくことができました。

今後も、関西をはじめ関東・東海・十勝の各地で、このようなNICeならではの頭脳交換会を開催して、つながり力をピカピカに磨き上げていただくことを期待しています」






取材・文、撮影/岡部 恵
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