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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」20 その素晴らしさを提供できるのは、ウチだけ!





フジテレビ系の人気番組、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の中に
「きたな美味い店」を訪ねるコーナーがある。
最近、それが一冊の本になっているのを見て、あらためて驚嘆した。

店舗ボロボロ、油ベタベタ、備品グチャグチャ……。
よくまあ、これでお客さんが来るものだと、呆れるやら感心するやら。

言うまでもなく、飲食店にとって「美味い」はプラス要因。
かたや「汚い」は、マイナス要因。
なので、これだけでは、プラスマイナスゼロである。

それでも営業ができるのは、「きたな美味い店」には、
美味い以外のプラス要因が潜む場合が多いのではないかと思う。

例えば「汚い、美味い、店主が面白い」なら2勝1敗だし、
「汚い、美味い、店主が面白い、安い」なら3勝1敗だ。
「汚い、美味い、店主が面白い、安い、休まない」なら4勝1敗だ。

ただ、この程度の4勝1敗では、少なくとも私はその店に行かない。
それでも行くとしたら……

「その美味さは、その店でしか味わえない美味さ」。

そう思った時ではないだろうか。

希少性である。

とかく、あらゆる評価項目で平均点以上を取ろうとしがちだが、
自らが有する希少性を自覚し、
それを市場や顧客に伝えることが、小規模ビジネス共通の優先事項だ。

「ウチにそんなすごいものはない」と思ってはいけない。

その商品やサービスを提供できるのは……、
この地域ではウチだけ。この業界ではウチだけ。
この規模ではウチだけ。この社歴ではウチだけ、などなど、
条件を付けてでも、自らの「すごいもの」を見つける努力をすべきだ。
そういう志向が、
自らの希少性のタネを、本物の希少性に高めていく契機にもなる。


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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)にお送りしている
【NICe会員限定レター/「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン!】
増田通信・第20号(2013/01/14発行)より、抜粋してお届けしました。
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