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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」29 今じゃないでしょ!





愛煙家である私にとって。食後の一服は至福そのものである。

5月の最終日、NICe広報の岡部恵さんと一緒に秋田県横手市へ向かった。
東京駅11時55分出発。目的地まで4時間ほどの小旅行だ。
ちょうど昼時である。
私は「スーパーこまち」の指定席に着くなり、牛肉弁当に手を着けた。
それでも足りず、岡部さんのサンドイッチも分けていただいた。

ちょ~~~満足!
食事の満足度が高ければ高いほど、その後の一服のうまさも高まる。

ところが東北新幹線は、全席禁煙だった。
ということは、あと3時間半は煙草をくわえることができない。
仮に3時間半後に吸ったところで、そんなものは食後の一服じゃない。
心の底から、落ち込んだ……。
そんな私を見かねたように、岡部さんがつぶやいた。

「新幹線に乗っている間、ずっと食べ続けていればいいんですよ」。

えっ?

「食後に吸いたいなら、吸えるタイミングまで食べ続ければいいんです」

な~る~ほ~ど~~~~!

喫煙歴40年の私が、一度たりとも考えことのない方法だ。

実際には、新幹線を下車するまで弁当を食べ続けるのは困難だ。
だが、どうしても食後の一服を堪能したいのなら、
喫煙できるタイミングから逆算して、弁当を食べ始めればいいのである。

仕掛けは遅過ぎてもいけないが、早過ぎてもいけないという話だ。

とかく人は「今の大事」に意識が向かいがちだが、
今の取り組みによって生じる、「先のさらなる大事」をイメージできれば、
取り組みの中身もタイミングも、より的を射たものになるはずである。

腹が減っているなら、弁当を食べるのは「今でしょ!」
でも、食後の一服を楽しみたいのなら、弁当を食べるのは「あとでしょ!」。

プライオリティーの順位付けは、愛煙家の、もとい、起業家の生命線だ。


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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)にお送りしている
【NICe会員限定レター/「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン!】
増田通信・第29号(2013/06/07発行)より、抜粋してお届けしました。
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