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第9回 トークは、もういいから……


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   増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」 第9回 

   トークは、もういいから……

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3月31日に自宅近くの床屋へ行った。
椅子に座った途端、その店の跡取り息子のトークが始まった。
「明日ですね~」。
一瞬、何が? と思ったが、すぐに新元号発表のことだと推測し、
「ええ、そうですね」と、相槌を打った。

彼は、さんざん新元号の予測を並べ立てた挙げ句、
「わかりづらいから西暦に統一してほしい」と言い出した。
これにも適当に相槌を打っておいたが、放っておいたら、
「だいたい皇居があんなに広い土地を使うのは迷惑ですよね」、
などと言い出す始末だ。

目黒区の住宅街の床屋にとって、皇居が広かろうが狭かろうが、
何も迷惑なことなどないだろうと思ったが、まあ、頷いておいた。

彼はいつもそうだ。
前回か前々回かは、韓国のことをあげつらい、その前は中国の悪口で、
さらにその前はサッカーの日本代表の戦術をボロクソに批判していた。
調髪技術はしっかりしているのだが、
とにかく、同意困難な話題ばかりを振ってくるのには閉口する。

さて、この問題の根本には、床屋(美容院も同じ)の椅子に一旦座ると、
理容師や美容師が「終了」を宣言するまでの一定時間、
客には「移動の自由」が与えらないことがあると思う。

そう言えば、以前は美容室でカットしてもらっていたのだが、
その店の店長は、カットしながら、回数券を買えだの、
シャンプーを買えだの、ドライヤーを買えだのと、営業トークが多く、
しかも、明らかに本社から命令されてイヤイヤ喋っているのがわかるので、
うるさいわ、いたたまれないわで、その店を見限った経緯がある。

結局、行きつけの床屋も、以前通っていた美容室も、
「顧客を拘束しているメリット」の使い方を間違っているのである。

私たちが、これらの店に代金を支払うのは、
オーダーしたヘアスタイルにしてもらったからだが、
そこに至るプロセスで不満や不快が生じれば、
仮に結果(ヘアスタイル)が良かったとしても、足は遠のく。

私にとって、その時間は電話やメールに対応しなくていい、
「自由な時間」である。だから、好きなことをさせて欲しい。

どうすればいいのか? 顧客専用タブレットかスマホを貸してもらいたい。
客は好きな音楽を聴くもよし、ネット記事を読むもよしだ。
話し好きの顧客なら、客のほうから話し掛けるはずだから問題ない。
あと、有料で構わないので、飲み物だけでなく軽食も欲しいな~。
言い換えれば、理容室(美容室)とネットカフェの複合業態だ。

もちろん、他の価値を提供する業態でもいい。
要は、プロセスと結果の両方に顧客満足を求める姿勢が、
繁盛店への近道である、という話。

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「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.86
(2019.4.11配信)より抜粋して転載しました。
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