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第9回 未経験で農業を志すが、小規模ひとり農家で経営難。  準備と戦略の重要性を痛感するも、人のご縁が何よりの財産に

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 「先輩経験談 あるある!ピンチ&リカバリー」 第9回 
 
  未経験で農業を志すが、小規模ひとり農家で経営難。
 準備と戦略の重要性を痛感するも、人のご縁が何よりの財産に

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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、
始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。
そんな「起業あるある!」事例から学ぶ新シリーズ。

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澤 曉史さん 2005年~12年 農業(福岡県)
 現在は沖縄県在住
 ヒューマンライツ株式会社 沖縄支社勤務
 https://www.hrgroup.jp/okinawa/
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農薬や化学肥料を使用しない“やさしい野菜”を栽培し、
個人宅や飲食店、農産物直売所で販売していた澤さん。
だが起業8年目に自損の自動車事故で大怪我を負い、農業継続は断念。
加入していた自動車保険と生命保険のありがたさを痛感し、
1年間のリハビリを経て、今は保険会社で営業職として活躍している。
農業時代のピンチを振り返っていただいた。

「僕は農家の出身でもないし、土いじりさえしたことがなかったのです。
でも、とにかく始めてみないとわからない、エイヤ!と農業始めました。
今思うと、かなり無謀ですよね。
苗やタネの原価も、売価も売り先も考えていなくて、行き当たりばったり。
しかも栽培には時間もかかるし、毎日が虫や病気との闘いでした。
丹誠込めてつくったのに、収穫直前に全滅なんてことも……。
戦略もなく、とにかく無我夢中で、やるしかない状態で、
時給計算してみると、100円どころか、10円にも満たない時もありました。
好評だったトマトが思うように育たなかった年には、
このままではマズいと、400坪の畑を新たに借りたのですが、
水はけが悪くて、まったくダメ。
経営的にも精神的にも厳しくて、畑に引きこもっていた時期もありました(笑)。
でも、外へ出て視野を広げることも大事だと、地域の集まりや起業家の会にも参加し、
自分ひとりでは得られない刺激やアイデアを多々いただきましたね。
元同僚や友人らも応援してくれて、個人宅や飲食店からも注文をいただけて、
『美味しい!』と喜んでいただけるのが何よりの励みでした。
そんな時に、自損事故……。

農業は経営的には厳しかったけれど、人には本当に恵まれました。
今でも人とのつながりは僕の大きな財産ですし、
農業で起業したことを後悔はしていません。努力や運、不条理なことも含め、
得難い厳しい体験ができたし、学び続ける大切さも教えてもらいました。
それがあって今の僕があるわけですから。
こんな僕が言うのも何ですが(笑)、独立する前に、勤めながら、
余裕を持って準備をし、戦略を立てて臨むことをおすすめします」

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 あなたの挑戦を応援しマッスー☆ワンポイントガイド
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澤さんが農業を始めようと考えたことは、素敵なことです。元来、人
間は自然の恩恵に感謝しつつ、自然の壁に挑むことで生活を築いてき
たのであり、昨今の複雑化した仕事環境にいる人々が、働き方の原点
に立ち返りたいと思うことも当然です。ただ、現代の農業は、生産か
ら流通に至る一連のシステムができあがっており、その仕組みを知ら
ないままでは、まともに稼ぐことはできません。就農に当たっては、
その仕組みに乗るのか、あるいは独自の生産・販売で行くのか、まず
はその選択をしなくてはなりません。そしてそれぞれの道に、経営戦
略があります。澤さんがアドバイスしているように、新規就農を考え
る人は、事前に農業経営の基本を学ぶべきでしょう。さて、いわば無
謀な形で就農し辛酸を嘗めた澤さんですが、彼のトマトを食べよう、
広げようとした仲間は全国にたくさんいました。経営はヘタでも、誠
心誠意、野菜作りに励む彼の熱意は、多くの人に届いていたのです。
一生懸命さは宝です。その宝をどう活かすのかが経営の極意です。
(ますだ)


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「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.99
(2019.10.21配信)より抜粋して転載しました。
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