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代表から

増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」195 自分と向き合う好機


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<最近の発見> 自分と向き合う好機
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私は結構な頻度で昔話を微に入り細に入り、嬉々として書き連ねる。

そういう切り口のコラムの中でも、多くの読者の爆笑(と苦笑)を買ったのが、
子供の頃、やたらと捕獲してきたカブトムシをほったらかしておいたら、
夜更けに、家のあちこちで交尾をはじめ、それが大層うるさくて、
赤面気味の母親から「捨ててきなさい」と命じられたものの、
わざわざ林まで持っていくのも面倒くさいので家の庭に捨てたら、
翌年の夏、自宅敷地内のあちこちからカブトムシが大量に発生し、
またまた母親に怒られたので、それらを一気に販売する計画を立てた話だろう。

思春期に達していない少年の無邪気さと、
とはいえ思春期まで、そう遠くもない時期ならではの背伸びや屈折、
そして、男性特有の母親への尽きぬ思慕……。

今、振り返ってみると、
それらの情感が自然に滲む、とてもいいコラムだった(自画自賛) 。

いやいや、本当のところは、「いいコラム」的な面もあったが、
全体としての出来栄えは、イマイチだったと自覚している。
モチーフの面白さに比して、オチの論理が貧弱だったのだ。

★★★

ここのところ、セミナーの仕事が全面的にストップしてしまったせいもあり、
切羽詰まって、新たな知識を習得したり、
新たな企画を構想したりする必要がなく、
脳内がアワアワしないで済んでいるおかげで、
こんなふうに、自分の足跡を振り返って、
成果の確認や、それをもたらした要因の分析、
反対に、課題の抽出や、改善のための試行などに励むことができている。

言い方を換えると、
他者とつながれなくなった日々のおかげで、
図らずも、自分自身とつながる時間が生み出された恰好だ。

★★★

ご存じの人もいると思うが、私は、自分の取り組みに対して、
他人から「いい」とか「悪い」とか、評価されることをとても嫌う。
だから、セミナー終了後にまとめられた受講者アンケートの結果など、
誠実に記入してくれた方や、手間隙かけて集計してくれ方には申し訳ないが、
まず目にすることはない。

誤解されては困るが、他者の声に耳を傾けないわけではない。
愛し合っている人の声、信頼し合っている人の声、あるいは尊敬している人の声、
最低でも、顔と名前が一致して、それなりのやり取りを重ねてきた人の声なら、
私はそれが指摘や批判であっても受け止めるし、それを糧に成長しようとする。

だから、私の仕事に評価をくだすのなら、
アンケート用紙に○やら×やらを付けて、「ハイ、おしまい」ではなく、
目の前にいる私に一声かけてほしい。

そして、何がいいとか悪いとか、直接聞かせてほしい。
私もそれに対して答えることができる。
そうやって気づき、学び、それらを得た喜びを分かち合うことで、
新たな人間関係が生まれ、さらにはその中から、
生涯に渡って互いを高め合える付き合いが生まれる可能性もある。

★★★

人に評価を与えるのなら、面と向き合うことが肝要だし、
その手間と覚悟を惜しむのなら、人にああだこうだなど言わなくてもいい。

ただし、今は人と面と向き合うことが物理的に不可能なタイミング。
だから通信を介して人と向き合う、ではない。
「しゃべる」ことと、「面と向き合う」こととは、まるで意味が違う。
今、真に向き合うべき相手は、自分自身である。

新型コロナ感染症が収まれば、いろいろな意味で私たちは忙しくなるだろう。
取り戻さなければならないことも多々あるし、
挑戦しなければならないことも山ほどあるはずだ。

だから今という時期は、自分を見つめるための、またとない好機なのだ。
次への挑戦、次への躍進のために、この千載一遇の時をしっかりと活かそう!


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第195号(2020/0414発行)より一部抜粋して掲載しました。
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