増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」322号 狭い範囲での東西南北

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<最近の発想> 狭い範囲での東西南北
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何年か前の今頃、北海道根室市でセミナーを行ったあと、
地元の方に「日本最東端」と言われる納沙布岬に連れて行ってもらった。
岬の端からオホーツク海に目をやると、
歯舞群島付近で昆布漁に精を出す漁船がはっきりと見え、
自分が立っているのは、本当に日本の「東」の果てなのだと痛感した。
正確な話をすれば、日本最東端は南鳥島だが、
一般人が立ち入れる最東端ということなら、やはり納沙布岬でいいと思う。
そう言えば、私の親類が多く暮らす和歌山県串本町は、
「本州最南端」をウリにしている。
そう考えると、エリアを細かく区切れば、ほぼ無限に、
最東端や最西端、最南端や最北端が誕生することになるわけだ。
例えば、埼玉県新座市は同県の最南端に位置するから、
「もっとも海に近い埼玉の街・新座市」とか言い張れるし、
名古屋市の最北端は庄内川に架かる東谷橋だから、
「ここは名古屋のはし(端)のはし(橋)」なんて宣伝もできる。
そう言えば、根室市の納沙布岬に向かう途中にあった酒店で、
「本土最東端ガラナ」という珍しい飲料を販売していたので、
「これはいいお土産になる」と、6本も購入してしまった (笑) 。
あなたが暮らす街や働く地域の、
最東端、最西端、最南端、最北端がどこなのか、まずは把握してみよう。
ちょっとしたビジネスチャンスや、
地域活性化チャンスのヒントが隠れているかもしれない。
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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第322号(2025/8.14発行)より一部抜粋して掲載しました。
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