最新情報最新レポートNICeとはつながり力NICeとはSNS代表から講演取材依頼ユーザーログイン

全国交流セミナー

第14回 NICe全国定例会in十勝レポート 第2部〜6部



  
   


2012年5月26日(土)・27日(日)、北海道帯広市で開催された、第14回NICe全国定例会in十勝。6部構成のプログラムのうち、ビジネスプランをもとに全員で知恵をかけあわせるNICe頭脳交換会以降をこちらにレポート。(第1部の増田紀彦代表理事による基調講演のレポートはこちら→ http://www.nice.or.jp/archives/10555

■第2部 頭脳交換会


休憩をはさみ、増田代表理事ファシリテーションのもと、NICe頭脳交換会がスタート。頭脳交換会とは、ひとりのプレゼンテーターが自身の事業プランをプレゼンテーションし、その発表をもとに、参加者全員が建設的に考え、アイデアや意見を出し合い、事業のブラッシュアップを図るNICe流の勉強会だ。



「事業のブラッシュアップ、なんて難しいことのように聞こえますが、難しくはありません。1人で100分考えるよりも、100人で1分考えるほうがよほどスゴいアイデアが出てきます。他人が言ったことを聞いて、『ああ、そういう考えもあるのか、じゃあこういうのもいいよね?』と、どんどん脳を刺激し合って、十人十色のアイデアを出していただきたいと思います」と、ファシリテーター役の増田氏は説明した。

手順はまず、プレゼンテーターが発表する。その後、グループに分かれてディスカッションし、各グループでまとめたアイデアを発表する。

「発表を聞くと、他チームと自分のチームとの発想の違いに気付くでしょう。そしてまた知恵と知恵を重ねて、プレゼンテーターの事業に貢献できればと思います。
これは、プレゼンテーターのためだけでなく、みなさんにもメリットがあります。自分は自分の業種のことしかわからないと思っているでしょうが、自分が知恵を出せる舞台がほかにもあるのだと自分自身の発見にもなるのです。意外なところで役に立てる、その意外な強みを、またほかでも生かせるのではないか、と考えることができます。自分のためにもなるし、仲間のためにもなる。それをNICeでは頭脳交換と呼んでいます。

言うまでもありませんが、人のアイデアを否定したり、批判したりすることは慎んでいただきたい。それは無理とか、できないとか。アイデアキラーの否定はマイナスの輪が広がります。むしろ逆に、ふざけているのかと思うような、面白いことを言っていただいて結構です。そこからまた違う発想が生まれる可能性がありますから。では、さっそく始めてみましょう」と、プレゼンテーターの井口さんを紹介した。




●プレゼンテーション

いただきますカンパニー代表・井口芙美子さん

テーマ「とかちの畑でおさんぽランチ、その畑に人がくるためには?」



今年2012年3月に開業したばかりという井口さんは、十勝の畑を舞台に、その素晴らしさと料理の楽しさを商品化した体験プログラム「とかちの畑でおさんぽランチ」を企画実施している。

プログラムの基本は、畑での散歩+料理+交流会で、5月中旬から10月末まで実施する計画。「菜の花畑のお花見」コースを例に具体的な内容を紹介した。まず協力農家の畑に応募してきた参加者が集合する。その場で、用意しておいた菜の花の話をし、次に靴カバーを装着してもらって自由に菜の花畑に入り、散歩してもらう。それだけでも参加者は相当に感動するそうだ。散歩の後は、みんなで料理をし、食事し、後片付けも一緒に行う。そして交流会には農家さんも招待し、互いに身近に感じてもらう。以上計3時間ほどのプログラムで、学生や現場スタッフ、サポーターなどの応援もあり、1回2〜40名の応募者を受け入れられるという。

既存の農家体験ツアーと大きく異なるのは、主催は農家ではなく、いただきますカンパニーであること。収穫体験をセットにしていない、あるいはこだわっていないことだ。これなら、開催日に合わせて農家側が何かを仕込むような負担もなく、収穫の繁忙期を避けることもでき、畑そのものを楽しんでほしいという井口さんの思いも貫ける。

事業化した背景のひとつには、幼少の頃から農場への親しみがあったこと。そして、自身の母親としての立場があるという。井口さんはサークル活動などを通して、同世代の母親たちの料理離れ、野菜離れを実感していた。もうひとつは、自然・観光ガイドの経験から、生産者と消費者が触れ合う機会がもっとあればとの思いが募り、また、畑の景観を楽しみながら食事ができたら、との思いがあったと述べた。

 

次に、畑を提供してくれる農家について説明した。井口さんのプログラムに協力承諾している農家は現在20軒。農家自身が主催するケースが少ないことが、事業化を後押ししている。というのも、十勝の食料自給率は1200%に達し、十勝の農家軒数6300のほとんどが専業農家だ。そのため、副業として観光業に取り組む必要性を農家があまり感じていないと井口さんは分析している。農家主催の観光ツアーは少ないが、「人と交流し、もっと食への思いを伝えたい」という農家はいるとも感じている。であれば、自分たちが間を取り持つことで、事業に協力してくれる農家はもっといるのではないかと期待している。

5月に始動したばかりなので、スタッフも含め、畑ガイド事業が仕事として成り立つ仕組みづくりをすると共に、この事業を通し、畑の魅力を、農家の魅力を、料理の楽しさを広め、また子どもたちへ、その先の子どもたちへ、生産現場が身近にあり続ける社会にしていきたいと語った。将来は、帯広を中心に十勝全域で、地区ごとのガイドが農家との関係を築きながら、多くの人を受け入れていくことが理想だ。そのためにも、より多くの人が畑に来るようなアイデアをいただきたいとプレゼンを締めくくった。


●質疑応答

Q:現実的な問題で雇用を考えているとのことですが、十勝の冬は長いですよね。どのような考えがありますか?
増田氏:これは後でみなさんのアイデアを足していくと何とかなるかもしれませんね。冬を視野にアイデアを考えるのもありです。

Q:USTからの質問です。思いに賛同して来て欲しいのか? それとも来てもらって感動してもらいたいのか?
井口氏:思いに共感してくれた方と一緒にやっていきたいですし、もちろん参加者には感動してもらい、また参加して欲しいと考えています。

 

Q:まわりに農家さんがいるので、とても興味があります。僕も参加していいのでしょうか?
会場:笑!
井口氏:ぜひ!

Q:商圏は?
井口氏:今はまだ決められない状況だと思っています。共感してくれる人が広まっているので、共感者を集めて、その人が人を呼んでくれるかなと。いいねとの声はいただいているので、これからの段階です。
増田氏:新しい取り組みですから、まだ決めつけられない段階ですね。
では、おさんぽランチ、今まで畑に来ていない人を呼ぶには、畑でどんなことできるか、
10分間のグループディスカッションをスタートしてください!

 

  

  

  
 


●発表タイム(各グループ2分間)



Aチーム
・ライブ
・農場でプロポーズ作戦
・露天風呂
・草取り大運動会 →場内から喝采!
・農具を使っての競技 →これも喝采!
・牧草ロールの大玉転がし
・農家ファッションショー
・畑で結婚式


 
Bチーム
・結婚式、合コン、麦シャワー
・どろんこパフォーマンス
・写真会
・農家さんも冬なら交流する時間があるのでは?という意見から、農家さん同士の交流会
・倉庫見学 
・昔の機具の見学ツアー →場内から喝采!
・農家さんの自宅も普通の住宅と違うので、面白いのではないか



Cチーム
・ひとつの意見を深堀りした。協力してくれる農家さんのメリットについて。
メリットは美味しいと言ってもらうこと。
・帯広の有名なシェフを呼んで料理して食べてもらう会
・商工会などとコラボして、全国のシェフを呼び、BtoBにする →場内から喝采!
・料理しない人はそもそもしない。料理にまずは興味を持ってもらうことを重視し、その次に第2弾、第3弾と展開すればいいのでは


 
Dチーム
・合コン、飲み会
・若い人はもちろんだが、おじいちゃんやおばあちゃんも巻き込んで孫を連れてくるようなイベントにする
・大人向けの研究会、雑草とかも奥が深くて面白いのでマニアックな会
・宝探し
・雨乞いダンス、晴れ乞いダンス →場内から拍手
・誰も気にしない大声大会
・古びた倉庫をペンキ塗りして遊ぶ会、勝手に色遊び感覚で
・映画、写真コンテスト
・トラクター試乗体験


 
Eチーム
・教育、生育、科学理科教室で学んでもらう場にする
・ITを使って、畑の様子をライブで配信する
・結活、「イエスか農家(YESかNOか) →場内から笑いと拍手!
・冬はスノーモービル&馬場
・フォトコンテスト
・地吹雪体験ツアー →場内から拍手喝采!
・遭難ツアー(救援隊付き!)


 
Fチーム
・畑の中に列車を走らせる
・馬車
・冬は動物園にしてしまう。雪の中に放し飼いにする →場内から笑いと拍手!
・スノーモービル
・ランチということだが、ディナーも食べたい。星を見ながらおしゃれじゃないか 
・田んぼアートとして提供。収穫時を想像して種を蒔いてもらう。
秋にどうなっているかで再訪してもらえる →場内から喝采!
・畑で風の音を感じてもらう。目隠しして自由に歩く。
インザダーク、真っ暗な中で手を引いてもらい食事したり、というのがあるので


 
USTチーム
・害虫採集
・草とり大運動会 →場内から喝采!
・トラクターであぜ道を爆走
・畑トライアスロン
・ファッションショー、農作業着
・農作業お見合いで能力や気遣いをチェック
・料理してバトル
・畑で研修
・畑の中で愛を叫ぶ
・その場で食べる
・非日常の演出がいい
・炊飯クン1号(自衛隊の調理機具)でのイベント
・かぼちゃシャワー →場内から笑いと拍手!
・ジャガイモキャッチボール


 
Gチーム
・農家目線、ママ目線、こども目線で考えた
・農機具、空から見て比べる
・綱引きならぬ長イモ引き →場内から喝采!
・みどりのカーテン
・マルチ(作物を覆う農業資材のビニール)の巻き取り競争
手作業なので、いかに早く巻き取れるかどう工夫するかを競う →場内から拍手大喝采!!
・枝拾い競争&焚き火 →これも拍手喝采!
・農作業をゲーム化する


  

  

 


●フリータイムでアイデア出し!
テーマ「畑で運動会、どんな競技?」




・トラクターで綱引き
・トウキビ畑でかくれんぼ
・ばっかん徒競走
・ビート投げの遠投
・穴掘り
・24時間耐久長イモ掘り大会
・石拾い  →場内から拍手喝采!大絶賛!
・石と作物の交換
・早食い競争
・ジャガイモの玉入れ
・畑作4品(十勝的なもの)での玉入れ
・かぼちゃ収穫リレー
・酪農の人にも参加してもらって、動物とのスピード競争
・ラグビー部の合宿にしてしまう
・でっかい虫探し競争
・トラクターとの徒競走
・競技審査委員は農家さん
・高価なフルーツ摂り競争

 

 


増田氏「ジョークのようなアイデアラッシュの中から、すぐにでもできそうなものが生まれてきましたね。畑をフィールドに見立てて、運動会。こういうアイデアが凝縮されていきます。とてもワクワクしました。運動会は実際にできそうだなと思ったので、ぜひひとつでも実現してほしいと思います。みなさん、これからも応援していきましょう」




■第3部 懇親会


廃校を利用した芽室町の生涯学習施設「カッコウ」へ移動し、北海道の食材をふんだんに使った大バーベキュー大会が行われた。

 

  
▲明治35年8月開校、平成3年3月31日閉校の元美生小学校(閉校時は、芽室西小学校)


  

  

   

  

<食材を提供してくれたみなさん>
▼左/猟師から限定で仕入れることで、上手に血抜きされた臭みのないエゾシカ肉を
提供してくれた上田隆さん
上田精肉店 http://www.ezodeer.com/
 
▲右/『ミシュランガイド北海道』で“ビブグルマン”となった焼き肉「かぐら」より、
自社農園の雪室越冬ジャガイモとタマネギと、遺伝子組み換え飼料を一切
与えず育てた芽室未来牛ステーキを提供してくれた尾藤光一さん
焼き肉かぐら http://www.y-kagura.jp/

▼左/14カ月というまだちょっと小さいけれど肉が軟らかい、
そして旨味がある十勝若牛を提供してくれた奥山崇さん
十勝若牛 http://wakaushi.com/
 
▲右/臭みがなく味があるマトンは、手切りと肉に対するこだわりが生んだ逸品。
手切りジンギスカン、熟成マトン、コニク、ホルモンを提供してくれた鈴木勝治さん
肉バカ本舗 http://www.29baka.com/

▼左/沖縄より! 豚肉初のトレーサビリティーを実現し、餌の調合にこだわった紅アグーを提供してくれた沖縄紅豚の喜納忍さん
沖縄紅豚 http://www.benibuta.co.jp/
 
▲右/沖縄より! ニンニクの香りと鶏肉の旨みが最高!ブエノチキンを提供してくれた
沖縄県産やんばる若鶏の丸焼きお取り寄せ『ブエノチキン浦添店』幸喜朝子さん
ブエノチキン浦添店 http://buenourasoe.com/


 
▲沖縄より! 手でちぎって食べられるとっても甘いスナックパインと、
ちょっと桃の香りがするピーチパインを提供してくれた
沖縄のうまい物屋 長浜商店の呉屋麻子さん
沖縄のうまい物屋 長浜商店 http://www.rakuten.co.jp/awamorisyouten/

  
▲襟裳産のウニが終わってしまっていたため、わざわざ急遽
小樽から殻付きのウニを取り寄せてくれたグルメ北海道 四季銘食の戸田好浩さん(左)
グルメ北海道 四季銘食 http://www.rakuten.ne.jp/gold/tsuiterukaniya/

朝食の無農薬の手作りラズベリージャムを提供してくれた
ときいろファームの鴇崎伊吹さん
ときいろファーム http://www.mytokachi.jp/dtl/guide/2192



■第4部 日の出


翌朝4時、河村実行委員長おすすめの日の出スポット、「カッコウ」から4km離れた新嵐山の展望台へ。あいにく曇りだったため、日の出の瞬間を見ることはできなかったが、展望台に着いた瞬間、目の前に広がったパッチワークのようなパノラマに感激! 早起きは三文の徳!

  




■第5部 収穫体験&新鮮朝ごはん


6時に再び集合! 朝食の食材を体験収穫するため、2チームに分かれて農家さんの畑へ出発。1チームは、愛国町にあるやぶ田ファームさんへ(http://www008.upp.so-net.ne.jp/YABUTA-FARM/)。筆者はもう1チームに加わり、池下清一さんのアスパラ畑へ。

日高山脈を一望できる池下さんのアスパラ畑に到着後、一行は土壌保護のための靴カバーを装着。畑に入る前に、池下さんご夫妻から事前レクチャーをいただいた。

アスパラの種類は、一般的に流通しているスーパーウエルカムと、食感と食味に優れたフルートという2品種を栽培。このフルートはすでに原種がなく、池下さんは20年株を大切に育てている。

   
▲収穫体験の前にまずは味見。全員がアスパラを生で食べたのは初めて。「あまーい! 瑞々しい!」「濃い! ベーコンいらないね〜」「おなかが鳴る」「すごーーい」

アスパラは5月の連休明けから生え出し、収穫時期は6月中旬くらいまで。その時に全部を収穫せず、次の年の株に栄養が行くように適度に残し、そのまま伸ばすという。
「伸ばすって?」「収穫しないアスパラはどうなるの?」興味津々な私たち。「背丈ぐらいになります、森みたいになります」との池下さんご夫妻の説明に、またまたびっくり!
収穫しないアスパラはその後、葉を広げて大きくなり、冬を越し、雪解けした春先に枯れ枝のような状態になる。その間、株には栄養がたっぷり蓄えられるという。地表に出ている枯れた棒状部分を剪定すると、5月上旬に、ニョキニョキと地面から生えてくるそうだ。またまた「へ〜〜〜〜っ」の連続!


▼質問大会の後、いざアスパラ畑の中へ! 足下に気をつけて、ほかのアスパラを傷つけないように収穫。カットした瞬間、水分が滴り落ちるほど瑞々しい
  

 

▼その頃、もう一方のチームもやぶたファームの薮田さんから話を聞いた後に収穫体験。藪田さんは化学肥料や農薬を使わず、しかも畑を耕さない不耕起農法を実践する有機農家。あえて雑草を除去しない畑では、年間100種類近い野菜や果物が生産されている。一行はこの日、ほうれん草、カブ、ゴボウ、ネギなどを収穫した


  

 

■朝食

各チームから代表が報告を行い、続いて、いただきますカンパニーの料理担当・佐藤美緒子さんから各料理と食材の説明があった後、さっそく「いただきます!」

   



  

  
「ごちそうさまでした!」の後は、みんなで片付け!


■第6部 プチ頭脳交換会


解散前に河村実行委員長からのあいさつ、そして締めくくりの頭脳交換会を行った。
「今朝、畑に行って農家さんからお話聞いて収穫しました。収穫体験できる農家さんはほかにもありますが、繁忙期に予定を立てるのは難しいです。たとえば、前日に入力すると、ホテルのモニターなどの端末に、『朝○時から、どこどこで収穫体験できます』というように表示できる仕組みをクラウドでできたらなぁと考えています。3年ぐらいかけて、つくっていきたいのですが、成り立つかどうか。この2日間の感想も込めてアドバイスをお願いします」

 


■みなさんの感想&アドバイス

「収穫することだけが楽しいかなと思っていましたが、農家さんの嬉しそうな顔を見てこちらまで嬉しかったです。なので、その事業プランはイケると思います」
「ゴボウを生で食べられることに驚きました。農家さんと接する機会は実に楽しいと思います」
「普通の観光旅行ではできない体験をたくさんさせてもらいました。ひとつアドバイスするとしたら、ここに戻って調理して食べるより、収穫したその場で食べるのはどうでしょう」
「普段行けない場所へ行けて、そこでしか出合えないものに巡り会えるのは本当に良かったです。これで終わりではなく、地元へ帰ってからもつながりを続けていきたいです」
「面白い企画でした、また機会あれば嬉しいですし、こうやって全国を回れると嬉しいです」
「林間学校みたいで楽しかったです。農家さんのインフォメーションを事前にうかがっていたことでより深まったと感じました。○○を収穫する、だけでなく、誰の畑か。その人柄が予めわかっていたり、この風景の中に自分がいたいと思えたり、この人に会いに行きたい、という事前情報があると、よりいいと思います」
「いい体験でした。また2回、3回とできたらいい」
「昨日は生産者の立場で、初めてお会いした方に自分のところの商品を食べていただけて、今日はまた生産者さんに会うことができました。人を入り口にして、会いに行く。この人の農作物だから買いたい、というように、人と人の物々交換が生まれたらいいなと思います」
「昨日は、凝り固まらない考え方を学び、今日は生産者さんから学びました。人柄で人は付いて行くものだと改めて感じました」
「刺激になりました。収穫体験ではアスパラの切り口の瑞々しさに驚き、生で食べて本当においしかったです。畑の魅力はまだまだあるなぁと。ぜひ掘り起こしていただきたいです」
「畑では収穫するだけではなく、質問大会になりました。みんなこの人から買いたいとなったので、ヒューマン&買える、という組み合わせがあると、また行きたいと思ってもらえるのではないかと思います」
「野菜の素晴らしさを説明してくださいましたが、あんな大きなタンポポは内地ではない!とか、なぜダンゴムシがいないの? とか、野菜だけでなく畑を知る、畑を丸ごと楽しめたらもっといいと思います」
「初めて自然農法を見て、ベースの考え方を聞いてとても勉強になりました。高校一年生の時に自転車で北海道を回ったのですが、あそこへ行くと牛乳が飲める、○○が食べられる、というような情報もあるともっと面白くなると思います」
「知らなかったことがたくさんあり、自然農法のことも勉強になりました。勉強会も頭脳交換会も新鮮で、また機会あれば参加したいです」
「同じ北海道に住んでいながら、旬を迎える前のこと、後のこと、現地で聞かないとわからないと実感しました。体験しないとわからないですね。知ったつもりのこといっぱいあるなぁと。新聞の見出し1行で片付けられていることを知る。こういう体験をもっとしたいし、してほしいと感じます」
「アスパラ収穫は3回目ですが、地元の人でもやったことのない人がいると思います。伝えきれない食材がまだまだあるなぁと思うし、伝えていきたいです」
「道外からたくさんの方に来ていただいて嬉しいです。またぜひ帯広にお越しください。たくさんつくっているものと、特別な思いを込めてつくっているものは明らかに違いがあります。悲しいことに経済で動いている社会なので、価格に反映されていますが、違いがわかった時、その生き様が農産物にあらわれているので、ぜひ支えていただきたい。他と違うものを買っているということをわかってほしいと思います。北海道はエネルギーも食料も自給できるので、いつか独立できるんじゃないかと思っています!」
「十勝に8年暮らしていたので、自分はわかっていると思っていたが、非常に勉強になりました。直接畑で聞いたほうが伝わると感じます。家族や友人などとまた、十勝を体験できればと思います」
「誕生日まで祝っていただきありがとうございます。薮田さんとお会いするのは2度目で、北の屋台で初めてお会いして、その時にニンジンを食べました。本当に美味しくて、いつものニンジンと何が違うのかと思い始めたら、自分のことまで考えちゃって泣けてしまいました。なので今日は嬉しかったです。旅行会社のツアーの中に、農家体験のプログラムはありと思います。当日にどこで体験できるかわからない、ミステリーツアーのようにしてはどうでしょう。また十勝はガーデニング好きの年代向けツアーもあるので、個人宅&農家さん訪問できればすぐに人気が出るのでは。年間計画も立てやすくなると思います」

いただきますカンパニー・佐藤美緒子さん
「食堂ではない場所で調理する、食事するというのは、畑と同じく制約がありましたが、おおむね喜んでいただけて嬉しかったです。野菜しゃぶしゃぶ、料理の魅力、食材の魅力、とりとめもなく、伝わらないこともありましたが、これからも創意工夫して、アイデアもプラスして、料理というものがマストという存在になれるよう、私自身も頑張りたいと思います」

いただきますカンパニー・井口芙美子さん
「自分のことのように考え実行していただき、感謝しています。課題もたくさんありますが、楽しかったという感想をいただき、これからもやっていけると感じています。NICeメンバーでもあるので、このままにせず、自分たちで消化しながら実現したいと思います。細くても長くやっていきたいし、いろんなチャレンジしながら見えてくると思います。今日のアスパラ農家さんも素敵な方で、こういうつながりを広げながら、『今日いいよ』という関係ができていくのかなと思います。少しずつ成長しながら変化しながら、未来の子どもたちにつなげるようにしたいです」

NICe増田紀彦代表理事
「有意義な2日間でした。河村さんのプランも井口さんの事業も、今の時代に、そしてこれからの時代にいいですね。ぜひ従来の価値観にハマらずに挑んでいただきたい。観光産業は実に大きな産業で、商業主義を基本に展開されてきたので、従来の観光業界の仕組みに入れていくことは大変なことと思います。古いものに新しいものを無理に合わせようとしたら大変ですが、時間の問題で、必ず古いものは滅び、新しいものが芽吹いていきます。ただ、芽ですから、弱いです。なので、芽を伸ばすのは、ここに集っているような人たちが、『いいと思う』ことを少しでも実践すること。少しでも知恵を出す、買うことで応援できるなら少しでも応援する。そういう小さな行動力での解決しかないと思います。
今までは、『いいな』ということをプロが動いて経済を回していましたが、今日お邪魔した薮田さんや池下さんのような農家さんのところに、旅行会社からはなかなか行けませんよね。ご縁があるから行けたのですよね。以前にお邪魔しただれそれ、というご縁は続きます。ご縁というのは、遅いし、面倒くさく感じる経済の広がりですが、人と人というような、小さいな単位に戻っていきながらも、必ず伸びていきます。そういう取り組みを仲間がバックアップしていけば、芽を倒さずに伸ばせていけます。ぜひ、みんなで応援していければいいと思います。これからもよろしくお願いします」






UST配信/近藤達氏
撮影/河村知明氏田村康子氏長柴美恵氏、岡部 恵
取材・文/岡部 恵

■次回のNICe全国定例会は、2012年9月8日開催予定
舞台は、和歌山県和歌山市です! 


Google+
コンテンツ

過去記事一覧はこちらから