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全国交流セミナー

第16回NICe全国定例会in名古屋 レポート(全編)






2012年11月23日(・金)、「日本のおへそで”異と違”をつなぐ! つながり力で次なるステージを創出!」をテーマに、NICe主催、NPO法人ビタショコ共催、ママスタート・クラブ、N-1グランプリ実行委員会、21世紀クラブ、いい女研究所、タスクール、不定期ビジネスニュース協力により、第16回NICe全国定例会in名古屋が開催された。プログラムは、NICeの増田紀彦代表理事の基調講演、“つながり力”で夢を実現している3名のパネリストによるパネルディスカッション、参加者全員の頭脳と頭脳をかけあわせ、事業プランをブラッシュアップするNICe頭脳交換会など3部構成。参加者は地元愛知県を中心に、千葉県、東京都、神奈川県、福井県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、和歌山県から79名が結集した。



■オープニング


司会を務める梶田香織氏の弾むような美声でプログラムが紹介され、続いて第16回NICe全国定例会in名古屋実行委員長・野田哲也氏が、参加者への歓迎と感謝の意を述べ、「今日は私が一番楽しみにしています」との言葉でいよいよスタート!


▲総合司会・梶田香織氏、第16回NICe全国定例会in名古屋 実行委員長・野田哲也氏



■第1部 基調講演


「つながり力の強化で、新たなビジネスを創造しよう!〜 危機の時代に屈せず、幸せに生きるために 〜」をテーマに、一般社団法人起業支援ネットワークNICe増田紀彦代表理事による基調講演が行われた。



増田氏の1時間に及ぶ講演は、まず20年前の中国旅行体験談から始まり、円高、株安、デフレ、増税、国債残高、TPP、そしてこの1カ月後に控えた衆議院選挙へと話題が展開した。私たちを取り巻く日本経済の危機的状況は、さらに厳しさを増すという。それら外的要因の真意や経済の仕組みをわかりやすくひもとき、そのうえで、個人事業や小さな企業の経営者がどうすれば希望を見出せるのか、事例を挙げて力説した。それは、つながり力を発揮して新たなビジネスを創造すること。だが、この不景気で需要はあるのか? 新たなビジネスとはどういうものか? つながり力とは? 経済の主役は一体誰なのか? これからの時代を幸せに生きる術とは? そもそもなぜ、20年前の体験談をこの日に語ったのか?

この詳細は、こちらのレポートをご覧ください。
「第16回NICe全国定例会 in 名古屋」第1部
NICe増田紀彦代表理事による基調講演レポート

http://www.nice.or.jp/archives/13823



■第2部 パネルディスカッション


休憩をはさんで始まった第2部は、「~つながり力で社会に羽ばたく自立した人たちに学ぶ~ 個性や強みが生み出す私の“つながり力”」とは?」をテーマに、パネルディスカッションが行われた。

コーディネーターを務めるNPO法人ビタショコ伊藤麻美副理事長が、NICe増田代表理事との出会いも交えてまず自己紹介。そして実際につながり力発揮し、夢を実現しているパネリストたちの生の体験談を聞くことで、ひとりでも多くの人が自分自身のつながり力を生かし、次ステージへと創造するきっかけにしてほしいとの思いから、このパネルディスカッションを企画したと目的を述べた。登壇した3名のパネリストとは旧知の仲であるという伊藤氏ならではの明朗な進行により、それぞれのつながり力の源泉から、今に至る経緯と成果、その喜びと今後の夢。さらに、人とつながるツール、ソーシャルネットワークシステムの活用法と可能性についても、具体的な関わり方や考え方まで熱いトークが展開された。



テーマ

「~つながり力で社会に羽ばたく自立した人たちに学ぶ~
個性や強みが生み出す私の“つながり力”」とは?」


コーディネーター 伊藤麻美氏
女性自立支援団体 NPO法人ビタショコ 副理事長
株式会社ドリシェ 代表取締役
有限会社エスプリ・マネジメント 取締役社長
エスプリ経営労務事務所 所長/社会保険労務士

パネリスト 長崎洋二氏
株式会社チームエコラボ 代表取締役
ナガサキ工業株式会社 代表取締役社長
女性自立支援団体 NPO法人ビタショコ 理事
経営者交流会「ながとも会」主宰
エリート創出交流会「ダンディ・ダイル」主宰

パネリスト 余語まりあ氏
Y’s effect 代表 イメージ戦略コンサルタント
「いい女研究所」主宰
著書:2011年5月『仕事ができる“キラリーマン!”』
東海輝く女性「ビタ☆ショコ ブリリアンシーズ」ヴィナース部門所属

パネリスト 櫻井由美氏
がん免疫療法細胞技工士
東海輝く女性「ビタ☆ショコ ブリリアンシーズ」ヴィナース部門所属
「ゆーみんズ世界の料理を楽しむ会」主宰
「夜クラ・プラチナム」主宰
「ゆーみんズ韓国ツアーズ」主宰
「ドリシェ×宝酒造 『澪club』」リーダー


▲日本全国に人脈を持ち、1300人が登録している東海女性専用SNS『ビタ☆ショコ』を運営し、女性自立支援と中小企業の永続支援を使命として「つながり巻き込み力で新コラボレーションを生み出す女」伊藤麻美氏


▲左から。異業種のリーダーたちを牽引し(株)チームエコラボを創設、新分野進出を果たした「つながり統率力で新風を起こす男」長崎洋二氏。主婦から再スタートして独立起業し、著書発売1週間で名古屋主力書店ベスト10入りもはたす「つながり素直力で輝く生き方を手に入れた女」余語まりあ氏。子育て後に社会復帰して管理職まで上り詰め、ファンも多いカリスマ主婦「つながり楽しみ力で仕事に遊びにイキイキ邁進の女」櫻井由美氏



伊藤氏:それぞれの“つながり力”について。長崎社長は、ながとも会、ダンディ・ダイルなどの活動を通し、異業種の経営者を集め、株式会社チームエコラボという会社組織にまで牽引した。その経緯と、リーダーの中のリーダーとしてやろうと思ったいきさつは?



長崎氏:自分は金属を生業にする今期9期目の会社を経営している。リーマンショックの時に多くの経営者仲間と話した。みんな、これで一生メシが喰っていけると思っていたと。それが幻だと気付いたと言っていた。企業にとって何が大切かというと、たえず新しいことに挑戦すること。世の中の商品すべてに消費寿命があると思う。5年後に企業が残っている保証はない。絶えず新しいことをやっていくことが大事だと思っているが、ただ、自分ひとりではできないことがたくさんある。人材、資金、技術、この3つを中小企業が出し合って始めたのが経緯。

伊藤氏:株式会社にまでしようと思ったのは?

長崎氏:迷ったところだが、日本国内の企業の9割は中小企業で、それが残り1割の名だたる大企業を支えている。我々が日本の屋台骨を支えているという自負を持つべきであり、ひとつのモデルケースとして面白いと思った。

伊藤氏:なぜその中でリーダーとしてやろうと?

長崎氏:中小企業が元気になることが日本を元気にすることだと今でも信じている。活性化をするためには先頭に立ってやるべき、自分ができることはやろうと思った。



伊藤氏:この強さは素晴らしい。だがそれは長崎社長だけなのか?というと、誰かを引き上げないといけないと強い思いと願いをもって、行動力のある人はたくさんいると思う。男女問わず、気づいていないだけではないか。自身もつながり統率力を持っている人もいるのでは?と思う。次に、イメージ戦略コンサルタントという名称は、余語さんの存在で定着したと思うが、独立の経緯は?

余語氏:4年前に独立したが、独立しようと最初から思っていたわけではなく、40歳を過ぎで働こうと思った時に求人募集の年齢制限があった。何か自分にできることがないのかと考え、自分の過去の経験を生かせないか、まずは自分のスキルを磨いてからと考えた。お金もない、関東出身なので名古屋に人脈もない、学歴が高いわけでもない、特別な技術があるわけでもない。ないないづくしでどうしたらいいか。その時に心がけたのは、人に会って何か素晴らしいエッセンスを毎回吸収しようと。その代わりに、自分が提供できることがあれば生かしていただこうと意識した。それで講師養成講座を受講し、後にその裏方を手伝わせていただけることに。講師の方はお忙しいので、自分は時間があるから何でもやりますとスタートした。



伊藤氏:とはいえ、子育てや家事をしながらとなるとやりくりも大変では? それでもやろうと?

余語氏:狭い世界にいるなと……。外に出ないままでは知識欲が満たされないのではないかと感じた。どうしても特定の人としかつながれないと、自分の成長が止まってしまうのではと少し恐ろしく感じた。一歩勇気を持って外へ出ようと。時間のやりくりはあるが、ゴールを決めて逆算すれば、時間は必ず捻出できるものだと考えた。それを効果的に使って、次の自分の人生を組み立てるものにしていきたいという、欲というか乾きのようなものを感じていた。

伊藤氏:余語さんは誰かのために率先して動き、感謝の言葉に報いようと常に行動している。人のためだけに動くというのはなかなかできないと思う。実際やってきた中でメリットは?

余語氏:知らないことについて、本を読んだりセミナーを聴いたりするよりも、直に人に会うことでぎゅっと濃縮されたエッセンスを得ることができると思う。自分が知らない世界を知るだけでなく、自分は何ができる人間なのか、俯瞰できることで、自分の強みを再確認できた気がしている。



伊藤氏:余語さんは子育てを終え再スタートして独立起業した成功事例であり、人のため動くことを納得して行ない、周囲の視点も素直に受け入れて発揮されている。それが余語さんならではの、つながり素直力だと思う。

ではもうひとり、グルメの会やツアーでは彼女についていく!というファンも多い櫻井さんは、会社員であり管理職でもある。勤めの仕事をしていれば、わざわざほかに仲間をつくらなくても?と思うが、リアルにつながることで様々なものを生み出している人物。リアルでつながることによって得た、一番のものとは?

櫻井氏:好きなことをとことんやっていたら、人が徐々に集まったという感じで(笑)。仕事も8年間勤務後にふたり目の妊娠を機に退職したが、15年後にその仕事に再会した時に、本当にこれが好きだなと。ただただ好きで、とことん続けていくうち、派遣契約から正社員雇用へ、そして管理職へと。



伊藤氏:好きなことで輝いている櫻井さんは、自分自身の生き方を輝かせている、まさに社会復帰を目指す女性たちのひとつのロールモデルとして登壇いただいた。これから起業する人も好きな仕事を選ばないと、途中で挫折した時に、誰かの何かのせいにしてしまうのではないかと思う。また櫻井さんは、経済力を手に入れている点も注目してほしい。楽しいことにしっかりお金を使えるということも大事なことだと思う。よく『好きなことならお金を稼がなくてもいい』という女性がいるが、自分自身が輝ける生き方かどうか。自己満足と、人から輝いて見える生き方とは異なるのではないかと思う。ビジネスは稼ぐということもしっかりやらないといけないと思っている。



伊藤氏:人とつながる、出会う、人脈を広げるのに、今やネットはなくてはならないツールだが、使い方を誤ったり、過信したりしてはいけないと思うことがあるのでは? ビタ☆ショコやNICeには専用のSNSがあり、ほかにもFacebookやTeitter、LINEなどさまざま。ビタ☆ショコでもFacebook利用者が増え、SNSからFacebookへ移行してもいいのではないかという意見が出たことがあった。だが、Facebookを利用しないメンバーも居るし個々に事情もある。パネリストのみなさんは、どのようにソーシャルネットワークを使っているのか?



長崎氏:Facebookは情報発信として。
余後氏:SNSならこの部分、Facebookではこの部分と、自分の中で分けて活用している。使い分けを確立しておけばぶれないし、ぶれてしまうと自分が何者かが人に伝わりにくいと思う。また、リアルとぶれないようにブランディングも大切だと思う。
櫻井氏:熱く語りたいことはSNSにと位置づけている。



伊藤氏:NICeのメンバーで、こういう使い方をしているという意見は?
参加者:NICeは起業している人、これから起業する人、会社員など様々な業種、地域、世代の参加者が居る。事業拡大や情報発信のためというより、日々のことから相談や悩み事など、Facebookには書けないことを安心して書けるのがNICeのSNSだと思う。仲間がいる場ととらえている。



伊藤氏:位置付けは人それぞれだと思う。自分はFacebookに愚痴を書くのを止めた(笑)。ただ書いてスッキリしたいだけでも、読み手によって、また男女によって受け止め方が異なるので。ビタショコのSNSに本音を投稿して、さあまた次の日に頑張れるぞ!ということも。パネリストのみなさんも内容によって使い分けているとのことだが、使う人の使い方次第なので、SNSもFacebookも善し悪しではないと思う。ビタショコもNICeもOpenPNEというSNS構築ソフトウエアを使っている。どちらも機能性があり情報発信性があり、登録制でクローズなSNSだ。SNSもFacebookもソーシャルネットワークというくくりだが、SNSはコミュニティであり、Facebookのグループもコミュニティだが、Facebookそのものはインフラであって、コミュニティではないと考えている。ビタショコは東海の女性の自立支援をするコミュニティ、NICeは全国規模のコミュニティ。それぞれ色が違うので、みなさんが取捨選択して、ここで出会いたい人を見つけられるというコミュを選んでいただければと思う。



伊藤氏:また、この3人はコミュティリーダーでもある。
長崎さんのように、既にリアルで経営者とコミュニティを組成している人は、わざわざツールを使わなくてもコミュの組成ができている。逆にまだこれからチャレンジしたい方は、自身がコミュニティリーダーになってコミュニティをつくることもできる。そのために使えるツールが色々あるのだから、個別のつながり力をぜひ見いだしていただきたい。さらには、各自がコミュニティリーダー、ネットワークリーダーとして、新しいビジネスを生み出すチャンスを今日のこの会からスタートしていただければ嬉しいと思う。ひとつ大事なことは、動き出したら続けること。絶対に続けること。ビタショコも5年半で1300人の会員数となり活動している。



伊藤氏:最後に、今の時代にネットワークをつくることにはどのような意義があると思うか?

長崎氏:ソーシャルメディアで人脈を広げるのは素晴らしとは思うが、リアルが大事だと思う。人を知っていることと、人脈がある、というのは大いに異なる。深く信頼できる人がどれだけいるかだ。名刺交換したとか、知っているとかでは、役に立たない。その相手が著名人だろうが虚勢でしかない。リアルな世界での信頼関係。あいつが困っていたら無償で5万円を差し出せるか。あるいは、こちらから頭を下げて助けてと言えるか。そういう人間関係を持っていると、ビジネスもすごく充実してくるし、そういう人間関係ができるかが大事。ただ知っているではなく、それだけの人間関係できるかを考えて付き合っていくと、素晴らしいビジネスや素晴らしいネットワーク、素晴らしい人生になるのではないかと思う。



余後氏:FacebookもSNSもすべてはきっかけであり、自分と相手との接点。日々その可能性を確認しながら、生み出すことではないか。ひとりではできない何かの反応を起こすこと。それがソーシャルの可能性だと思う。情報を交換して化学反応を起こしていきたい。

櫻井氏:ネットワークづくりは支え合っていくことだと思う。楽しい、幸せだ、と感じることが、自分ひとりではなく、多くの仲間と感じられることでもっと幸せに過ごせる。それがネットワークだと思う。



伊藤氏:出会いとコミュニケーションのツールとして、今やなくてはならないものとなったソーシャルメディアだが、つながり力を育む役割はあるものの、リアルに会うことは大事。さらにビジネスを起こすまで信頼できる関係にまでになれるかだと思う。それはやはり、ネット上で何度かやり取りしただけでは育めないだろう。今日は、お金も時間もかけて参加された方々。この機会を生かしてつながり力を見いだし、発展していただきたい。信頼できる仲間と出会う、他己評価をしてくれるような互いを伸ばしてくれる人を見つけ合う場として、東海女性限定のビタショコ、そして全国レベルのNICeを活用いただければと思う。



■第3部 頭脳交換会


テーマ

「そのビジョンが日本を救う!
ビジョン策定のドラマづくりは『つながり力』から。
あなたも脚本家のひとり。」


プレゼンテーター 菅沼之雄氏
株式会社エープランナー 代表取締役


ファシリテーター 増田紀彦代表理事 NICe理事・小林京子氏

5分間の休憩後に始まった第3部は、NICe名物の頭脳交換会。これは、ひとりのプレゼンテーターが事業プランや課題を発表し、参加者全員が「自分だったら」という当事者意識で建設的なアイデアを出し合い、他者の意見を聞いてまた新たなアイデアを重ねていき、頭脳と頭脳のバトルで解決策を探っていくNICe流の勉強会のこと。NICeではこれまでも全国定例会や各地域での勉強会、他団体との共催イベントなどで実施している。今回のプレゼンテーターは、“名古屋では有名人”と言われるほど、起業家の集まりやイベントなど様々な場で活躍している菅沼之雄氏。



まずは小林京子氏から、頭脳交換会の形態と進行方法、心構えについて説明がなされた。続いて増田氏が、何を念頭にプレゼンを聴くのかを語った。



「今から10分くらい、プレゼンテーターの菅沼さんが、自身の仕事のこと、人生のことを話します。
先の講演でも述べましたが、これからの時代、今までの延長で考えていても大変です。どんなビジネスをやっていったらいいのか、をみなさんに考えてもらいます。自分のことだと考えにくいですが、傍目八目を思い出してください。人のことだから考えられる。相手のことから先に考えて提案するのです。提案を発表していただきますが、きっと驚きます。こんなに可能性があったのか!と驚くはずです。そして、自分ならどんなことで応援できるか、また自身のビジネスに置き換えたらどうか、何が活用できるか。ご自身の発見も多々あるはずです。それを念頭に頭脳交換会に臨んでください」


プレゼンテーション

生まれも育ちも名古屋市守山区、6人兄弟の末っ子という菅沼氏は、自己紹介からプレゼンをスタートした。簿記専門学校卒業後、旅行会社に就職し財務経理を担当。その後、イベント業界、ブライダル業界を経て、2005年には「愛・地球博(日本国際博覧会)」のサテライト会場のショップ運営を任され、そこで人とお金の動きを学いだという。翌2006年5月に“原点回帰”。経理代行業で独立し、10月に法人化。現在の事業内容は、経理代行に加え.営業代行、プレゼン資料・データ資料作成代行、研修・セミナー事業、そして2012年5月からは教育事業(学習塾経営)も始動した。菅沼氏は自身の行動の原動力は、人の役に立ちたい、人のためになりたいとの思いだという。ここ最近は特に、会社の経営理念にも掲げている“縁の下の力持ち”が自分の立ち位置であり、周りからも求められていることだと感じていると述べた。

“縁の下の力持ち”のとおり、社会貢献活動も積極的に取り組んでいる。NICeでは、東海エリアのメンバーを中心にした勉強会を開催する「NICe東海」の代表。NPO法人ビタショコの理事。東海エリア(愛知・岐阜・三重)創業7年以内の中小企業ビジネスの祭典「N-1グランプリ」の運営にも深く関わり、実行委員長も歴任。AED普及活動を進めるNPO法人あいちクロー・バーを発足し、理事も務め、ドリームプランプレゼンテーションin名古屋ではアドバイザーを務めるなど多岐に渡る。

以上のように、さまざまな経歴を持ち、社会貢献活動にも尽力しているが、今後はそれら活動の点と点を線にして活動したいと望んでいる。展望をひとりで考えるよりも、多くの人の知恵を借りたく頭脳交換会に登壇したと語り、プレゼンを締めくくった。




質疑応答

Q:趣味のひとつがオートバイとのことだが、バイクが大好きでバイクが人生の原動力みたいなことは?
菅沼氏:今はそこまでのモチベーションはありません。交通手段です。

Q:学習塾を始めた経緯は?
菅沼氏:教育事業に興味は持っていて、5年先か10年後でも良かったのですが、N-1グランプリの出展者から、「今春に開校した学習塾があるのだが、経営者の事情で継続できないとの申し入れがあった。代わりに誰か引き継いでくれる人の心当たりはないか?」と相談を受けました。話を聞くと、投資資金は1割でいい、すでに箱(教室)もある、生徒さんもいると。その条件が良かったので自分が名乗りを上げました。

Q:人のために何かすることにモチベーションが上がるということだが、自身の家族のために、というのは?
菅沼氏:正直、今まで家族のことは置いてしまっていました。このままではいけないと思い、なるべく日曜日は家族と過ごすよう、時間のバランスを図るように努めています。
増田氏:起業した経営者はひとりで何でもやらねばとバランスを逸してしまうこと多々あります。菅沼さんの場合は、会社以外に社会貢献活動を幅広くやっているということもあります。



Q:一緒に仕事をするなら男女どちらがいいか? 中世的な感じがするので。
菅沼氏:どちらとも言えませんが、あえて言うならお金の話なら男性、パートナーとして一緒にやるなら女性かなと。
増田氏:男女への分け隔てがない。先輩でも後輩でもそうです。それが菅沼さんの仕事や活動の多さになっているのかもしれません。

Q:今までの経験の中で、一番ワクワクしたことは? その理由は?
菅沼氏:楽しさはイベント業界です。いろんな人とかかわれるし、普段見ることができない舞台裏を裏方なら全部垣間みられます。そして、表ではみなさんに楽しんでもらえること。それだけ大変ですが、充実感があります。ブライダル業界も同じくです。
増田氏:菅沼さんは好奇心が強い。それが力の源泉になっているとも言えます。



Q:経歴を聞いていると、いろんな方をまとめられているリーダーだと思うが。自身ではどう思うか?
菅沼氏:ぐいぐいと人を引っ張るタイプではないと思います。どちらかといえば一歩下がって、周りをどう生かしたらいいか、周りにスポットライトが当たることを考えます。

Q:AED普及はどのような理由で?
菅沼氏:飲み会の席に看護師さんがいて、まだAEDが広まっていないという話題になり、それじゃやろうというのがきっかけです。もともと、僕の中では命をテーマに何かをやりたいとずっと思っていました。実は、6人兄弟の末っ子だと言いましたが、1つ上の兄を交通事故でなくしています。その3カ月後に父親も他界しました。父は病気で、病気だと最期は見取れますが、交通事故は見取れません。自分が何かをすることで生きる人がいるかもしれないと。それで、骨髄バンクに登録し、本当に半年後ぐらいで通知が来て協力しました。普段は献血くらいですが、それらはその時だけで終わる活動です。AEDを普及させることで、ひとりでも助かるのであればいいかなという思いでやっています。



Q:ゆくゆくはやりたいと思っていた教育事業と、フランチャイズで始めたギャップはなかったか?
菅沼氏:理念が合ったのでギャップはありませんでした。子どもたちを支えること、縁の下の力持ちになること、相手のためにという理念だったので。もし理念が違っていたらやりませんでした。

増田氏:菅沼さんは本業もですが、他の活動もいろいろやっています。が、今後、どこに比重をかけていくのがいいか。たとえば、数字の世界に強いことと学習塾を組み合わせ、金銭教育などの合体系も考えられます。菅沼さんらしい事業で、お客さんに喜ばれるのは?をテーマに、これまで出たキーワードを組み合わせて、何ができるのか。これを各グループでアイデアを出し合って、新規事業を考えてみてください!

15分間のグループディスカッションがスタート!








発表タイム 各チーム1分間で

於大(おだい)チーム
・つなぐ力が強いこと&教育を活かして、フリースクールを。
地域を含めて就業のための教育だけにとどまらず、生きる路を見つけるフリースクール

家康チーム
・福祉関係に注力し、教育・医療の“愛の伝道師”に。
菅沼さんは愛の人であり、バランス感覚も高い。
愛をテーマにした福祉の事業がいいと思う。

江(ごう)チーム
・高齢者に焦点を当て、得意なイベント事業を。
合コンイベントで高齢者の輝きを引き出す。また高齢者向けの塾もありでは?
生きる喜び、力を与えられるのではないのか。

おねチーム
・イベントと教育をセットに、命の大切さを啓蒙する動物関係のイベントを。
対象は子どもとファミリー向け。

利家チーム
・命、健康、教育をテーマに、人と人を結びつけるイベントを。

清正チーム
・寺子屋。
中性的で女性も警戒心がなく安心できると思うので、家計簿を経理の視点で教える。
また、命のことを子どもたちへ。勉強を教えるだけでなく、教えることは多いと思うし、遊園地的なイベントの場というところから、身近な寺子屋はどうか。

信長チーム
・サービス精神が旺盛で、愛の人だが、これ以上手を広げるのは大変だと思う。
愛で人を支える、ブライダルの黒服経験も生かせるので、ホストクラブ経営がいい。
昼間は経理も見られる。

秀吉チーム
・人のために何でもやってしまうので、本業を捨てて、本当に好きなことに邁進してほしい。

ネットで参加しているUSTチーム
・菅沼さんのテンポは子どもに向いている。勉強を教えるより、遊びを教えるのがいいのでは。
・自分の子どもと過ごす時間も大切にしたいとのことから、家族サービスを教える塾もどうか。
・豊富な職歴をさらに増やす。僧侶、役者、旅芸人、革命家、画家、小説家など、
今までやってないことをどんどんやってください。

まつチーム
・イベントを立ち上げて、投資家オーディション。
教育もできるので、塾とイベント会社のハイブリット企業。

市チーム
・子どもや女性向けのイベント会社。
仕事を持つ女性が子どもを預けることにもなるので、待機児童問題も緩和でき、社会貢献にもなる。






テーマ2 経営理念との合致をチェック!

ここで増田氏は、菅沼氏の経営理念に着目してほしいと述べた。それはこの3か条だ。

経営理念

「縁の下の力持ち」


私たちは、与えられた仕事を通じ、お客さまの成長と発展を裏方として応援します。
私たちは、最高の仕事を提供し続けるために自らの知識を深め、お客さまと共に学び、共に成長します。
私たちは、社会貢献活動を通じ、地域社会の活性化に貢献します。


この経営理念に各グループの発表が則しているか?もう一度考えてほしいというのが第2テーマだ。



グループディスカッションに入る前に、増田氏は、この経営理念に独自性があるかをチェックする方法“NOテスト”を披露した。それは、経営理念がありきたりか、それとも独自性があるのかをチェックできる方法とのこと。独自性があると確認できれば、それは企業の強みであり、注力して磨いていくべき重要なキーワードとなり得るという。さっそくその“NOテスト”を行うことに。

その判断方法は、文中のキーワードに、逆の意味の言葉を当てはめてみるとわかるのだという。逆の意味の言葉を当てはめてみて、読み直し、ありえないと思えるものはありきたりであり独自性がない。あり得る!と思われるものは独自性がある、と判断できるのだという。増田氏は条文にあるキーワードの逆キーワードを参加者に質問しながら、NO言葉を当てはめて全文をチェックしていった。



たとえば、
「私たちは、与えられた仕事を通じ、お客さまの成長と発展を裏方として応援します」の「成長と発展」を逆の意味の言葉で当てはめてみる。こうなる。「私たちは、与えられた仕事を通じ、お客さまの“停滞や衰退”を裏方として応援します」
次に、「裏方として応援します」を「裏方として→先頭になって応援します」。

どうか?
「停滞や衰退を裏方として応援します」は、ありえない、=ありきたり。
「先頭になって応援します」は、あり得る=独自性がある。



このように経営理念の全文を見直してみた結果、経営理念に記してあるキーワードの中で、独自性があると確認できたのは、「裏方」「社会貢献活動」「地域社会の活性化」であることが判明。この3つのキーワードを踏まえ、改めて、先に発表された各グループの案がそれらに適しているかを再度グループ内で話し合った。





プレゼンテーター菅沼之雄氏から一言
経験が一番少ない教育に、これだけのご意見をいただいたことに驚きました。受験ではなく、生きる力。自分で考えていたことと逆の発想が多く、とても新鮮です。これまで自分はモヤモヤしながらも、何々のためにという思いで動いてきました。やや勢いで始めた感のある塾ですが、今後は学問だけではなく、生きる力とか愛とか、それらに事業性を持たせて生かしていきたいと思います。今日はみなさん、どうもありがとうございました!

増田代表理事の総評
どうしても本人は今やっていることに意識が規制されてしまいます。ですが会場のみなさんは、あの短いプレゼンと質疑応答の中で、菅沼さんの意識がどこにあって、何に熱く気持ちが置かれているのかを、しっかりと感じ取ったのだと思います。本人よりも周りが気づくのです。講演でも話しました傍目八目。異なる業種・地域・世代の他者の目で、互いの強みを見いだし、信じて伸ばし合って、組み合わせる。これをぜひ、みなさんも実行してください。



■エンディング




NICe理事・全国活動推進委員長でもある小林京子氏が感謝の言葉を述べ、次回のNICe全国定例会は2013年3月2日に千葉で開催されると告げた。そして千葉県から名古屋にかけつけた、第17回NICe全国定例会in千葉の実行副委員長・飯田真一氏からも「ぜひ千葉にも遊びに来ていただければ嬉しいです」と一言PR。続いて、各地で開催されているNICeの地域活動予定が紹介された。

NPO法人ビタショコ副理事長・伊藤氏より閉会のあいさつ。
「本日はどうもありがとうございました。このような機会が日本の再生へつながると信じています。ひとりではできません、全国各地で増田さんの講演を聞いていただき、NICeとビタショコの仲間になっていただければと思います。みんなでどんどん新しいものをインキュベートしていきましょう!」

最後に、司会進行を務めた梶田香織氏から、USTREAM参加してくれた全国のみなさんへの感謝の言葉が述べられ、全員でUSTREAMカメラに手を振って第16回NICe全国定例会 in 名古屋は幕を閉じた。





■第16回NICe全国定例会 in 名古屋・実行委員長 野田哲也氏から一言

「行楽日和の11月3連休、公私共にお忙しい中、本当に多くの方々に参加していただけました。関東・関西からもNICeの仲間が、またUSTREAM配信でも全国各地の方々に視聴参加していただき、多くの方々に支えられたお陰で、大変盛況な全国定例会となりました。このような場を与えてくださり、本当にありがとうございました。

とはいえ、今回のNICe全国定例会。準備期間が短く、また前回9月開催の和歌山での全国定例会が過去にないほど盛大なものとなり、今回の開催地・名古屋のメンバーは、とても重大な責任を負わされ(?)ました。
私もいざ実行委員長という大役を引き受けたはいいが、どのように準備をすれば良いか、検討もつかない。そんな状態からのスタートでした。思い返せばそのような状態で、よく無事開催できたものだと思います。

手探り状態の中、知恵を出し合って開催まで一緒に活動した実行委員の仲間の支えは大きかったです。それ以上に、共催団体として協力してくださったNPO法人ビタショコ様には、多大なるご支援をいただき、心より感謝しております。告知活動、パネルディスカッションなどの企画……、数え上げればキリがないほどです。中でもやはり一番は、多く方々とのご縁をつなげていただけたことでしょう。様々な団体様とご縁をつないでいただき、惜しみない協力もいただきました。そのひとつ、“託児サービス”もやってみて良かったです。お子様連れで参加された方々にとても喜んでいただけました。

初参加者も多く、NICeのことを、増田紀彦代表理事のことを、今回初めて知ったという方々にも、東海エリアでNICeの裾野を広げるという、目的のひとつを果たせて良かったです。

閉会時、皆さんの笑顔で締めくくれたことに大変安堵しました。今は感謝の思いでいっぱいです。
このご縁をしっかりつなぎ、みんなでより強力な“つながり力”にしていきましょう!
これからもここ東海エリアでもNICeの活動を続けていきます。“つながり力”で次なるステージを共に目指しましょう! これからもどうぞよろしくお願いいたします」

UST配信/清田常治氏
取材・文、撮影/岡部 恵

■次回の第17回NICe全国定例会は、2013年3月2日(土)開催。
舞台は、千葉県千葉市です! 詳細・参加申込みはこちら
http://www.nice.or.jp/archives/13440
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