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Vol.7【増田紀彦の視点:規制緩和に屈しない地方中小企業のあり方】



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                       2013.6.21 
   「つながり力で起業・新規事業!」 メールマガジンVol.7

     
     起業支援ネットワークNICe http://www.nice.or.jp/

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このメルマガはNICeの活動に参加された方々、
またはNICe代表理事・増田紀彦と名刺交換をされた方々、
および全国の中小企業支援・創業支援機関の方々に送信しています


  ┃目┃次┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 
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【1】「事例に学ぶ! 新事業実現法」

 新たなつながりで誕生した新たなビジネス事例、
 その起点となる発想と実現へのポイントを紹介

【2】「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」

 厳しさを増す経済・経営環境に立ち向かうために、
 増田代表が送る、視点・分析・メッセージ

 第7回 
 規制緩和に屈しない地方中小企業のあり方

【3】「pickup! NICeな仲間の日記から」

 全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い
 学び合うNICeのSNSの中から、投稿記事を転載

【4】最新情報
 増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」、他5本

【5】活動予定
 7月のNICeの主な勉強会




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    「事例に学ぶ! 新事業実現法」

     第7回
     地方と東京、人と人、食と食、知恵と情報をつなげ、
     日本全国の地域活性を促す交流サロンを開業
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 東京都中央区/NICe賛助会員・川野真理子(かわの・まりこ)さん
 日本全国うまいもの交流サロンなみへい(ニュープラネット合同会社)
 http://www.namihei5963.com/index.shtml
 NICe会員情報はこちら
 http://www.nice.or.jp/category/members/members-tokyo/page/2
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◆第2創業を後押した故郷への思い。理想のサロンに向け未知の世界へ

アイデアが閃くと、頭の中に電球が灯るような瞬間があるが、
「それが同時に5、6個、光り輝いた」というのが、
東京から故郷おこしをコンセプトとする“日本全国うまいもの交流サロン”
『なみへい』のオーナーママ川野真理子さんだ。

川野さんは青森県津軽地方の出身。
豊かな自然は残るものの、農業・漁業の経営は厳しく、跡継ぎがいない。
そんな声を聞くたび、故郷のために何かできないかと思いを募らせていた。

2008年7月に『なみへい』をオープンするまでの10年間、
川野さんは起業家のための交流と情報交換・スキルアップを目的とする
NPO法人キープラネットを運営し、
のべ500回以上もの研究会や交流会を開催してきた。
そんな川野さんのオフィスには、全国各地からの来客が絶えなかった。

「私と話して元気になって帰る姿を見送るのは嬉しい」が、
対応している間、仕事の手は止めざるを得ない。
また、「忙しそうだから会わずに帰った」という人もいたことを知り、
申し訳ない気持ちになったこともしばしばあった。

自分も相手も時間を気にせず、ゆっくりできる空間があれば……。
そこで、青森のおいしいホタテとビールの一杯でも出して、
少々の小銭でも落としてくれたら、故郷の応援にもなるのに。
自分が忙しい時や不在の時は、来た人同士で交流して情報交換をする、
そんなサロン、あったらいいなぁ……その瞬間、電球が光り輝いた。


◆有言実行!まずは宣言。応援者を募り、合同会社を設立して運営母体に

発足10年を迎えた『キープラネット』は150%やりきった感があった。
未練はない。電球が輝いた瞬間、次のステージへと踏み出す決断をした。
最初に川野さんが実行したのは、いきなりサロンをやると宣言したことだ。
しかも、キープラネット10周年のパーティの舞台で。

会場にいた誰もが初耳、一瞬静まり返ったそうだが、
「好きなことやれ!」「頑張れ!」「川野さんらしい!」と歓声に包まれた。

だが、開業資金はない。飲食店業の経験もない。
それでも川野さんの決意に共感した人々が10人、20人、それ以上と集まり、
資金集め、物件探し、人材探しなどに川野さんと共に奔走してくれた。
まさに夢が人を動かしたケースだ。その応援団たちが出資者となる形で、
『なみへい』を運営するニュープラネット合同会社が誕生した。

いつもは笑顔の川野さんだが、先日メンターに泣き言をもらしたそうだ。
「知は力なりと言うが、無知もまた力なり。大丈夫」と妙な慰められ方に
「その通りと思った!」と川野さんは笑う。
できることからやればいい、では遅い。
やりたいことから始めて、軌道修正すればいいのだ。


◆くたびれていたら社会の損失! 組織を確立し地域おこしをより追求

東京と地方をつなげる自分の使命は、まだまだこれからだという。
近い将来、行きたい時に地方へ行けるよう、
多忙な合間をぬって自動車教習所に通い始めた。
また、都会で飲食店を営むオーナーシェフたちに協力を呼びかけ、
出身県の食材メニューで故郷を応援するという実験的な企画もトライ。

「私はもっと頑張れる。くたびれていたら、社会の損失よ!」
そのためにやりたいこと、できることに120%の力を注ぐ。

『なみへい』は、JR神田駅から徒歩3分。

東京と地方を結び、来店した誰かに、食材を担う地方の誰かに、
“閃きの電球”を灯したい。そんな思いで、今宵も18時、
目印のオレンジ色の看板と共に川野さんの笑顔が輝く。




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    「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」

     第7回 
     規制緩和に屈しない地方中小企業のあり方
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【地域の医療と雇用を支える秋田県の池田薬局】

秋田県の由利本荘市は、歴史と自然に恵まれた美しい町だ。
ご縁あって、この町の池田薬局から長いこと薬を取り寄せている。
先日、同地で仕事があったため、直接店舗を訪ねて薬を出してもらった。
「東京から来た」という私に、スタッフの方々は親切だった。

池田薬局は由利本荘市を中心に、秋田県内20カ所に店舗を展開する、
地方としては大手の薬局である。大きいだけではない。
創業が明治38年というから、いわゆる「百年企業」だ。

実は由利本荘市は全国的に見ても雇用状況が厳しい地域であり、
それゆえ池田薬局には、雇用拠点として大きな期待が寄せられている。
そもそも私が仕事で同地を訪ねたのも、
由利本荘市における雇用創出のお手伝いをするためだった。


【政府は、楽天に逆らえない?】

話は地方から中央に飛ぶ。産業競争力会議の話である。
以下は2013年6月6日付けの毎日新聞の記事の抜粋だ。

『政府の産業競争力会議で民間議員を務める楽天の三木谷浩史会長兼社長が、
一般用医薬品(市販薬)のインターネット販売解禁を巡る議論が進まないこと
から、一時、議員を辞任する意向を漏らしていたことが分かった。(中略) 
全面解禁の方向になったのを受け、三木谷氏は「英断に感謝します」と首相に
メール。首相も「また一緒に仕事をしましょう」と返信したという。首相周辺
は「これで三木谷氏が辞めることはない」と胸をなで下ろしている』

にわかには信じがたい内容だ。
これが事実なら、政府は楽天のいいようにされていることになる。


【薬品ネット販売解禁は、さらなるデフレと雇用悪化を生む】

もともと薬品のネット販売には安全性の問題があるが、
さらにそれが成長戦略に有効な施策なのか、はなはだ疑問である。

ネットショップと既存ドラッグストアとの間で繰り広げられる販売合戦は、
市販薬の小売価格の引き下げをもたらす。価格を下げれば、
大きな固定費(人件費と店舗費)を抱えるドラッグストアは、
当然、人件費抑制に走らざるをえなくなる。
結果、またぞろデフレギャップ拡大と雇用悪化を促進してしまう……。

こういうストーリーを予測するのは、果たして私だけだろうか。


【規制緩和に負けない、地域ニーズに根付いた事業を!】

話はまた由利本荘市に戻る。
同地での仕事を終えた日、仕事関係の方々が私を昼食に誘ってくれた。
「農産物直売所と合わせて営業している、いいレストランがある」と。

そのお店の客の多さにも驚いたが、それにも増して、
販売スタッフや調理師など、たくさんの人が働く様子が印象的だった。

聞けば何と! この店舗を経営しているのは池田薬局だという。
私は帰京するなり同社のサイトにアクセスした。
そして「事業内容」の項目を見て、ハタと膝を打った。

・ヘルスケア事業
・グリーン&アグリ事業
・介護事業
・農産物の生産・販売、食品販売事業

地方の都市だから「できること」と「すべきこと」が整然と並んでいる。

政府は薬品ネット販売解禁に続き、
今後も地方の中小企業を追い込む規制緩和策を打ち出す可能性が高い。

だが、生き残る手はある。ひとつの事業に固執せず、
その地域の産業と生活にコミットする事業網を築き上げればいいのだ。

池田薬局のサイトの「社長挨拶」は、こんな言葉で締めくくられていた。

『困った時に目に浮かぶ会社。そして実際に役に立てる会社。
「いぶし銀のような企業」、英語で「スモークシルバー・カンパニー」って
 言うかどうか分かりませんが、そんな会社になれたらいいな、と思います。』

<一般社団法人起業支援ネットワークNICe 代表理事 増田紀彦>



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    「pickup! NICeな仲間の日記から」

     第7回
     高橋慶蔵 さんの『6年という歳月』
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合う
NICeのSNSの中から、ご本人の承諾を得て投稿記事を転載。
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昨日は小学校の入学式でした。

「前」PTA会長として来賓席にいました。

可愛い可愛い新入生143人を迎えました。

前の日が長女の中学校入学式でしたから、
6年前は娘もこんなだったのかと思うと、
ずいぶん成長するものだなぁ、と実感。

今年、146年目を迎える我が小千谷小学校。
市内の中心にあるとはいえ、市自体が田舎ですから
少子化の波にはしっかり乗っているようです。

長女や長男が入学したころは1000人以上いた児童が
今年は898人でスタートです。

合言葉「友達千人できるかな」が
数年前から使えなくなりました。

やっぱり、子供の笑顔や笑い声が響く街がいいですね~

子供を産み、育てやすい生活環境の整備。

都会に進学した子供たちが
故郷に帰ってきて働きたくなる魅力ある企業の育成。
などなど。。。

東洋経済の「住みよさランキング」で
2年連続県内1位の小千谷市とはいえ
全国レベルではまだまだ。

もっともっと快適な自治体を目指して
今日も頑張ります(^^)


※2013年4月10日投稿
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 新潟県小千谷市/NICeユーザー・高橋慶蔵 (たかはし・けいぞう)さん
 小千谷市役所職員
 NICeプロフィールはこちら(閲覧にはSNS登録が必要です)


●NICeのSNSの中に投稿されている、フレンドからの紹介文
「NICeで知り合い、横浜をきっかけにつながっていましたが、
初めてリアルに会ったのは2009年2月28日、
横浜で開催されるNICe交流会の会場下見のスタッフミーティングに、
小千谷から顔を出して激励してくれました。
いつでも仲間思いで、愛にあふれて、明るくて、頼もしいけーぞーさん。
「やまない雨はありません!」と熱いエールをおくってくれる、励ましてくれる。
見かけはちょい怖い系だけれど(笑)、身体も心もでっかくて、
目が王子さまのようにキラキラしている、正義感あふれるお方です。
こういう地方公務員が日本中に居たら、自分の地域に居たら、
どれだけ素敵でしょう。そう思わずにはいられない大好きな仲間です」



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    NICe最新情報→ http://www.nice.or.jp/info


《report》 6月19日更新
  本気のファシリテーション講座<実践編> 開催速報
  http://www.nice.or.jp/archives/16063
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《Mr.NICe》 6月14日更新
  増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」24
  「収斂進化」の善し悪し
  http://www.nice.or.jp/archives/16017
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《news》 6月14日更新
  8月11日、新宿にNICeブース出店が決定!
  NICeの新年度 東北支援活動第一弾
  http://www.nice.or.jp/archives/16045
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《Mr.NICe》 6月07日更新
  増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」23
  「一を聞いて十を知る」危うさ 
  http://www.nice.or.jp/archives/15940
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《news》 5月28日更新
  NICe主催 本気のファシリテーション講座 第2弾開催決定
  http://www.nice.or.jp/archives/15817
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      NICe定例会、イベント、勉強会等のお知らせ


7月03日開催 NICe認定連携事業「経営者のためのお悩み相談センター」
       説明会&特別セミナー
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7月10日開催 第15回「講師の講師による講師のための勉強会」
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7月13日開催 第19回 NICe@田町 頭脳交換会
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7月17日開催 NICe関西 頭脳交換会
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7月18日開催 第14回 たまビジネス元気塾
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7月22日開催 NICe東海 頭脳交換会
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7月27日開催 第5回NICe社員総会
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 活動予定・活動報告はこちら→ http://www.nice.or.jp/real
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 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃編┃集┃後┃記┃ ┃  
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「事例に学ぶ!」で紹介させていただいた『なみへい』さん。
今やNICeの勉強会で恒例となった“頭脳交換会”が
最初に開催された舞台が、ここ『なみへい』さんです。

“頭脳交換会”とは、経営課題の解決へ向け、参加者全員で
ブラッシュアップを重ねていくNICeならではの勉強会のことで
(詳しくはこちらhttp://www.nice.or.jp/braincross )、
みんなで頭を使った後、そのまま懇親会へと突入するのを楽しみに
全国各地から参加する人も少なくありませんでした。

『なみへい』さんで定期開催されていた当時、
ファシリテーターを務めていたのが、NICeの増田代表。

その増田代表が、今月6月15日に開催された
「NICe主催 本気のファシリテーション講座・実践編」に飛び入り参加し、
講師の小林京子理事との対談で、ファシリテーターの極意を語りました。
それは2つ。
ひとつは語り合うべき真の課題を見つけ出すこと。
そしてもうひとつは、参加者の中から成長株を見つけ出すこと。

増田代表は全国各地で1000人以上の経営者や起業家と出会い、
アドバイスと激励を送り続けていますが、
実はこの増田代表と小林理事のおふたりも、
川野さんの夢実現に賛同し、多いに協力した応援団でもあります。

『なみへい』さんは来月7月14日にオープン6年目を迎えます。
7月14日・・・・7と14で 714(ナイス)の日ですね!


「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.7
いかがでしたでしょうか?
次号は2013年7月22日に配信予定です、どうぞお楽しみに。
(NICe事務局・岡部)

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■ 発行: 一般社団法人起業支援ネットワークNICe
■ 〒152-0001 東京都目黒区中央町2-6-8-1F
■ URL:http://www.nice.or.jp/
■ TEL&FAX (03) 6316-9029
■ Email: jimukyoku@nice.or.jp
■ 代表理事 増田紀彦

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           Copyright(C) NICe
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