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代表から

増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」47「親近感の源泉」



「わかるようで、わからないけど、だいたいなら、わかる」。
そんな言葉や事柄って、けっこうあると思う。
たとえば「ネガティブアプローチ」なんて、どうだろう?
この用語、広告業界では昔から使われていて、
業界出身者である私は、すっかりわかっている気になっていた。
ところが最近、辞書によって説明が異なることを見つけて、ビックリ。

◆大辞林
【広告の方法で、商品を使わない場合の損を強調するもの】

◆デジタル大辞泉
【商品の否定面をあえて強調する広告の一手法】
(企業や商品の否定的側面を訴えてショックを与え、
その後自社商品を用いればその否定面を避けられることを納得させる方法)

大辞林のほうは、たとえばこういうことだろうか。
「この薬を飲むと、腹がへこみます」が、ポジティブアプローチだとすると、
それを「腹が出ている人の大半は、この薬の存在を知りません」と言うとか。

一方、デジタル大辞泉のほうは、こんなふうになるのだろうか。
「薬を飲むだけで、腹がへこむことなど、ありえません」と、言っておき、
「その常識を100%くつがえす薬が開発されました!」と、つなげるとか。

例を書いてみて、あらためて、違う手法だと感じたが、
どちらも、消費者との対話が成り立つ広告ではある。

ただし、人をバカにしたようなネガティブアプローチは許せない。
たとえば「腹をへこませたくない人は、この薬を買わないでください」。
こんな言い方をされたら、買いたいと思っても、絶対に買ってやらん!

ネガティブアプローチは、ネガティブな言い方をすることではなく、
ネガティブな事象を、むしろ堂々と、あるいは淡々と言い切ることだ。
くれぐれも誤解なきように。

というわけで、賢明な皆さんのことだからすでにお気づきだろうが、
このコラム自体がネガティブアプローチなのである。

「増田さん、確かにお腹が出ているよね。(でも、コラムはいいよね)」。
そう思ってもらおうという、涙ぐましい魂胆がここにひそんでいる(笑)。
短所を具体的に開示することから親近感や信頼感が生じる。と、思いたい。



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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第47号(2014/3/7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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