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代表から

増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」119「峰不二子=バカボンママ」ショック


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<最近の教訓> 「峰不二子=バカボンママ」ショック
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バブル景気に日本が沸いていた時代、
私はクリエイターの端くれとして、広告制作に明け暮れていた。

ある日、面白い仕事が舞い込んできた。
出版系企業の会社案内を、音声でつくるという案件だ。

私は、3人のガイド役を設定し、
その内の1人を、妖艶な女性と決めてシナリオを仕上げた。
声優を誰にするのか、かけらも迷わなかった。
峰不二子の声で知られる、増山江威子さんしかいない。
快く引き受けてくれた増山さんの吹込みは……、やはりエロかった~。

ところが、その時になって初めて、
増山さんが、実はバカボンのママの声優でもあることを私は知った。
稀代の悪女の不二子と、良妻賢母の代表格であるママが同一人物とは……。

有能、有力、美貌、強さ、優しさ……、人間が有する魅力は多々あるが、
私は増山さんの声を通じて、人間の最高の魅力が何か、わかった気がした。

ギャップだ。

一人の人間が見せる、硬と軟、明と暗、強と弱、正と邪……、
この「矛盾ぶり」こそ、人が人を引き付ける魔法なのではないかと。

そして私は思う。
経営者こそ、このギャップがものを言う仕事は他にないと。
優秀だが、完璧ではないから、人は経営者に力を提供してくれる。
どこかに至らなさが垣間見えるから、仲間が集う。

いつも正しく、いつも迷わない。そんなタイプの経営者は時代遅れだ。
正しくて、迷わないことが経営者の要件なら、人工知能に任せればいい。

今時の経営者よ、ギャップを隠すな! 立派であるより、魅力的であれ!

あの時代から、そろそろ30年。
「不二子=バカボンママ」ショックが、ようやく教訓になった。



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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第119号(2017/3/7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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