一般社団法人起業支援ネットワークNICe

ユーザーログイン
最新イベント


レポート


Report
NICe協力 産業サポート白河主催 女性のためのプチ起業セミナー第4回開催報告





2017年10月7日(土)、マイタウン白河にて「女性のためのプチ起業セミナー 第4回」が開催されました。これは「私らしく働きたい、自分の好きなことをカタチにしたい」という、起業に興味を持つ女性を対象に、基礎から実践まで起業ノウハウを段階ごとに学べる全6回シリーズのセミナーです。
講師を務めるのは、ふくしま6次化創業塾講師をはじめ、福島県6次化イノベーター、福島県6次化事業体コーディネーターなど、県内6次化推進役のひとりであるNICe増田紀彦代表理事。

最初に前回9月16日開催の「ふたりの女性起業家をゲストに迎えた、ぶっちゃけ経験談」
(レポートはこちらhttp://www.nice.or.jp/archives/39959)をふりかえり、「おふたりのように自ら起こしたビジネスで生き生きと働き続けられるために、今日は大切なポイントを話します」とさっそく本日のテーマ「実践編1:マーケティングを理解して、お客様に愛されよう!」がスタートしました。



まず、テーマに記されている「マーケティング」について。
よく聞く言葉ですが何のことでしょうかと、増田代表はお得意の問答形式で、参加者へ次々と質問を投げかけていきました。そして、顧客像を細分化したことにより、「誰に」「何を」「どう売るのか」という主軸が定まる、いわばマーケティングのベースについて、8月開催の第2回でも繰り返しその重要性を念押しした「「誰に売るのか」が非常に明確である点」をさらに解説。
起業したいと考えた時に、「私は〇〇をつくれる・できたから、これを販売しよう。〇〇なサービスを提供しよう」という考えからスタートしがちですが、そうではなく、大切なのは「誰に」かつ「どんな人なのか、細分化すること」だと増田代表は語り、5人の女性起業家たちの事業例を紹介していきました。
「この事業は、誰をお客さんに設定しているでしょうか? 考えてみてください、想像してみてください」と、次々に参加者へ問いかけ、「誰に」を具体的に考え、深める練習を繰り返し行いました。



誰に売るのかを明確にする=顧客像を細分化していくことで、
例えば、女性に買ってもらおうとした場合と、どんな女性像かを細分化して設定した場合とでは、商品化する際のネーミング、パッケージ、価格、表示、販売先、陳列場所、販売方法、さらに営業時間帯、支払い方法、運営体制など、すべてが異なり、同時に事業計画がしやすくなることが歴然としてきます。



増田代表は続いて、「花屋で花を購入する人というのは、どういう目的を持った人たちでしょうか? 最低5とおり、できればそれ以上を考えてみましょう」と、お題を出しました。約3分間、参加者はレジュメの空欄に記入し、発表していきました。すると、花屋へ花を買いに来る人が実にさまざまな目的があることわかります。
お祝いに贈るため来店した人、お見舞いに行く人、自宅用、店舗装飾用、眺めているのが好きな人、園芸好き、バラが好きな人、雑貨が好きな人、などなど次々と挙がりました。
次に増田代表は、「では、この目的の人ならば花のほかに、どのような商品があればさらに満足度が高まり、売り上げが伸びると思いますか?」とまたまた問答です。
これは、「誰に」の細分化想定に加え、さらに売上げアップへと展開するための訓練です。このほかにも、「誰に」を変更したことで、経営改善し、より成長した老舗の事例、「誰に」を明確に細分化させたことで成功した小資本起業事例、想定したセグメントが正しいか否かの4項目のチェックポイント、想定したセグメントから『NO!』と言われないための大切な5Pなど、増田代表自らの衝動買い経験談・買わなくなった経験談も交え、具体的に学びました。



最後に増田代表から、「今日は実践編ということで、少しハードルが高いお話をしましたが、とても大切なポイントです。誰に、という特定セグメントを定め、購買動機別に細分化することで、特定セグメントの中の優良セグメントを定めることが重要です。
買ってくれるお客さんは誰でもいい、ではなく、喜んで購入してくれるのはどういう人か、その人をさらに喜ばせるにはどうするか、です。その人から愛されるビジネスにすることが、成功への近道です。ぜひじっくり取り組んでください」


参加者からは、「誰か買ってくれたらいいなと商品ありきで考えていましたが、誰に、がとても大切だというマーケティングの根本を初めて理解できました。誰にを絞ると同時に、絞ったセグメントグループを見つける方法も、目からウロコでした。また、必要だから買う、だけではなく、欲しいから買う、ニーズとウォンツを満たす視点、花屋は花だけでなく、だれのため屋か、という視点。今日学んだたくさんの大切なキーワードを忘れずにチャレンジします!」





次の第5回は、2017年10月21日(土) 13:00~16:00
「資金計画と収支計画を立てて、本番に備えよう!」
講師は増田代表です。

なお、当初予定の定員20名を超えたため、
会場を変更し・定員拡大して、参加申込みを再スタートしました!
詳細はこちら http://sangyo-support.jp/support/000111.html

【参加お申込み・お問合せ】
一般社団法人産業サポート白河 担当:角田(つのだ)
TEL:0248-21-7361
※最終回(12月2日)はマイタウン白河にて
模擬店での販売体験も行う予定です。



【受講料】無料
【対象者】起業に興味のある、あるいは起業後まもない女性の方
【定員】20名→40名
【開催会場】※第3回以降、会場を変更しました
 マイタウン白河 2階会議室
 〒961-0905 福島県白河市本町2

【主催】
一般社団法人産業サポート白河
http://sangyo-support.jp/
Facebookページ https://www.facebook.com/sangyosupport/
【共催】
ハローワーク白河、白河市
【後援】
白河商工会議所
【協力】
一般社団法人起業支援ネットワークNICe




取材・文、撮影/岡部 恵

プライバシーポリシー
お問い合わせ