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どうする?日本経済

空気と利益


サラダコスモの中田社長にお会いしたのは、13年前のことだ。

その頃の私は、まだ、バブル崩壊の後遺症に苦しめられていた。
くる日もくる日もお金の心配ばかり……。

幹部社員たちに詳細な財務データや営業データを配布して、
がんばれ、売れ、稼げ、コストを下げろと、叱咤激励の毎日だった。

楽しかろう、はずもない日々である。

そういう中で、聞かされた中田社長の言葉は衝撃的だった。

「人間は空気がないと生きていけません。
でも、そんなことは当たり前ですから、
『我々には空気が必要だ』などと、わざわざ口にする人はいません」

「企業にとって利益がないと生きていけないのも当たり前のことで、
わざわざ経営者がそれを口にする必要はありません」

「経営者が口にすべきことは、
その利益によって、何が生み出せるのか、何を生み出したいのか。
そういうことでしょう。
それを明確に口にするのが経営者の仕事です」と。

中田社長に、私の日々の窮状を話したわけではない。
たまたま、そういう話に及んだだけだった。

だが、その当時の私は、もう、一刀両断にされたような気持ちだった。

おっしゃるとおりだ。


『理想や未来を提示できないリーダーは、リーダー足りえない』


私はそう思うようになっていった。
もっとも、思ったところで、現実をそう簡単にチェンジできるものでもない。

だから私は、古い器をどうこうすることより、新しい器を求めた。
その新しい器こそ、一般社団法人起業支援ネットワークNICeだ。

とはいえ、NICeは営利事業を行うわけではなく、
また、公的な補助を受けているわけでもないから、
その台所は苦しく、当然、資金確保に常に奔走している状態だが、
私は、この活動を通じて目的ありきの経営をようやく実践しはじめることができた。
この思いは、実に清々しい!

すべての自立的に生きる人や雇われずに生きる人、
それらを目指す人たちの人生に貢献する知恵と指針こそを口にし、
さらに、仲間の力を借りながら、
その知恵や指針を物質化させるための場と機会とを提供していく。

それが私の任務であり、
その成果の蓄積によって、
日本経済と地域社会の未来を切り開くことが私の使命だ。

つながり力が、
それこそ空気のように、あって当たり前になるまで、
私は理想と未来を語れるリーダーでい続けようと決意している。

中田社長、どうでしょう?
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