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vol.68【新コンテンツスタート!増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」】


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                        2018.7.11 
   「つながり力で起業・新規事業!」 メールマガジンVol.68

     起業支援ネットワークNICe https://www.nice.or.jp/

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記録的な豪雨により被害に遭われたみなさまにお見舞い申し上げます。
これ以上、被害が広がらないことを、そして、
復旧復興作業に従事されている方々のご安全を心よりお祈りしています。


このメルマガは、NICeユーザーに限らず、
NICeの活動に参加された方々、
またはNICe代表理事・増田紀彦と名刺交換をされた方々、
および全国の起業家、経営者、農林水産事業者、起業・創業希望者、
地域振興関係者、中小企業支援・創業支援機関、
一次産業支援機関の方々へ送信しています。


  ┃目┃次┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 
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【1】 新シリーズ
    増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」

    第1回 ドローンよ、地方の大空に羽ばたけ


【2】 「pickup! NICeな仲間の日記から」

    5月最優秀日記 chibitaさん(宮崎県)
    「人が歩いていないし、土地がないし。」



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   増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」

   第1回 
   ドローンよ、地方の大空に羽ばたけ

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ドローンを使った撮影のデモに立ち会わせてもらった。
聞けば、1台20万円+αとか。
小遣いで買うには少々高いが、業務用なら無理のない価格だ。

撮影は福島県いわき市の夏井川河川敷で行われた。
ケースから出して組み立て、タブレットのアプリを起動させる。
3分もあれば、飛行と撮影が開始できるからすごい。
(と、今どき、そんなことに驚いている私もある意味すごい)。

垂直方向に一気に100メートル上昇したドローンは、
豆粒のような私たちを中央にして、
川面や周辺の田畑、橋の上を走る自動車などを映し出している。
やがて下降し、川の流れに沿って下流へと飛行させてみる。
ほどなくドローンは河口に達し、太平洋の海原を映し出した。感動。

私もすぐに量販店で買って飛ばしまくり~の、撮りまくり~の、したい!
と、思ったが、国土交通省が飛行エリアを厳密に定めていて、
私が暮らす東京都区内では、飛ばせる場所がほぼない……。

一方、地方は東京と正反対で、大半が飛行可能エリアだ。
ドローンは、事実上の地方専用の撮影機材であると、確信した。

そういえば、いわき市からほど近い福島県の南相馬市で、
楽天とローソンの提携による、
ドローンを使った商品宅配サービスの実証実験が行われていた。
買い物に苦労している高齢者が多いのも、これまた地方である。

この取り組み、2020年に本格稼働させる計画だそうだが、
日経メディアマーケティングの調査・分析によると、
わずか7年後の2027年には、3000億円超の市場規模に達するという。

そうであれば、「周辺ビジネス」も熱くなるはずだ。

当然、対人、対物、搭載物などに関する保険ビジネスが発生するだろう。
また、ドローンのバスケットに搭載しやすい軽量商品の開発が進むだろう。
軽量の食品や飲料を製造するためには、フリーズドライ技術が有効だから、
同製品メーカーや乾燥機メーカーにもチャンスが広がるだろう。
加えて、軽量製品を充填する新たな容器や包装資材も必要だし、
雨天時の飛行の際に商品を濡らさないための独自のカバーも必要だ。

さらに言えば、地方には山が多い。
実は、その奥に迷い込んで戻れなくなるドローンも少なくないそうだ。
それを捜索・回収するサービスも有効だ、
と、言おうと思ったが、そのサービス、すでにNICeの仲間が事業化済み。

でも、きっとまだまだ、ドローン関連事業の切り口はあるはずだ。
キーワードは、「ドローン×地方の特徴ないしは地方の課題」である。



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   「pickup! NICeな仲間の日記から」第63回
   
   5月最優秀日記 
   chibitaさんの「人が歩いていないし、土地がないし。」
   
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合う
NICeのSNSの投稿から、今回は、増田代表が選んだ
2018年5月 月間最優秀日記をご紹介。
なお、増田代表の講評はこちらでご覧になれます。
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昔から中央通りと言われて栄えて来た国道沿いの古い街並みは、
ある意味流行に乗っているかのように例外なくシャッター通りです。

そこをどうするか。

なんと20年近く物議をかもしてきました。

その中でも痛みを伴って立ち退きをして、大規模な区画整備をしたり
幾度となく住民の説明会をしたり、ワークショップや講座を
繰り返し行って税金も投入されてきたシャッター街。

いろんな人が入れ替わり立ち替わり綺麗な話しをしに来ては
その時だけという日々が続きました。

そして、その街の人達は年を取り、
誰のことも真剣に耳を貸せない程に心はかたくなになっていきました。

それでもそこの場所がよかった時代を知っている世代の人達は
元気を出させようとあらゆる手段を取ってきました。

でもセメントのようになった心は動かせませんでした。


私はあるまちおこしのメンバーになりました。
実は私自身が立ち退き組のメンバーだったのです。

祖父の家に住んでいた私は、100年近くたった味のあるその家が大好きでした。
元々大きな旅館で、それが戦時中に塾になり、戦後3つに間仕切りをして
長屋のように売りに出され、
ゴザ屋さん、祖父の床屋さん、民宿の女将さんが買いました。

そんな祖父の家は
街をよくするためだと裏通りごと全てなくなってしまったのです。

街並みごと、祖父の家はブルトーザーで潰されました。
当時、偶然私だけがその瞬間を見てしまい、
その場に立っていられないほどでした。
その後何年も、たぶん今でも祖父の家の夢を見ます。
犬や猫もいたあの家にまだいるところを夢に見て、
どうしてまだ夢に見るんだ!と腹が立つ程だった頃もあります。

セメントのような心のシャッター街の皆さんに私は言いました。

「私のようになりたいですか?
自分の家が潰れていくところ目の前で見たいですか?
なぜ立ち退けたのだと思いますか?
あの通りの人達はみんな想い出があってそれは何にも変えられないけど
それでも立ち退けたのはこの街全体のためだと思ったからです。」

泣きながら話す私を見て1軒のお菓子屋さんの女将さんが私に
「あんたは同じ仲間や」そういってくれました。

それからまちづくり実行委員の私の企画にビックリする程
協力をしてくださいました。
うれしかった私はハロウィンに顔へペイントして実行委員でおばけで練り歩き、
子どもを連れて全ての店にお菓子をもらいに行ったり、
ときには着ぐるみを着て通りのライブに参加したり。

必死であのおばあちゃん達を笑わそうとしていました。

靴屋のおばちゃんが電球を変えられないというのでメンバーで手伝いに行って、
帰りに靴を買っておばちゃんの店のPRをfacebookにアップしたり
たった半年の出来事でしたけど、
みんなのセメントがセメントではなくなったことを実感しました。

その後、通りで一番大きなデパートまで廃墟になっていて
その跡地利用で私は市役所から市民代表で呼ばれました。

他にもそういう人はたくさんいて、40名ほどでワークショップをしました。

みんなの考えは行き詰まり、それは田舎ならではの問題ばかりでした。

「買い物できるところもないんだし若い子どもはいないから人なんて歩かない。
郊外から来るにも車を止めるところもないような狭い土地じゃ無理だ」などです。


私は以前から息子を通して子どもの勉強する場所がないことをずっと訴えていました。

自宅の空き部屋を勉強会として10人くらい引きうけて週に1度貸しているほど、
一人っ子や片親世帯とかの子どもを中心にいろいろとやっていました。

そんな私にはキラキラするような気持ちでぶつけるプランがあったんです。

「図書館が来ることは決まっているんだから
子ども達が勉強するところを増やして、
大人も勉強できてミーティングも出来てみんなで頭を使うところを作ればいい!!!」


思いっきりスルーされましたね。
今さらここまで形が出来ているのに何を言っているんだみたいに。


それでも引き下がらずに、
立ち退いたときの私達の気持ちを市役所の担当者に伝えました。
どうしても聞いて欲しいと言いました。


それでも適当にかわされましたね・・・・

それでタウンマネージャーといっしょに仕事をしている市の担当者に愚痴ったんです。

「車を止めるところがなくて、人も歩いてないとかいうけど、
そんなものなくたって車に乗ってない人がたくさん来ればいいのでしょ。
それなら勉強するところが少ないこの街で、
部活帰りに引きうけてくれるところも少ない高校生がいけるように
夜9時くらいまでの図書館が勉強室を作ってあけてくれたら子どもが集まる。
隣には市役所の子ども課が入るならいっそ
子どもや孫をつれて涼みに来られるようにしてくれたらいい。
そして若者が育って欲しいといつもいうのだから、
起業する人達が夢を語れる場所にしたらいい。
そんなところには駐車場が少なくっても自転車でだって来る!」

その愚痴はその人も同じように思っていたそうで、大きな私達の夢になりました。

「引き下がらんよ。絶対子どもたちの勉強場所を確保する」

それから2年くらいたって私はその場所がとうとう着工し、
中の印刷物などを考える段階に来たので呼ばれました。

パンフレットの原稿を見た瞬間驚きました。

私が最初聞いたものとは全く違って、私が思っていたこと、
もっとそれ以上になったものでした。

あのあと私はあらゆる人に愚痴ったんです。

市議会議員から市役所の仕事をするデザイナーにも子ども支援のNPOさんにも。

スルーされたと思ったのは私だけで、あのときみなさん
ちゃんと考えてくれていました。

最初のプランに疑問を持った人が県外のコーディネーターへ相談したそうです。
その人は私達が思っていたことをそれ以上にしてプランニングしてくれました。
そして市役所を説得してくれたんだと思ってます。

4月の末、図書館は完成しました。
名前をMallmall(マルマル)といいます。

私は自宅の勉強会に来ていた子ども達を連れて
新しくここで勉強できるよと連れて行きました。
仲良しの高校の先生をしている友人もつれてみんなで見学しました。
「私、この街に税金払っててよかったって今一番思ってる」と彼女はいいました。

セメントのようなシャッター街には新しいカフェができ、パン屋さんができ、
少しずつですがシャッターが開いてきました。
まだ1ヵ月もたっていないのにです。
自転車置き場はあふれる程止まり、大人も子どもも朝から遅くまでいます。
ミーティングテーブルでは大人達が集まって話しをしたり、
2階に出来たクラフトコーナーでは親子でTシャツを作っています。
図書館内に出来たオシャレなカフェでは
どこかの企業の方がお茶を飲みながらパソコンを打っています。

外の広場では手づくり雑貨のお店が並んで、
図書館の中も外も連日賑わっています。

じいちゃんの家が潰されたとき、
私はどうしてこの姿を見なきゃいけないんだと泣きました。
叔父が、「あのね、あの家はお前に見て欲しかったんだよ。
あの街もお前には見て欲しかったんだ。
お前が大事に思っていたからお前は呼ばれたんだ」そういいました。


みんなよかったね。本当に税金払っててよかったね。
今までセメントになってよかったね。
こんな日が来るならそれでよかったんだろうね。
立ち退いてよかったんだと思える気になりました。

※2018年05月30日投稿
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 宮崎県/NICeユーザー・chibitaさん
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 増田代表の日記講評はこちらでご覧いただけます
 https://www.nice.or.jp/archives/42633

 これまでの月間最優秀日記はこちらで一般公開中
 https://www.nice.or.jp/nicediary




 
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 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃編┃集┃後┃記┃ ┃  
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今号からスタートした新シリーズ
増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」
いかがでしたでしょうか?
さらに新シリーズに加え、これまで月1回の配信が、
今月から月2回のお届けとなります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

また今号の「pickup! NICeな仲間の日記から」の舞台となった
『Mallmall』は、誕生・リニューアルオープンからわずか20日で
来館者数10万人を達成したそうです!
http://mallmall.info

次号の「つながり力で起業・新規事業!」NICeメルマガは、
7月23日頃に配信予定です。
(NICe広報・岡部)



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 増田紀彦代表およびNICe会員への
 講演・取材依頼はこちらフォームにて受け付けています
 http://ws.formzu.net/fgen/S41692880/
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