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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」154 甲子園、もうひとつの名勝負



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<最近の決意> 甲子園、もうひとつの名勝負
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夏の高校野球。今大会が100回目だそうだ。すごいことである。
それにちなみ、NHKなどを中心に、往年の名勝負が盛んに取り上げられている。

私の心に残る名勝負と言えば、1969年の決勝戦だ。
太田幸司投手率いる青森県代表の三沢高校と愛媛県代表の松山商業の一戦。
試合は9回を終えて0-0。そのまま延長戦に入るも両校得点なく、
延長18回でも0-0。翌日再試合となり、最後は松山商業が勝利を収めた。
当時の私が「死闘」という言葉を知っていたかどうか不明だが、
まさに、その表現がピッタリの対決だった。

ほかにも1979年の箕島vs星稜や2006年の駒大苫小牧vs早実など、
数々の名勝負が語り継がれている。
人生の中で最もみずみずしい感性に満たされる年頃の少年たちが、
負けたら終わりの、まさに命懸けの勝負に挑むのだから、
信じられないようなドラマが生まれても、まったくもって不思議はない。

さて、上記した名勝負とは異なる視点での、私の感動体験を記したい。

1989年の大会、二回戦。
沖縄県代表の石川高校と青森県代表の弘前工業の一戦だ。
と、言いつつ、試合展開も試合結果も全然覚えていないのだが……。

私が魅せられたのは、両校の応援合戦だった。
今でこそ、沖縄代表校の応援団が指笛を鳴らすシーンは有名だが、
私が、その驚くほど大きな音を耳にしたのは、この時が初めて。

また、沖縄音階で作曲された、喜納昌吉さんの「ハイサイおじさん」を、
ブラスバンドが応援ソングとして演奏したことにも驚かされた。
沖縄の人たちが、沖縄文化を臆することなく前面押し出したのである。

かたや弘前工業の応援も、それはそれはカッコ良かった。
夏の弘前といえば、何と言っても、ねぷた祭りである。

「ヤーヤドー! ヤーヤドー! ヤーヤドー! ヤーヤドー!」。

朗らかな「ハイサイおじさん」とは見事に対照的な、
重く響く、弘前ねぷたの掛け声だ。
これを、応援団が声を揃えて球場中に轟かせたのだから圧巻である。

まさに、南北の文化がスタンドを舞台に火花を散らす。そんな光景だった。
私はこの一戦を通じて、日本の「色とりどり」をたっぷり味わった。

だからこそ、甲子園の高校野球は楽しい。
球児たちだけでなく、日本中のいろいろな地域のいろいろな文化が、
そして、日本中のいろいろな人々の、いろいろな思いが、
この時期の、あの場所に、集中的に注がれるのだから。

こういう行事を、大切にしていかなければならないと本気で思う。
目指せ200回! と同時に、二度と「大会中止」の年を生まないよう願う。

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第154号(2018/0814発行)より一部抜粋して掲載しました。
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