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NICe増田代表理事が送る、新たなビジネスチャンス発見法と実現へのヒント。11日配信のNICeメルマガシリーズコンテンツです。
第1回 ドローンよ、地方の大空に羽ばたけ



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   増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」 第1回 
 
   ドローンよ、地方の大空に羽ばたけ

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ドローンを使った撮影のデモに立ち会わせてもらった。
聞けば、1台20万円+αとか。
小遣いで買うには少々高いが、業務用なら無理のない価格だ。

撮影は福島県いわき市の夏井川河川敷で行われた。
ケースから出して組み立て、タブレットのアプリを起動させる。
3分もあれば、飛行と撮影が開始できるからすごい。
(と、今どき、そんなことに驚いている私もある意味すごい)。

垂直方向に一気に100メートル上昇したドローンは、
豆粒のような私たちを中央にして、
川面や周辺の田畑、橋の上を走る自動車などを映し出している。
やがて下降し、川の流れに沿って下流へと飛行させてみる。
ほどなくドローンは河口に達し、太平洋の海原を映し出した。感動。

私もすぐに量販店で買って飛ばしまくり~の、撮りまくり~の、したい!
と、思ったが、国土交通省が飛行エリアを厳密に定めていて、
私が暮らす東京都区内では、飛ばせる場所がほぼない……。

一方、地方は東京と正反対で、大半が飛行可能エリアだ。
ドローンは、事実上の地方専用の撮影機材であると、確信した。

そういえば、いわき市からほど近い福島県の南相馬市で、
楽天とローソンの提携による、
ドローンを使った商品宅配サービスの実証実験が行われていた。
買い物に苦労している高齢者が多いのも、これまた地方である。

この取り組み、2020年に本格稼働させる計画だそうだが、
日経メディアマーケティングの調査・分析によると、
わずか7年後の2027年には、3000億円超の市場規模に達するという。

そうであれば、「周辺ビジネス」も熱くなるはずだ。

当然、対人、対物、搭載物などに関する保険ビジネスが発生するだろう。
また、ドローンのバスケットに搭載しやすい軽量商品の開発が進むだろう。
軽量の食品や飲料を製造するためには、フリーズドライ技術が有効だから、
同製品メーカーや乾燥機メーカーにもチャンスが広がるだろう。
加えて、軽量製品を充填する新たな容器や包装資材も必要だし、
雨天時の飛行の際に商品を濡らさないための独自のカバーも必要だ。

さらに言えば、地方には山が多い。
実は、その奥に迷い込んで戻れなくなるドローンも少なくないそうだ。
それを捜索・回収するサービスも有効だ、
と、言おうと思ったが、そのサービス、すでにNICeの仲間が事業化済み。

でも、きっとまだまだ、ドローン関連事業の切り口はあるはずだ。
キーワードは、「ドローン×地方の特徴ないしは地方の課題」である。

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「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.68
(2018.7.11配信)より抜粋して転載しました。
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