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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」11「屋上価値」


東京タワーに昇ってみた。
スカイツリー人気の影響か、来場者が少なくゆっくり眺望を楽しめた。

展望台からは東京の港区全域が見下ろせる。
東に浜松町。西に麻布、六本木。南に三田。北に虎ノ門、赤坂……。
眼下に広がるのは、東京の、というより日本有数の一等地ばかりだ。
これらの風景の地価総額はいったいいくらになるのだろう?

港区の地価は公示価格で1㎡100万~200万円。
平均150万円として、その面積は約20k㎡だから、およそ30兆円になる。
す、すごい……。

さらにその土地の上には立派なビルがビッシリと建ち並ぶ。
これらの不動産価格も加えると、想像がつかない資産額になっていく。

「あるところには、ある」というが、
この国の物質的豊かさの片鱗を見せつけられた思いだ。

ところが、その景色を眺めているうちに今度は別のことに気付いた。
大小様々なビルがあり、展望台からはその屋上が一望できるのだが、
どの屋上も、有効活用されているとは言い難い様相だ。

ヘリポートを設置したビルは見当たらず、緑化したビルも数えられる程度。
もちろん、太陽光発電パネルを取り付けているところなど、まるでない。
昔のように、遊園地を開設しているビルもない(笑)。

言ってみれば、「屋上価値」が実に低いのである。
その不動産価値とは、正反対に……。

おそらく名古屋や大阪も、上から見れば東京同様、
そこが「未開拓」エリアであることは、一目瞭然だろう。
つまりそこは、果てしないビジネスチャンスの沃野ということになる。

「視点を変えて物事を見てみると良い」というが、
その威力を、まざまざと思い知った「おのぼりさん」であった。


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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)にお送りしている
【NICe会員限定レター/「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン!】
増田通信・第11号(2012/09/07発行)より、抜粋してお届けしました。
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