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創刊号【増田紀彦の視点:経済統計の矛盾や問題点にこそ、チャンスあり!】



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                       2012.12.21 
   「つながり力で起業・新規事業!」 メールマガジン創刊号

     
     起業支援ネットワークNICe http://www.nice.or.jp/

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このメルマガはNICeの活動に参加された方々、
またはNICe代表理事・増田紀彦と名刺交換をされた方々に送信しています




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【1】「事例に学ぶ! 新事業実現法」

 新たなつながりで誕生した新たなビジネス事例、
 その起点となる発想と実現へのポイントを紹介

【2】「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」

 厳しさを増す経済・経営環境に立ち向かうために、
 NICe増田代表理事が送る、視点・分析・メッセージ

 第1回 経済統計の矛盾や問題点にこそ、チャンスあり!

【3】「pickup! NICeな仲間の日記から」

 全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い
 学び合うNICeのSNSの中から、投稿記事を転載

【4】最新情報
 「NICeメールマガジン購読登録受付け開始」他2本

【5】活動予定
 1月・2月のNICeの主な勉強会


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    「事例に学ぶ! 新事業実現法」

     第1回
     舗装職人がつくった理想のトンボから発展し、
     同業者をつないで快適ツールの専門企業に
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 岐阜県高山市/NICe正会員・下田徳彦(しもだ・のりひこ)さん
 (株)アイデア・サポート http://www.ideasupport.co.jp/
 NICe会員情報はこちら
 http://www.nice.or.jp/category/members/members-tokai
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仕事道具は無数にあるが、どれもこれも「なるほど」の構造や形状である。
道路などの舗装工事職人が使う、T字型の整地用具トンボもそのひとつだ。

高山市の舗装工事会社、シモダ道路を創業した下田徳彦さんの父親は、
そうした道具を創意工夫して改良する名人であり、
「下田さんのトンボは使いやすい」と地元の職人の間でも評判だった。
それならば譲りますよ、と販売を開始したのは1985年のこと。

当時、舗装工事現場へは何種類かのトンボを持参するのが常だったが、
短いグリップしか使えない現場もあり、その場で切断することもあった。


「現場ですぐに先端だけを換えることができたら、
 グリップの長さを微調整できたら、もっと現場作業は快適になる」

改良型の開発へ向け、下田さんの父親が最初に相談に向かったのは
地元・飛騨高山の工具店。その店でメーカーを聞き出し、
トンボの先端部分はのこぎりメーカーに、
伸縮グリップは、枝打ち工具メーカーに相談した。
そして、試作と実験を自社で繰り返し、1993年に
多段式レーキ「シモダトンボ」を開発。それを機に販売部門を新設した。
本業では競合であるはずの同業他社から注文が相次いだ。

2000年に父親から代表取締役を継いだ下田さんは、
さらに1本でも多く同業者に試してもらおうと各地を奔走した。
その甲斐あって、本業の閑散期の売上げをカバーするまでに成長した。

だが、2003年、公共事業の見直し・中止が相次ぎ経営がピンチに。

「できないことを必死にやるより、できることは何だと必死に考えました。
 シモダトンボはうちの独自のもの。今、売れているもの、伸びているものを
 人員を増やさず、さらに伸ばすことから始めようと思ったんです」


“全国キャラバン”と名付け、車に製品を積み込み、
全国各地の建設業者を下田さん自ら訪ねて回った。

「そこでつながりが見えて来たのです。
下田ならトンボというように、同業他社さんもそれぞれ
工夫して使っているツールや素晴らしい解決策を持っていたのです。
それらをうちが図面化し、試作を高山で行い、現場で試す。
シモダ道路の工事部門と、アイデアを提供してくれた企業さんがいますから。
これでいこうと決まれば商品化。ロイヤリティ契約をして、うちで販売します」

そして、2009年に株式会社アイデア・サポートを設立。

同業者はライバルではあるが、一方では工事現場に関わる者同志、
理解し合える、協力し合える関係を築けるのだ。

常に顧客の要望を聞き、進化を重ねているため、後発は追いつけない。
試作&モニタリングを自社でできる強みもある。
だからといって、下田さんは安心もしていないという。

今でも、全国キャラバンは続いている。
移動販売車“舗装コンビニカー1号”に
シモダトンボをはじめ、オリジナル商品を積み込み、
北海道から九州まで専任者が走り回っている。
「今日は山梨かな」と下田さん。

日本は、道路でつながっている。
道路があるところに、同業者がいる、エンドユーザーがいる。
困りごとや失敗も共有でき、それを解決・改善へと生かし合える仲間たちだ。
ツールだけにとどまらない。
そこには同じ経営者、現場監督、オペレーター、職人など、
それぞれの立場、職種で、共通の困りごともあれば、創意工夫もある。
ハードである道具類と、ソフトである情報。
この両面での業界連携を下田さんは目指している。

自分たちがつくってきた道路、これからもつくり守っていく道路を
同業者のつながりでより良いものに、同業者同士でお互い様の関係に。
下田さんの“道づくり”は、そこに道と、関わる人がある限り続いていく。



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    「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」

     第1回
     経済統計の矛盾や問題点にこそ、チャンスあり!
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【GDP算出の例外……例えば農家の自家消費】

一定期間中に一国において作り出された付加価値の合計を、
GDP(Gross Domestic Product:国内総生産)と呼ぶことは周知の通り。
そして、この価値を通貨単位で表すこともご存じの通りだ。
つまり、価格が付される価値がGDPの対象になるのだが、若干の例外もある。

農家が自家消費した生産物の価値が、そのひとつ。
例えば、ある米作農家が、ある年に500kgの米を収穫し、
そのうち400kgを出荷して、残り100kgを家族で消費したとする。
それでもこの農家が作り出した付加価値は500kgと考え、
家族分100kgにも価格があるものと仮定して付加価値額を算出するのである。

農家が自分でつくったものを自分で買ったと考えれば辻褄は合う。
おおげさに言えば、自給自足も経済活動であるということだ。


【食糧自給率算出の例外……これまた農家の自家消費】

ところが農林水産省が発表している食糧自給率では、
農家の自家消費分を、国内で生産された食糧として認めていない。
実際には生産しているのに、規定上、「自給していない」ことにしている。

かたや自分で食べても国内生産だと言い、
かたや自分で食べたら国内生産ではないと言う。
GDPと食糧自給率の矛盾は誰の目にも明らかだ。

この食い違いだけでも驚くが、農水省の自給除外項目はまだまだある。
収穫作業を手伝ってくれた人に御礼代わりに配った分や、
親戚・友人などにプレゼントした分、
さらには市場価格の値崩れ対策として廃棄した分も除外。
それどころか、農協や問屋に出荷せず、直販した分まで除外している。

うがった見方をすれば、
GDPを大きく見せるためには自家消費をカウントしたほうがいいが、
食糧自給率を少なく見せるためには自家消費をカウントしないほうがいい。
そういう「ご都合主義」が政府統計に滲み出ているように思える。


【統計の矛盾が問題にされない真因は何か?】

ではなぜ、このような矛盾が平気で大手を振って歩いているのか?
結論から言ってしまうと、
政府が取りまとめる統計がもはや「重要な指標」ではなくなっているからだ。
重要でなければ、「多少の矛盾や問題」は度外視してもいいという話になる。

例えば、ユニクロのシャツ1000枚が東京で売れたとする。
ただしそのシャツを「中国から輸入した額」を差し引いた数字がGDPになる。
しかし、ユニクロは中国企業のブランドだろうか?(そんなことはない)

あるいは、兵庫県で生まれて育って出荷された肉牛が一頭いたとする。
ただしその牛に与えた飼料が米国製だと、その牛は食糧自給から除外される。
それならその牛は米国産の牛になるのだろうか?(そんなことはない)

今やヒトもモノもカネも、国境を越えて、自由に地球上を行き来している。
にもかかわらず、「国内総生産」とか「日本の食糧自給率」とか、
経済を一国の範囲に押し止めて語ろうとするから、
首を傾げたくなるような規定や解釈を統計に持ち込む羽目になり、
結果、穴だらけ、矛盾だらけのデータになってしまう。


【混乱は、新しい可能性が存在する証明である】

現代経済の姿を正確にとらえ、
今後の事業戦略を適切に計画・構築していことうするのなら、
まずは、堂々と語られている、これら「指標」の欠点を探ることである。

なぜなら、その欠点にこそ、新しい時代の市場の姿が内包されているからだ。
新しい物事だから、その扱い方をめぐって人は混乱するのである。
何事もそうだが、
従来の物指しが使用できない領域にこそ、チャンスあり!である。

<一般社団法人起業支援ネットワークNICe 代表理事 増田紀彦>



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    「pickup! NICeな仲間の日記から」

     第1回
     山地伸幸さんの『あきらめる』
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合う
NICeのSNSの中から、ご本人の承諾を得て投稿記事を転載。
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今朝出勤前にテレビを見ていると、太平洋を37日間漂流した船長の本のことが
紹介されていました。

題名は「あきらめたから、生きられた」

その題名を聞いてアレッ!と思いました。
普通は「あきらめず生きるぞ!」と思い続けたから生きれたと考えます。
それが逆なので、つい耳を傾けました。

船長の石川さんの船が航行不能になり、潮に流されました。
交信も出来ず、何も出来なくなった時、あきらめたそうです。

考えたのは「出来ないことはあきらめる」
出来ないことをあきらめなかったら助からなかった。
「出来ないことはあきらめる」と考えると、
逆にその時に自分で可能な出来ることを探します。

自分でルアーを作り魚を獲ることもしたそうです。
無理をせずいたから助かった。

普通人はあきらめず、頑張らなければならないと思っています。
仕事でも「ネバーギブアップ」
その為に、誰にも負けない努力をします。

しかし突然自分の周りにあった大事なモノが無くなった時、
頑張り続けることが出来るでしょうか。

例えば、アスリートが事故で足を失ってしまってはもう競技は出来なくなります。
いくら頑張ろうとしても出来ません。

それをあきらめずにいると、どうしても事故を起こした関係者に対する恨みや
憎しみになり、出来ない環境にある自分が嫌になってしまうでしょう。

逆に「もう足はないのだ」とあきらめれば、また別の生き方が見つかり、
生き生きとした人生が送れます。
パラリンピックの選手達はその経験をしている人達だと思います。

私達の年代である団塊の世代もそうです。
若いつもりでも、歳をとり若い時と同じ体力が無くなり、第一線から離れています。
それでも負けず嫌いの人は頑張ろうとします。

でも、年とともに無くなる体力はどうしようもありません。
歳をとり、体力も記憶力も落ちてきたということを良く認識し、あきらめること。
出来ないことはあきらめると、出来ないことで悩むことが無くなります。

そうするとストレスを感じず、
その時に自分で出来ることを探し出すことが出来ます。

どう頑張っても出来ないことはスパッとあきらめ手放す。
そうして新しい可能性を追い、それを掴む。
何かを放さなければ新しいものを掴むことは出来ないのです。

そのような考えが、歳をとっていく私達60歳以上には必要ではないでしょうか。

こんど石川拓治さんが書かれた、
「あきらめたから、生きられた」を買って読みます。

※2012年7月10日投稿
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北海道札幌市/NICe正会員・山地伸幸(やまち・のぶゆき)さん
株式会社ヤマチオフィスhttp://www.yamachi-office.com/sop
NICe会員情報はこちら
http://www.nice.or.jp/category/members/members-hokkaido

●NICeのSNSの中に投稿されている、フレンドからの紹介文
「初めてリアルにお会いできたのは、2012年5月のNICe全国定例会in十勝。
いつもNICe日記で、示唆にとんだお話を書かれていて、
学ばせていただくことが多々あります。
経営や起業支援に関することだけではありません。
生き方そのものについて、考える機会を山地さんの日記からいただいています。
より多くのみなさんに、ぜひ、つながっていただきたいお方です。」


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    NICe最新情報→ http://www.nice.or.jp/info


《News》 12月19日更新 
  NICeメールマガジン購読登録受付け開始
  http://www.nice.or.jp/archives/13068
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《report》 12月18日更新
  第7回コミュニケーション勉強会 レポート
  http://www.nice.or.jp/archives/13246
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《Mr.NICe》 12月14日更新
  増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」12
「走る」、あれこれ
  http://www.nice.or.jp/archives/13175
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      NICe定例会、イベント、勉強会等のお知らせ

1月11日開催 第8回  たまビジネス元気塾
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1月12日開催 NICe×志成会 2013学び始めの会※
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1月19日開催 NICe関西・頭脳交換会
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1月26日開催 第5回 NICe東海 頭脳交換会
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2月07日開催 第16回 NICe関東・頭脳交換会
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2月11日開催 第3回  NICe福島スペシャル in 郡山
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2月16日開催 第1回 NICe和歌山・頭脳交換会
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2月17日開催 第1回 NICe起業・創業セミナー@和歌山
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2月23日開催 NICe関西
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※を記した会以外はNICeユーザー(SNS登録者)を問わず
どなたでも参加できます。
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 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃編┃集┃後┃記┃ ┃  
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2012年も残すところ、あと10日となりました。
クリスマス、大掃除、仕事納め、新年を迎える準備と
何かと気ぜわしい時期ですね。
あと10日=まだ10日もある!
そう考えると、ほんの少しだけ、気が楽になります。

「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジン創刊号
いかがでしたでしょうか?
次号は2013年1月21日に配信予定です、どうぞお楽しみに。
(NICe事務局・岡部)


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■ 代表理事 増田紀彦

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