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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」13 中学生と携帯と学力テスト



都道府県別の特徴を調べていたら、面白いデータが出てきた。
「中学生携帯電話所有率」というもの。

2012年の所有率第一位は神奈川県で、実に81.3%!
いまどきの子どもは、侮れないな~と思ったのだが、
最下位の石川県を見てみると、わずか32・7%にしか達していない。
上下でけっこう差のある調査結果だ。

ちなみに神奈川県に続くのが東京都で76.9%。
以下、大阪府76.1%、千葉県75.2%、三重県72.0%、
埼玉県70.9%、京都府 70.0%と、ここまでが70%超。

反対に下から紹介すると、石川県に続くのが鳥取県の33.8%。
以下、山形県34.0%、長野県36.7%、秋田県36.8%、
福井県37.1%、青森県37.5%、新潟県38.8%、島根県39.1%となる。

これはわかりやすい!
降雪量の多い土地の子どもは携帯をあまり持っていないのである。
と言っていいと思うのだが、それはなぜなのかが肝心だ。

各地のいろいろなデータを見てみるとだんだん事情がわかってくる。
「核家族率の高さ」「通勤時間の長さ」「共働き率の高さ」
これらの調査による順位と携帯所有率の順位がほぼ同様なのだ。
つまり、順位の低い地域は、家族一緒の時間が長いということになる。
ゆえに子どもに携帯を持たせる必要性があまりないというわけだ。
「雪国≒家族一緒の時間が長い≒中学生携帯不要」という図式だ。

ちなみに、「中学生の学力テストの正答率」という調査結果もある。
これはなんと携帯電話所有率が高くなるほど、反対に低くなっている。
あらまあ……。

データは、相関するデータと重ね合わせて見ていくと面白い。

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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)にお送りしている
【NICe会員限定レター/「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン!】
増田通信・第13号(2012/10/07発行)より、抜粋してお届けしました。
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