一般社団法人起業支援ネットワークNICe

私が経営する会社の支出費目のひとつに「清掃費」がある。
要は玄関マットのレンタル費用だ。ダスキンに毎月500円を支払っている。

「500円ってことは1年で6000円だな」と思って帳簿の合計を見たら……。
あれれれれ？　なぜか6500円になっているじゃないか。

担当者に確認して、すぐに理由が判明した。
私は月1回支払いをするものと思い込んでいたのだが、
ダスキンのレンタルシステムは「4週間に1回のお取り替え」である。
4週間経つと使用したマットをキレイなマットと取り替えてくれるのだが、
その際に次の4週間分として500円を集金していくのだった。

4週間と聞くと、何となく1カ月と同じように感じるが
1年（365日）÷4週間（28日）＝13.0357回となり、
月決めの契約より1年に1回多く売り上げる事ができるのだった。
12回と13回では約1.08倍違う。

ちなみにダスキンは直近の部門連結売上高で約1711億円の企業だが、
クリーン関連が大半を占め、その売上高は約1122億円に達する。
単純計算ではあるが、もしも集金回数が13回ではなく12回だったら、
この1122億円は1036億円となり、一気に86億円も減収してしまうのだ。

似て非なるとは、まさに「4週間」と「1カ月」である。
みなさんの事業にも、この「サイクルマジック」を取り入れられないだろうか。

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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日（７と14で714（ナイス）！）にお送りしている
【NICe会員限定レター／「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン！】
増田通信・第14号（2012/10/14発行）より、抜粋してお届けしました。
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