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代表から

増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」74「水産大国ニッポンの建材(分解ネタpart1)」



信仰心を10とすれば、好奇心は1000、もしくはそれ以上の私である。
子供の頃、飼っていた金魚が死んだので、庭の片隅に埋め、
アイスの棒に「金魚の墓」と書いて手を合わせてからさほどもしないうちに、
その墓を暴いた。骨だけになった金魚の様子をどうしても見たかったのだ。

ところが、あるはずの場所に、それはない。骨の一本も出て来ない……。
私は母を疑った。こっそり死骸を掘り出して捨てたに違いないと。
金魚埋葬の少し前、私が室内でカマキリの子供を大量に孵化させた一件で、
母は相当ご立腹の様子だったから、こういう手で意趣返しに出たと判じた。
もちろん文句を言ってやった。いくらなんでもやり過ぎじゃないかと。

「何言ってるの。腐ったのよ」。

腐った? そりゃ皮や身は腐るだろうけど、骨は腐らないでしょ……。
当時の私は「分解」の威力を知らなかったから、その指摘は衝撃的だった。

ならば「これはどうだ」と、今度はシジミの貝殻を埋めてみた。
一定期間の後、掘り出すと、貝殻は貝殻のままで、ちゃんと残っていた。

骨は有機物だが貝殻は無機物。だから貝殻は分解されない。
今になれば、そういうことだと理解できる。

そう考えると、入手も加工も容易で、なおかつ耐久性にすぐれた貝殻は、
ひょっとすると建設資材の原料に適した素材なのではないかと考えた。

調べたら、すでにいくつかの企業や研究機関が開発に着手していた。
中でも目を引いたのが、路面用の平板にホタテの貝殻を用いる技術だ。

「ホタテの貝殻砂を用いたセメントモルタルでは、
靱性及び破壊エネルギーが増大し、変形抵抗性の優れた材料となる」という。
要するに、やたらともちがいい舗装材になるのである。やはり貝殻はすごい。

日本は世界有数の貝類消費国。どんどん食べて、がんがん資源を生産しよう!

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第74号(2015/4/14発行)より一部抜粋して掲載しました。
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