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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」124 似ていないような、似ているような



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<最近の秘策>  似ていないような、似ているような
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青森県での起業セミナーに、「中野渡」という名札をつけた女性参加者がいた。
女性で「わたる」は珍しいと思い、ご本人に尋ねると、
大笑いしながら「なかの わたる」ではなく、
「なかのわたり」という苗字だと教えてくれた。
青森県の十和田地域に多いそうで、青森の人なら、まず読めるらしい。

一方、沖縄県のセミナーには「仲村渠」という参加者がいた。
当然、「仲村(なかむら)」が苗字で「渠」が名前かと思ったら、
この3文字で「なかんだかり」と読む苗字なのだそうだ。
こちらは、沖縄本島南部に多いと教えられた。

さて、以上の二つの出来事から、皆さんは何を思うだろう?
「人名は難しい」「日本は広い」。確かにそうだ。
だが、私はちょっと違うことを思った。
「中野渡」と「仲村渠」という漢字を比べると、さほど似ていないし、
それぞれの漢字の意味を考えると、両者にはかなり隔たりがある。が、
「なかのわたり」と「なかんだかり」を発音してみると、実は似ている。

まだ、漢字を持たなかった時代の日本において、
二つの言葉の元になる古代語が存在していたのではないか? と、
私の推理は広がっていくのである。

別に、古代の話をしようというのではない。
「似ていないような、でも、似ているような、そんなもの……」。
私は、そういう物事に敏感というか、日常的にそれらを探す習慣がある。

そういえば、沖縄のセミナーのとき、那覇市内の楽器店でマラカスを買った。
沖縄らしく、ゴーヤの形をしたマラカスで、振ればいい音がする。
ところがこのマラカス、ゴーヤのヘタの部分がスポっと抜けるのである。
抜いたヘタの先に付いていたのは、マスカラだった(笑)。

「似ていないような、似ているような」物事探しは、商品開発の秘策である。


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第124号(2017/5/15発行)より一部抜粋して掲載しました。
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