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Vol.8【増田紀彦の視点:投票率低下と新自由主義】



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                       2013.7.22 
   「つながり力で起業・新規事業!」 メールマガジンVol.8

     
     起業支援ネットワークNICe http://www.nice.or.jp/

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このメルマガはNICeの活動に参加された方々、
またはNICe代表理事・増田紀彦と名刺交換をされた方々、
および全国の中小企業支援・創業支援機関の方々に送信しています



  ┃目┃次┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 
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【1】「事例に学ぶ! 新事業実現法」

 新たなつながりで誕生した新たなビジネス事例、
 その起点となる発想と実現へのポイントを紹介

【2】「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」

 厳しさを増す経済・経営環境に立ち向かうために、
 増田代表が送る、視点・分析・メッセージ

 第8回 
 投票率低下と新自由主義

【3】「pickup! NICeな仲間の日記から」

 全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い
 学び合うNICeのSNSの中から、投稿記事を転載

【4】最新情報
 NICe認定連携事業の第一弾「経営者のためのお悩み相談センター」
 説明会&特別セミナー 開催レポート、他8本

【5】活動予定
 8月・9月のNICeの主な勉強会




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    「事例に学ぶ! 新事業実現法」

     第8回
     知的障害児童とビジネスをつなげて
     心に響く、手書き文字プロジェクトを展開
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 東京都港区/NICe協力会員・鬼頭秀彰(きとう・ひであき)さん
 ZACCESS Consulting株式会社
 社会福祉プロジェクト キセキ ノ メイシ
 http://kiseki.co/
 NICe会員情報はこちら
 http://www.nice.or.jp/category/category/members/members-kanto
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◆文字が書ける“普通の”子どもたちと恊働関係に

ふと言葉に発することで、自分でも思わぬ発想が広がることがある。
「名刺ってどれも味気ないよね、印象に残る名刺ってどんなのだろう」

インパクトがあるものといえば、障害者が描くイラストだ。
個性的であり、さまざまな商品となって、社会的評価も上がっている。
だが、イラストを描けるのは、一部の才能を持つ人だけかもしれない。
でも、文字なら書ける子がたくさんいるのではないか。
その子どもたちが、誇りを持てるよう、ビジネスにできたら……。

2年半前、知人との会話をきっかけに、
知的障害のある子どもたちが書く文字を使って、
世界にひとつだけのオリジナル名刺『キセキ ノ メイシ』を始動したのが
ZACCESS Consulting(ザクセス コンサルティング)(株)の鬼頭秀彰さんだ。

最初に鬼頭さんが取り組んだのは、文字を書いてくれる協力者を探すこと。
ビジネスとしてきちんと成立させ、まっとうな利益を挙げ、
それを協力者たちに還元したい。
そんな鬼頭さんの思いに難色を示す施設担当者も少なくなかった。
いくつかの施設を訪ね、ようやく賛同してくれたのが、
一般社団法人からふるの代表であり、NICeのメンバーでもある、
社会起業家の吉澤泉さんだった。


◆批判はチャンスととらえ、発信情報の質量を改善

福祉だから安かろう悪かろうではダメだと、品質にこだわり、
プロのデザイナーと信頼できる印刷業者を選定した。
注文をサイトで受け、手書き文字をからふるへ依頼する受注生産方式で、
売上げの20%をからふるへ還元する仕組み。
少しでも還元を増やそうと、Webサイトは鬼頭さんが自作した。

トライアルを重ね、2011年11月、専用サイトを正式オープン。
本業であるコンサルタントの本領を発揮し、プレスリリースを配信した。
その甲斐あって翌年2月に大手新聞社などの取材を受けた。
反響は大きかった。が、批判的な意見も出始めた。
「社会的弱者を食い物にしている」と掲示板に投稿されたこともあった。
だが、鬼頭さんは、それを逆に「ありがたい」という。
「面と向かっては言えない本音を教えてもらえるのだから。
そういう見方もあるよね、それじゃ、もっと伝わるよう改善すればいい」と。

何より、子どもたちが喜々として文字を書いてくれることが励みになった。
ていねいに書かれた文字が手元に届くたび、
味があると感動し、手書きの大切さ、力強さを再認識するという。


◆小さなパーツも組み合わせひとつで、新しい形に

「人って、ちょっといいことがしたい、でもその機会がなかなかない。
『キセキ ノ メイシ』は、その小さなきっかけになれるのではないか」
鬼頭さん本人もそうだという。福祉への関心が特別高いわけではなかった。
“いいこと”を始めることで、別の“いいこと”にアンテナが立ち、
次の善意へとつながって、循環していく。雪だるまのように。

このプロジェクト、まだまだ成長を遂げている。
間もなく全国でお披露目予定の、15万枚ものポスターもそうだ。
複数の子どもたちが描くパーツを合わせ、ひとつのデザインを完成させた。
駅で見かけたら、きっと号泣するだろうと鬼頭さんは笑う。既に涙目だ。
そして10月には、来場者12万人のTOKYOデザイナーズWEEKにも出展する。
次にどんな“奇跡”を呼ぶのだろう。

多くの人ができること、よくあるものは、「普通」「当たり前」と思いがち。
だが、そう思われるものの中にこそ、奇跡の種が眠っている。
要は、組み合わせ方ひとつだ。
ふと発する自分の言葉に、それを見つけるきっかけが潜んでいることも多い。



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    「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」

     第8回 
     投票率低下と新自由主義
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【人々が、投票所に行かなくなった理由】

このコラムが皆さんの目にとまる頃には、新たな政治地図が完成している。
参議院の議席の割り振りは、大方、マスコミの予測どおりだと思う。
むしろ私が気になっているのは、投票率の行方だ。
(これを書いているのは、投票日の3日前)

恐らく、記録に残る低さではないかと予想する。良くて50%台中盤か。
天候次第では、50%を切る可能性も否定できない。

ではなぜ、人は投票所に行かないのか。政治に関心がないからだ。
ならばなぜ、人は政治に関心がなくなったのだろう。

「現状に満足しているから」と考える人もいるだろうし、
「今後に期待していないから」と考える人もいるだろう。
どちらも一理あるし、あるいは、両方の合わせ技かもしれない。
このへんを突き詰めると、社会学の領域になりそうで、私の手には負えない。
だが、経済の面からも低投票率の要因を探ることはできる。

投票率の低下には、新自由主義の台頭が間違いなく一役買っている。


【政治を嫌う人々が、政治家を動かす】

ウィキペディアによれば、新自由主義とは、
『社会的市場経済に対して個人の自由や市場原理を再評価し、
政府による個人や市場への介入は最低限とすべきと提唱する』ものとある。

ご存じのとおり、現代の資本主義は規制を嫌い、スピードを好む。
ひとつの事柄に対して、「それはなぜ」だの「どうなるのか」だの、
「いい」だの「悪い」だのと、延々話し合いを続ける政治という手法は、
ある意味、グローバル資本主義の最大の敵と言えなくもない。

ところが面白いもので、
この政治を嫌う人々こそが、政治家にとって最も侮れない存在になっている。
なにしろ利潤を稼ぎ出すのは、どの国においても、この人たちだからだ。
前回のコラムで書いた、
「政権が楽天の三木谷氏に逆らえない」現象などは、まさにその典型だろう。

ゆえに政府(政権)は、稼ぎ手の意向を組み、
諸々の規制(法)を撤廃ないしは緩和することで、
「面倒くさい話し合い」を経由せずに、
資本が迅速に市場を獲得できるよう、ルールを変更していくわけである。


【政治不要なら、投票率は下がって当たり前】

かつて資本は、自分たちの味方をしてくれる政治家を選出すべく、
有形無形のコストを投じて、人々を投票所へと駆り立てた。
当然、「そうはさせじ」という勢力も、必死に投票所へ人を送り込んだ。
だから参院選では、長らく60~70%台の投票率が記録されてきた。

だが、新自由主義は、
政治を排して市場の創出・獲得・拡大を目指す考え方だから、
資本は手間隙かけて、「いい政治家」を生み出す必要がない。
そうなると、対抗側も、別の「いい政治家」を立てる動機を失ってしまう。
かくして、選挙の投票率は低下の一途をたどる……。


【価値とは、「面倒くささ」を乗り越えてこそのもの】

しかし、歴史をひもとくまでもないことだが、人類の進歩や発展は、
何より、面倒くさいコミュニケーションの産物だったはずだ。
政治とは、ことの是非を調整するためのコミュニケーションに他ならない。
であれば、慎重さや入念さが、手っ取り早さに劣ることなどもない。
むしろ、面倒くささを乗り越えた価値こそが、新時代の規範となる。

結論。
政治に無関心とは、その実、コミュニケーションに無関心ということだ。

チェックや合意を軽んじる新自由主義に将来性がないよう、
コミュニケーションに無関心な人が指揮する事業の将来性も、危険である。

7月21日、あなたは、投票所へ出かけただろうか?

<一般社団法人起業支援ネットワークNICe 代表理事 増田紀彦>



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    「pickup! NICeな仲間の日記から」

     第8回
     佐藤浩崇 さんの『個人事業の醍醐味』
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合う
NICeのSNSの中から、ご本人の承諾を得て投稿記事を転載。
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法人にした方がよいでしょうか・・・?

よく聞かれます。

法人にするメリットも少なくありませんし、
税金の事だけを考えても、法人にして、役員報酬という形で収入を得た方が、
税金は少なくなることが多い。

それは分っているけど、私は、個人事業のダイナミズムも捨てたものじゃない・・・と思っている。

というのも、税金の計算上、個人事業の場合、給料という概念はありません。
収入から経費を差し引いたもの、そのすべてに所得税が課税されます。

一方、法人の場合、
法人として、益金から損金を差し引いた「所得」に対して法人税が課税されます。
そして、社長である事業主は、会社から役員報酬をを受けますが、
その報酬は、会社の儲けが多かったからといって、
事業年度の途中で増やすということは原則的にできません。

事業年度の初めに、決めた報酬額以上の支給を受けることはできないのです。

だから、いくら会社の業績が良くても、その利益は、会社に帰属します。
出資を通じて、間接的に会社を支配しているのは、社長(事業主)だとしても、
個人名義で余剰金を貯金することもできませんし、
そのお金を個人的な費消に充てることもできません。

個人事業では、稼いだものは、すべて事業主個人のもの。
それをどう使おうが、誰にも文句を言われる筋合いのないモノ。

頑張れば、頑張った分、すべて自分のものになる。
決まったものを決まった額だけもらう、サラリーマンと大きく違うところでもある。

自分のものになるのだから、頑張り甲斐もある。
それが個人事業の醍醐味だと思っている。

うちも法人にしようと思えば、条件はそろっているので、できるのだけど、
この醍醐味を失うことの寂しさを考えると、
やっぱり個人事業の方がいいや!と思えるのです。


※2013年5月28日投稿
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 東京都日野市/NICe正会員・佐藤浩崇 (さとう・ひろたか)さん
 佐藤浩崇税理士事務所
 NICe会員情報はこちら
 http://www.nice.or.jp/category/members/members-tokyo/page/4

●NICeのSNSの中に投稿されている、フレンドからの紹介文
「NICeを通じてお人柄に惹かれ、いつかじっくりお話をうかがいたいと
ずーーっと思っていたおひとりです。
その念願がかない、取材という形で、独立までのこと、現在のこと、
そして、お仕事への想いをうかがわせていただきました。
http://entre.yahoo.co.jp/casebook/0164/index.html
その信念に、温かさに、情熱に、ますます惹かれました。
世の中の税理士さんのお手本ともいえる『砂糖さん』と、
皆さん、ぜひつながってください」



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    NICe最新情報→ http://www.nice.or.jp/info


《news》 7月19日更新
  8月11日開催 新宿スマイル 
  NICeブースの出店場所はモア4番街に決定
  http://www.nice.or.jp/archives/16510
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《Mr.NICe》 7月15日更新
  増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」26
 「サービス」
  http://www.nice.or.jp/archives/16498
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《report》 7月12日更新
  コミュニケーション勉強会2013セッション2
  (会員主催) 開催報告
  http://www.nice.or.jp/archives/16487
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《event》 7月08日更新
  9月21・22日開催予定 増田代表が個別相談にも応えます 
  起業・新規事業セミナー&相談会 in 久留米(福岡県)
  http://www.nice.or.jp/archives/16414
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《Mr.NICe》 7月08日更新
  増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」25
 「腰痛大国」
  http://www.nice.or.jp/archives/16406
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《report》 7月07日更新
  NICe認定連携事業の第一弾
  経営者のためのお悩み相談センター説明会&特別セミナー 開催レポート
  http://www.nice.or.jp/archives/16361
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《news》 6月29日更新
  「女性のためのプチ起業セミナー」復興釜石新聞にも掲載
  http://www.nice.or.jp/archives/16330
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《report》 6月25日更新
  発揮しようぜ! つながり力。熱くしようぜ! 新宿
  <頭脳バトル> 開催レポート
  http://www.nice.or.jp/archives/16154
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     NICeのリアル活動、イベントや勉強会等のお知らせ


8月11日開催 新宿スマイル2013  東北応援NICeブース出店
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8月20日開催 第11回 NICe東海 頭脳交換会 with 増田紀彦代表
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8月21日開催 第15回 たまビジネス元気塾(会員主催)
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8月22日開催 第16回 「講師の講師による講師のための勉強会」(会員主催)
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8月28日開催 NICe認定連携事業
  「経営者のためのお悩み相談センター説明会&特別セミナー」in 大宮
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9月07日開催 コミュニケーション勉強会2013 第3回(会員主催)
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9月07日開催 NICe関西勉強会(会員主催)
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9月07日開催 <NICe主催>本気のファシリテーション講・基礎編
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9月08日開催 <NICe主催>本気のファシリテーション講・実践編
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9月14日開催 NICe東海勉強会(会員主催)
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9月21日開催 NICe起業・新規事業セミナー in 久留米
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9月22日開催 NICe起業・新規事業セミナー受講者限定相談会 in 久留米
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上記はNICeのSNSユーザー(SNS登録者)を問わずどなたでも参加できます。
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 活動予定・活動報告はこちら→ http://www.nice.or.jp/real
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 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃編┃集┃後┃記┃ ┃  
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メルマガvol.5(http://www.nice.or.jp/archives/15184 )で紹介した
新潟県十日町市の『白羽毛ドリームファーム』さんが
7月28日(日)から31日(水)まで、
東京・日本橋の三越向かい「ブリッジにいがた」で物産展を開催します。
棚田の里でつくる自慢の魚沼産コシヒカリに加え、
トマト・きゅうり・すいか・とうもろこしなどの新鮮な夏野菜や、
地元の特産品もたくさん用意してくるそうです。
売り子のお手伝いに、小林京子理事や岡部もお邪魔する予定です。
どうぞ遊びにいらしてくださいね。

そして、8月11日(日)は、東京・新宿の東口一帯をジャックする
来場者数50万人のフェスティバル・新宿スマイルに、
岩手・宮城・福島を応援する「NICeブース」が登場します!
3つのブースに、3県の郷土料理や特産品、お酒、フルーツ、
応援グッズなどなど、選りすぐりの商品と情報と笑顔を取り揃えようと、
ただ今準備のまっただ中です。
NICeブース以外にも、
東口全体でのイベントや趣向を凝らした屋台が盛りだくさんです。
みなさん、ぜひ8月11日、東京・新宿へ遊びにいらしてください。
NICeのブースは、新宿通りと靖国通りを結ぶ石畳の通り「モア4番街」です。
笑顔でお待ちしています!


「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.8
いかがでしたでしょうか?
次号は2013年8月21日に配信予定です、どうぞお楽しみに。
(NICe事務局・岡部)


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 http://www.nice.or.jp/login
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■ 発行: 一般社団法人起業支援ネットワークNICe
■ 〒152-0001 東京都目黒区中央町2-6-8-1F
■ URL:http://www.nice.or.jp/
■ TEL&FAX (03) 6316-9029
■ Email: jimukyoku@nice.or.jp
■ 代表理事 増田紀彦

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           Copyright(C) NICe
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